以下、シナリオ本編です(ネタバレ注意!)

地図は、上が北となっています。

「岩山」の箇所について尋ねると、巨大な岩山が立ちはだかっていて、入ることはできないと教えてくれます。また、隣の区画に移動するために必要な時間は1時間です。

 

 

ティファニー「気を付けて行って下さいね。きっと、忘れられない素敵な冒険になりますよ!」

 

宿の少女に見送られると、探索を開始します。この地域は朝夕の寒暖差が大きく、霧に包まれた草原を進みます。

 

3 拠点の捜索

 

○GM向け記載事項

森林地帯の詳細は、以下のようになっています。

宿を出たのを午前7時として、10分単位で時刻を管理します。処理が面倒に感じるなら、1時間単位で丸めて処理します。

18時から6時の間は、夜間です。暗闇対策が必要です。宿に戻って宿泊することもできますが、宿泊料が再度必要です。睡眠を取らないまま6時を過ぎると、不眠によるペナルティが発生します。

また、午前6時から9時の間も視界が悪いことによるペナルティ修正(-2)を受けますが、暗闇対策をすれば不利益を受けません。〈たいまつ〉は「用法:1H」です。

野営をしても襲撃はありませんが、少なくとも1人は見張りを立てて下さい。

 

 

○のエリアで目標値20の探索判定に成功したら、代表者は1d(草原)または2d(森)を振って以下のアイテムを人数分入手します。

〈幸運のお守り〉や《トレジャーハント》等の効果を含めることができます(上限12)。

※()内は売却価格です

 

出目

1:なし

2:救命草(15)

3:救難草(50)

4:魔香草(50)

5:魔海草(125)

6:魔晶石(3点)(150)

7:消魔の守護石(2点)(200)

8:月光の魔符+1(250)

9:フェアリードロップ(500)

10:強力タビットにんじん(800)

11:永久氷片(1500)

12:一角獣の角(3000)

 

特記があるエリアについては、以下のチャプターを参照して下さい。

 

3-1 手帳

3-2 死体

3-3 ドラゴン

3-4 妖精

3-5 落石

3-6 石板

3-7 神像

3-8 服従の誓い

3-9 不死の女王

 

3-1 手帳

 

池があります。探索を試みると、手帳を発見します。手帳を開くと、何か書かれています。

 

ノスフェラトゥ語が読文可能なキャラクターは、以下の内容が分かります。

 

?「魔法文明時代の石の扉の合言葉、美しさに勝る価値はなし」

 

ノスフェラトゥ語の読文が可能なキャラクターがいなければ、目標値20で見識判定を行います。成功すればノスフェラトゥ語であると分かります。【トランスレイト】で内容を知ることができます。

また、ノスフェラトゥ語(→Ⅱ33頁)について、必要なら情報を開示します。

 

3-2 死体

 

池があります。探索を試みると、蛮族の死体を発見します。見識判定をどうぞ。

 

11以上:ハイゴブリン(→BM103頁)であると気付きました。

16以上:ハイゴブリンメイデン(→BM110頁)が率いていた可能性に思い当たりました。

 

足跡追跡判定(目標値20)に成功すれば、足跡が東に続いていることが分かります。

 

3-3 ドラゴン

 

池があります。探索を行えば、全長20mに達する巨大なドラゴンが舞い降りてきます。魔物知識判定が可能です。

 

グレータードラゴン(→ML178頁)

知名度18、弱点値24

 

ドラゴンは、交易共通語で問いかけます。

 

?「こんなところに人族とは珍しい。何用かね?」

 

森の住民に危害を加える意図がないことが分かると、心を開いてくれます。石の扉について尋ねると次のように言います。

 

?「東に進んだ先の草原に、石板がある。読んでみてはどうじゃ?」

 

3-4 妖精

 

池があります。探索を行っていると、エルフ耳のふくよかな姿をした女性がやってきます。

 

彼女は、交易共通語で尋ねます。

 

?「どうしたの?何か困ったことでもあるの?」

 

魔物知識判定に成功すれば、以下の情報を開示します。

※古代種妖精は、フェアリーテイマー技能で自動判別できません

 

アマルテイア(→ML189頁)

知名度19、弱点値21

 

