コメント、いつも楽しく読ませてもらってます。 | 奥浜レイラオフィシャルブログ「L→R」powered by Ameba

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そういえば、年末にこんなコメントをいただいてました。

”毎年、レイランキング楽しみにしています。書籍編はございませんか?”

いつも楽しみにしていただいて、ありがとうございますー!とても嬉しいです。毎年、という所に特にときめきました。
重ね重ね、嬉しいです。感謝感謝。
書籍編、とのことでちょっと考えてみましたが、音楽や映画ほどの量を読んでいない上にだいぶ偏っているので(笑)ランキングにするのは難しいかなぁ~なんて考えてました。
あと、本は刊行されてからリアルタイムで読んでいないものが多いので、今年のと銘打つのが難しいですね。

でも、たったお一人からですが(笑)リクエストをいただいたので僭越ながら本、漫画の中で面白かったものを挙げてみることにしました。

雨宮まみ著 女の子よ銃を取れ 
雨宮さんの著書はどれも、違和感を言語化してくれているので胸がすくようです。

アルンダティ・ロイ著 小さきものたちの神 
プレゼントで頂いて読みました。十数年前のブッカー賞作品。インドの女性作家さん。大きな物事の中の小さな感情の刺激。遠回りな翻訳に時々ペースダウンしながらも、最後までずっしり。この強さは出会えて良かった。

筒井康隆著 俗物図鑑
お友達のスタイリストさんに教えてもらって読んだもの。昭和特有の下衆さは好き。想像力たくましく読んでいくと吐き気がする程でしたけど笑

川上未映子著 すべて真夜中の恋人たち
川上未映子さんは小説からエッセイから全部読んでいて、それくらい肌が合う。その作家さん初めての恋愛小説はベタベタの甘さでなく、ビターな感情が丁寧に描かれていて好みでした。苦みを作り出すために不倫とか叶わぬ恋とか、反則技を使っていないのもグー。

萩原健太著 ボブ・ディランは何を歌ってきたのか
一枚一枚を膨らませた、ディランのディスクガイドです。2014年春に見たボブ・ディランのステージ、私には難解で「自分まだまだっす」を痛感したので、1から読み解きました。解けたかどうかは・・どうでしょう?自分まだまだっすね。ディランに関する著書は伝記も含め他にもたくさんあるので、今年も続けます。それだけの本が作られるってことは、切り取り方がたくさんあって奥が深いということですよね。

卯月妙子著 人間仮免中
壮絶な人生と衝撃のユーモアが混ざると、こんなにも痛快なのかと新しい体験。不謹慎さえも吹き飛ばすのは作品の持つ生命力。パワーのある漫画でした。

ほしよりこ著 逢沢りく
大人びた中学生の逢沢りく。嘘の涙を、まるで蛇口を開くように流す事が出来る。
彼女のような羨ましい生活をしていなくても、同じようにこんな少女時代があった。
何でもかんでも「キモイ、メンドイ」を連発していた時期。
彼女の目を通して映る大人の事情とやらに胸が痛むけど、それは悪いという自覚があるから。
子供と大人の境界線に立つ少女の美しさ。そっけない絵も愛おしい。


偏りがあるけど、こんな感じです。
ああーーわーーわーー
映画や音楽よりもっとプライベートな感じがして、ちょっと恥ずかしいですね。
カバーお掛けしますか?ってレジで聞かれて、どうしようかなって悩む瞬間の恥ずかしさに似てる。かな?

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