赤い公園 猛烈リトミック | 奥浜レイラオフィシャルブログ「L→R」powered by Ameba

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赤い公園の2ndアルバム「猛烈リトミック」
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やっと、全曲聴き終わりました。いやー凄かった。

実は少しだけ参加させてもらった関係で、リリースよりちょっと前に頂いてたんです。(クレジットの名前を探してみてくださいまし。)
だけど、同じ曲を何度もリピートしてしまったのでなかなか先に進まなかったのよ。

特に始めにハマってしまったのは、
いちご→誰かが言ってた→私→ドライフラワー
この流れ。そう、泥沼ゾーンね笑

今は後半の明るいゾーン、壮大な轟ギターゾーンにどっぷり。
つまり聴きまくっているという意味。

まず赤い公園というバンドについて、(基本情報はググってもらうとして)私なりに触れておきたいんだけど、私がバンドに出会ったのはまだメジャーデビュー前でした。
お世話になってるライターの三宅さんが教えてくれた。
三宅さんがライブに行ってきた帰りに会い、このバンドは凄いことになるぞと。

そこから少しして、私がレギュラーでやってた番組(おとちぇき)でPVを流したり、その後何度かメンバーも出演してくれて、その後今度は赤い公園のネット番組のMCをさせてもらいプライベートな話もするようになって、、という感じで今に至ります。


私の性格上そうせざるを得ないと言うのか、マイルールと言うか、
お仕事をさせてもらったミュージシャンの方とはあまり深い付き合いをしないように心掛けてます。
どんなに好きなミュージシャンでも、自分からグイグイ行かない。
それはレビューなどを書かせてもらう上で、フラットな目線を保つため。
テレビやネットの番組でも、出来るだけ仲良しな感じは出したくない。
あなたの作る音楽のファンです、という姿勢は良いんですが、イエーイ仲良し!ではなあなあになってしまう気がして、これは私の性格的にね。
不器用なんです。
仕事の時はジャーナリスティックに・・が上手く出来ない。
仲良しだから何を聞いてもいいだろう、逆に聞きづらいことが出来てしまうのはなんか違うと思っていて。
あくまでも私の問題ですよ、これは。


でも、赤い公園はみんな大人なんです。
仲良くなっても、その上で仕事の付き合い方も出来る。

それは才能が飛び抜けているから、というのもあるのかも。
普段の彼女達を超えたとこで音楽の話ができる。

あとは、メンバーと知り合う前に音楽と会ったから、というのもある。順番ね。
先に音楽を聴いて、なんじゃこりゃー!と思えたから、なんだろうな。


頭で計算しているようで、してないようで、本当のところは分からないぞ、というつくづく面白い子たちです。


今日の一枚話にたどり着くまでに、すごい遠回りをしちゃったけど、この猛烈リトミック聴きましたか?

先に発表されていた”サイダー”や"絶対的な関係”や”Now on air”などの曲に甘えていないのが、まず偉い。
アルバムとして一枚まるっと聴かせましょう!ってのが、曲のクオリティーから伝わります。
シングル以外の曲でも、ちゃんと勝負してる。


フェスなど邦ロックの現場では、すっかり四つ打ち流行りです。もうちょっと落ち着いてきた感じはあるけど。

踊らせてなんぼ、モッシュさせてなんぼ、みたいになっているように見えます。
実際フェスにそれ目当てで出かける子も多いし、制作サイドも今の邦ロックフェスにマッチする音楽を作ってくださいって、そんなことを言う大人もいるはず。音楽業界大変です。売らなきゃ、でもCDが難しいならフェスで、ってなるのも、胸が痛くなるくらい分かります。

でもね、音楽の楽しみ方ってもっと色々あると思うんです。
四つ打ちで踊らせて、サビで人差し指を挙げさせるだけが音楽の楽しみ方じゃない。
それだけが一体感を感じる方法じゃないと、私は思います。
目先のものばかりを求めると、消費のスピードは速くなると。
(すみません、つい熱くなって)



そこに現れたのが、この赤い公園。
前に挙げたような方法じゃなく楽しませてくれるバンド、音楽って素晴らしいなーと思わせてくれるバンドって、偉いなー。
音の話じゃなくて、精神的にそれこそロックだなー。
去年のロッキンジャパンに出演していた彼女たちを観ていて、そんなことを考えてました。

後世にも渡せるグッドミュージックです。
最初に言ったように、本人達がそれを分かっててやっているかは・・聞いたことないんですけどね。
最終的にピュアなものが生き残るって、私は思ってます。


ロックな曲もポップもメロウも、ラブソングも闇に落ちた曲も楽しい曲も、ギター津野さんの体液を分けた曲には、どれも命の輝きがあるし
今作で飛躍的にパワーアップしたボーカル佐藤さんの表現力には、何度も泣かされた。なんてボーカリストだ!
普段は奔放なベース藤本さんだって、演奏の時に見せるクールさがアルバムで光ってるし
ドラム歌川さんも高い要求にしっかり食い下がって、曲を自分のものにしてる。ラストの”木”もビックリしたよ。

と言うわけで、今年の秋の思い出はこのアルバムと共にあります。

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タワレコカフェとコラボした、猛烈お子様ランチも美味しかったです。
三十路にはなかなかヘヴィーでしたが笑