※魔物知識判定に失敗したなら、妖精使いのアリアドネが次のように言います

アリアドネ「古代種妖精…かな」

 

○GM向け記載事項

アマルテイアに戦闘を仕掛けると、怒り狂う巨大なドラゴンが飛来して加勢します。

 

グレータードラゴン(→ML178頁)

知名度18、弱点値24

 

森の住民に危害を加える意図がないことが分かると、心を開いてくれます。石の扉について尋ねると、戸惑いながらも彼女は言います。

 

?「そうね…ここから東に行った先に、石でできた棺があるわ。開けたことはないけれど…」

 

また、彼女は「豊穣の角杯」でPCたちのHPを回復してくれます。

 

3-5 落石

 

岩山に隣接した草原地帯を通過します。では、危険感知判定(目標値20)をどうぞ。

 

全員が判定に失敗したなら、落石の直撃を受けます。

 

成功:頭上からの落石を察知し、なんとか避けることができました。

失敗:頭上から落石の直撃を受けました。全員「25+威力50」の物理ダメージをどうぞ。

 

○GM向け記載事項

落石が発生するのは、1エリアにつき1回です。また、別のエリアで落石が発生していれば、次からは危険感知判定の達成値に+4のボーナス修正を得ます。

 

3-6 石板

 

草原地帯に出ました。ここでは、探索を行うことができます。

 

20以上:石板を見つけました。文字が書かれています。

 

○GM向け記載事項

探索判定に失敗したなら、所要時間増大の再挑戦が可能です。所要時間は1時間となります。

 

魔法文明語が読文可能なキャラクターは、以下の内容が分かります。

 

石板「合言葉、美しさに勝る価値はなし。魔法文明語で唱えよ」

 

読文可能なキャラクターがいなければ目標値8で見識判定を行います。成功すれば魔法文明語であると分かります。

石板は重く、持ち運ぶことはできませんが、紙に写すならグレータードラゴンに読んでもらうことはできます。

 

3-7 神像

 

草原地帯に出ました。探索を試みると、石でできた棺を見つけます。

 

棺に対して探索判定(目標値12、非自然環境)を行えば、危険はなく、魔法の鍵(目標値16)で施錠されていると分かります。

 

○GM向け記載事項

解除判定は、成功するまで何度でも再挑戦できます。所要時間は一律10分です。

 

中には、翼の生えた全裸の女性の神像があります。

 

目標値20の見識判定に成功すれば、ツァイデス(→ET51頁)の神像であると分かります。必要ならツァイデスに関する情報を併せて開示します。

 

※見識判定に成功したなら、アリアドネが次のように言います

アリアドネ「第二の剣の神だよ!みんな、不死の女王の眷属と戦うことになるかも」

 

神像は軽く、簡単に持ち運ぶことができます。神像は、石の扉の台座に設置することができます。

 

3-8 服従の誓い

 

森林地帯を進みます。探索を試みると、直後、重い鎧と背丈を遥かに越える巨大な武器を身に着けた4体の蛮族が、汎用蛮族語で威圧してきます。

 

蛮族A「お前たち、この森、なぜ、来た」

蛮族B「姫様、奪いに、来た?」

蛮族C「姫様、敵、皆殺し」

 

戦闘は避けられないようです。騎士のような蛮族が4体と、少女の姿をした蛮族が1体います。

 

ハイゴブリンファナティック(→BM108頁)×4

知名度11、弱点値16

 

ハイゴブリンメイデン(→BM113頁)

知名度15、弱点値20

 

○戦闘配置(上級戦闘)

0m:ハイゴブリンメイデン

5m:ハイゴブリンファナティック×4

 

PCは、15~20mの任意の座標に配置します。

 

では、戦闘準備をどうぞ。

魔物知識判定(目標値11/16、15/20)をどうぞ。

先制判定(目標値20)をどうぞ。

 

襲ってきた蛮族を倒しました。アリアドネが言います。

 

アリアドネ「服従を誓うことに喜びを感じているみたいだったね…私はよく分からないよ」

 

3-9 不死の女王

 

森林地帯を進みます。探索を試みると、大きな石の扉の入口を見つけます。また、壁には魔法文明語で「合言葉」と書かれていて、台座もあります。また、扉には魔法がかけられていて、破壊することはできないように感じます。

 

