目次

聞き込み判定とは

任意の技能について

公式シナリオの技能例

聞き込み判定の簡易案

まとめ


聞き込み判定とは

ルールブックⅡ40頁の記載を要約しました。


基準値:任意の技能+知力ボーナス

所要時間:1時間

社会的立場を使って不特定NPCと接触し、真相への手がかりを得るための判定です。技能は、場面に応じて指定します。


シティアドベンチャーのシナリオを自作する際、聞き込み判定は頻出の判定ですが、問題は「任意の技能」の解釈です。


どのような技能を指定すべきか、公式シナリオの例を踏まえて考察したいと思います。


任意の技能について

ルールブックⅡ42頁には、バード技能を用いた聞き込み判定の例が紹介されています。


バード技能を持つ者は、吟遊詩人と呼ばれます。


酒場の聞き込みはバード技能が有効とするのが一般的です。


より詳細な方針について、ルールブックⅡ43頁に記載があります。


公式シナリオの技能例

公式シナリオの聞き込み判定例を紹介します。

※水の都に沈む闇、グリフォンロード


 ファイター or プリースト+知力ボーナス

蛮族の襲撃後、群衆から聞き込みを行った際の判定例です。


慌てふためいている人々から聞き込みを行います。


ファイター技能で腕力を示すか、人々を落ち着かせる話術が可能なプリーストが有効と判断されているようです。


 スカウト or プリースト+知力ボーナス

街中で聞き込みを行う際の判定例です。


スカウトは斥候と呼ばれます。


盗賊系の技能ですが、ここでは情報屋、便利屋という文脈が強く、聞き込みに長けていると考えることができるでしょう。


イメージとしては、探偵に近いかもしれません。


神官(特に、信者の多いティダンやライフォス)は、社会的信用があるとされます


プリーストのお願いなら、市井の人は喜んで協力してくれるかもしれません。


 スカウト or バード+知力ボーナス

酒場で聞き込みをする際の判定例です。


聞き込みに長けているスカウトや、吟遊詩人のバードが有効と考えられます。


聞き込み判定の簡易案

オリジナルシナリオ卓では、簡易的に


冒険者レベル+知力ボーナス


で判定を行うことも多いです。


簡易的な手段と言いましたが、同業者(冒険者ギルドに集まっている冒険者)から聞き込みするような場合は、実力が高いほど重要人物と認識されるため、妥当な基準値と考えることができるでしょう。


あるいは、適用する技能について、GMからの指示ではなく「この技能でこのように人々に協力をお願いしてみるのはどうか」とPLから提案を募るのも手です。

※PLがある程度ロールプレイに慣れていることが前提です


まとめ

聞き込み判定に適用される「任意の技能」は、技能のイメージが大事


簡略化して「冒険者レベル+知力ボーナス」で行うこともある


GMの指示ではなく、PLから提案を募る方法もある


次回