読文可能なキャラクターがいなければ目標値8で見識判定を行います。成功すれば魔法文明語であると分かります。

 

また、この扉のついた建物の建築様式について、文明鑑定判定(目標値16)を行うことができます。成功すれば、魔法文明時代後期の建造物であると分かります。

 

聞き耳を立てるなら、目標値20で微かにバサバサと羽音が聞こえます。

 

○GM向け記載事項

魔法文明語で合言葉を唱えるか、台座にツァイデスの神像を設置すると、扉が開きます。

 

○合言葉を唱えるか、神像を設置した後の描写

ゆっくりと扉が開きます。中は明るく、奥に祭壇のようなものが見えます。内部は聖堂のようです。

 

さらに、2人の男女の姿が見えます。男性はマギテックシューター、女性は神官です。

 

神官の女性は振り返って言います。

 

?「…ふふ。あなた達が来るのを楽しみにしていましたよ。わざわざ会いに来てくれるなんて、私、とても嬉しいです」

 

その声に聞き覚えがあります。その素顔は、宿の少女ティファニーでした。彼女の胸には、ねじれた輪の聖印が見えます。

見識判定(目標値12)に成功すると、不死の女王ツァイデスの聖印であると分かります。

 

ティファニー「私は田舎で育ちました。主の声は5歳の頃に初めて聞きましたが、本当に欲しいものなんてなかったのです。…あなた達に会うまでは」

ティファニー「鍛え抜かれた戦士の肉体。聡明な魔術師の頭脳。…こんなに美しいものは、私の知る小さな世界にはありませんでした。そんな時、主の声が聞こえてきたのです」

ティファニー「『己のものとせよ。それによってのみ、彼らに価値を与える』と。栄誉あることです。あなたは私に服従するたび、喜びを感じるようになります」

ティファニー「私は優しいので、できれば痛い思いはさせてあげたくないのですが…抵抗するというのなら、少しだけお仕置きが必要ですね。さあ、私のものになって!」

 

彼女がそう言った後、20cmほどの3体の蝙蝠が2人の前に飛んできたかと思えば、人族の男性の姿に化けます。

ティファニーは、あなた達を服従させようとします。拒むなら、戦闘は避けられないでしょう。

 

ムルシエラゴ(→ML90頁)×3

知名度19、弱点値22

 

ドワーフの狙撃手(オリジナルモンスター)

知名度15、弱点なし

https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=eSSHDB

 

エルフの大神官(オリジナルモンスター)

知名度16、弱点なし

※〈剣のかけら〉を13個追加する

https://yutorize.2-d.jp/ytsheet/sw2.5/?id=IVNq8u

 

アンデッドジェネラル(→ML140頁)

知名度16、弱点値20

 

○戦闘配置(上級戦闘)

0m:ドワーフの狙撃手、エルフの大神官、 アンデッドジェネラル

10m:ムルシエラゴ×3

 

PCは、20~30mの任意の座標に配置します。

 

では、戦闘準備をどうぞ。

魔物知識判定(目標値19/22、16/20、15/なし、16/なし)をどうぞ。

先制判定(目標値19)をどうぞ。

 

○GM向け記載事項

不死の女王ツァイデスの特殊神聖魔法(→MA113頁)は、吸血鬼を象徴する魔法が多いです。

【スピリット・ドミネイション】【アルティメット・ビーイング】などは、彼らの世界観を体現するに相応しい魔法です。

アンデッドジェネラルは強敵です。防護点または回避力の高いキャラクターでなければ、1ラウンドの攻撃すら耐えることは難しいはずです。魔物の回避力を下げる手段と併せて先攻1ラウンドで確実に仕留めるか、回避に特化したフェンサー等でひたすら回避することになるでしょう。

生死判定は省略しますが、狙撃手と大神官は気絶として扱います。なお、ティファニーを残して敵対的なキャラクターを全滅させたら、彼女は降伏します。

 

○進行チャート

勝利時:「4 救済」→「5 エピローグ」

敗北時:「6 祭壇」

 

4 救済

 

戦闘に勝利しました。2人を拘束します。

 

続いて、証拠品の押収のため聖堂を捜索します。では、異常感知判定(非自然環境)をどうぞ。

 

○失敗(達成値15以下)

ティファニー「…死こそ最高にして最後の美。せめて、綺麗なまま終わらせて」

 

銃声が響き、彼女は力なく倒れ込みます。ティファニーはどこかに隠し持っていた銃で彼女の心臓を撃ち抜きました。死の間際に、彼女は言います。

 

ティファニー「すぐにあなたの元へ…ツァイデス様」

 

○成功(達成値16以上)

しばらくすると、少女が何かつぶやいたのが聞こえました。振り返ると、彼女を縛っていたはずの縄が緩み、両手が自由に動かせるようになっています。

 

ティファニー「負けてしまいました。とても残念です。…死こそ最高にして最後の美。せめて、綺麗なまま終わらせて」

 

彼女は隠し持っていた銃を彼女の胸に突きつけ、心臓を撃ち抜こうとします。…が、その手は震えています。

 

誰も止めようとしなければ、アリアドネが言います

アリアドネ「こんなところで死ぬのは駄目だよ!目を醒まして!!」

 

止めようとするあなた達を見て、ティファニーは思い留まります。銃を手放すと彼女は言います。

 

ティファニー「あなたは、私の死を望まないのですね?悪くないです。あなたに服従するのも。私のことは好きにして下さい」

 

5 エピローグ

 

無事、事件を解決することができました。依頼を達成してギルドに帰還したあなた達は後日、事件の経緯を知ることになります。

 

ドーデン地方を中心に暗躍しているカルト集団とは、第二の剣の大神、不死の女王ツァイデスを信仰する眷属でした。

 

ツァイデスの教えの一つに、徹底した秘密主義が挙げられます。これまで、捜査が難航してきたのはその秘密主義ゆえです。しかし、彼らと取引していた蛮族が指令書を持ったまま討伐されたことで、調査は進展を見せます。

 

彼らの幹部の1人が、あなた達と交戦したマギテックの狙撃手です。ウィリアムは偽名で、本名は村の誰にも明かしていませんでした。

 

彼は正体を隠すため約1年前にドーデンを離れると、人里離れたブルライトのディガット山脈の麓の村に移り住んできました。善良な市民を装うため、畑を耕しつつ、村人に喜ばれる蛮族退治の仕事を引き受けるようになります。

 

彼とティファニーは同じ神を信仰する者同士でしたが、彼らの徹底した秘密主義のため、今回の調査までの一年間その事実を知ることはなく、互いを善良な市民であると錯覚していました。

 

あなた達が探索を開始した後、狙撃手の男が蛮族退治から戻ってくると、ティファニーが彼の帰りを待っていました。

 

彼女は、興奮した様子であなた達の話をした後、この森にドーデンから来たカルト集団の幹部が潜伏していると聞いたけど、ウィリアムが倒してくれるよね、と言いました。

 

男は厄介なことになったと思いながらも、美しさに執着する彼女の様子を見逃しませんでした。彼は「己のものとせよ。それによってのみ、彼らに価値を与える」と言います。

 

ツァイデスの格言を聞いたティファニーは一瞬、驚いた表情を見せます。すぐに取り繕おうとしますが、彼は「大丈夫」と言って隠していたねじれた輪の聖印を見せました。

 

カルト集団の幹部であることは伏せていましたが、冒険者パーティを撃破することができたら、後に彼女を仲間に迎えるつもりでした。

 

そして、配下のムルシエラゴと合流してあなた達を待ち構えていましたが、計画はあなた達によって阻止されます。官憲に引き渡された狙撃手の男はドーデンに移送され、取り調べや押収品の裏付けで以上の内容が判明しました。

 

○GM向け記載事項

ティファニーが生存していれば、以下の後日談が追加されます。

 

やがて秋が過ぎ、雪の降りつもる季節となりました。

依頼を引き受けたあなた達がギルドを出ると、神官の女性がギルドに入ろうとしていました。その顔に見覚えがあります。



ティファニー「…お久しぶりです。その、この前は色々とご迷惑をおかけしました」

 

神官の女性は、ティファニーです。ただし、彼女の胸にはねじれた輪ではなく、五芒星をかたどった聖印がかかっています。導きの星神ハルーラの聖印です。

 

冒険者ギルドに依頼を出すために神殿から歩いてきたようです。近況について尋ねると、彼女はその後の経緯を話してくれます。

 

ティファニー「カルト集団の関係者ではないことが判明すると、私は解放されました。ただし、不死の女王への信仰を放棄することが条件でした」

ティファニー「【レベレイション】の儀式を受け、私はハルーラ神官になりました。そのまま、王国に移り住むと、神殿に所属して祈りを捧げる日々が始まりました」

ティファニー「迷える私に進むべき道を照らしてくれたこと、感謝しています。あの時早まらなくてよかったです。お陰で、幸せな日々を生きています。導く者こそ、心強くなければなりません」

 

最後に、とティファニーは言います。

 

ティファニー「私はこの今の幸せにとても満足しています。でも、私には夢があるんです」

ティファニー「私はいつか、皆さんのような冒険者になりたいです。その時は、できたら…皆さんと一緒に、冒険がしたいです」

 

6 祭壇

 

ティファニー「お目醒めになったのですね?…素敵な寝顔でしたよ」

 

ティファニーは、あなた達の顔を覗き込みながら言います。

 

戦闘に敗れたあなた達は気を失いました。ですが、幸運にも不死の女王の眷属達にとどめを刺されることはありませんでした。

 

祭壇を見ると、何やら儀式を行っていた痕跡があります。しかし、そんなことは最早どうでもよい話です。…彼女の笑顔さえあるなら。

 

ティファニーがその場を離れると、先ほど敵対していたムルシエラゴの3人が、今度は「ようこそ」と言って深々とお辞儀をします。今やあなた達は彼らと志を同じくする者です。

 

ティファニー「永遠。ふふ、なんて美しい響きでしょう。一緒ですね。これから、ずっと」

 

神官として人族の限界を超越しつつあるティファニーはやがて第二の剣の小神として神格を得ます。彼女のお気に入りであるあなた達は不老不死の身体を授かると、忠実な使徒として邪神ティファニーの教えを広めるために暗躍するでしょう。

 

7 追記

 

「2 宿の少女」について、ティファニーを疑った場合の処理を追記します。カルトと第二の剣の神々の信奉者を結びつけて考えるなら、村人の信仰する神を調べるのは妥当な結論です。

 

神聖魔法【ディテクト・フェイス】をティファニーに行使すると基準値21(28)で精神抵抗力判定を試みます。妖精魔法【マインドリード】も同様の効果が期待できます。

 

抵抗に失敗したらツァイデスを信仰する13レベルのプリーストであることが分かります。このとき、彼女は大人しく拘束されます。聖印を身に着けていないため、神聖魔法は行使できません。

 

プレイヤーの試みが失敗しても、抵抗された以上は、疑うに足る理由があるでしょう。彼女の自室を探索(目標値20、非自然環境)すればツァイデスの聖印(見識判定:目標値12)を発見します。

 

ティファニー「そんなに疑うなら私の部屋を調べて下さい。何も出なかったら出て行ってもらいますからね!」

 

この場合も、彼女は大人しく投降しますが、家宅捜索を行ってもカルト集団とは無関係であることが分かるだけです。これだけでは依頼達成になりません。

 

この分岐を進んだら、ティファニーは自決を試みることはありません。彼女を拘束した場合も地図は偽りなく作ってくれます。また、ご飯も作ってくれます。

 

邪教の大神官ティファニーは【レベレイション】で無力化できます。このとき、彼女の信仰は魔法を行使したキャラクターと同じ神となります。

 

レベル10以上のプリーストが1人もいなければ、アリアドネ(ハルーラ神官)が【レベレイション】を行使します。

 

「3-9 不死の女王」でティファニーは登場せず、残りの魔物と交戦しますが、エルフの大神官の経験点(130点)を得ることは可能です。「5 エピローグ」において、ウィリアムと名乗る男とティファニーが接触していないため、一部の描写が省略されます。後日談は同じです。

 

【ディテクト・フェイス】を行使して彼女を疑ったにも関わらず、正体を暴くことができなかったら宿を追い出されます。地図は作ってくれません。

 

〇報酬

7500G(基礎)+2500G(条件:ティファニーの生存)

1000経験点(基礎)+1250経験点(魔物)

1成長


○剣のかけら

13個


○次回

(9月下旬公開予定)


○サンプルキャラクターの解説