ライブの5月 | 奥浜レイラオフィシャルブログ「L→R」powered by Ameba

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すっかり初夏、かと思えば夜はまだ寒かったりして、なかなかホッと出来ませんねー。
身体が冷えるので、まだまだお風呂が気持ちいい。

さてさて、この5月は前半から飛ばしてました。
なにって、ライブがすごく多かった!嬉しい悲鳴!けど息切れ&腰痛!

頭の中も落ち着いてきたので、そろそろまとめたいと思います。



4/30は増子Pと番組スタッフIさんとでJake Bugg@Zepp Tokyo公演へ。

彼を観るのは去年のサマソニ以来。あの時もバンドを2人連れて来てましたが、今回も編成は同じ。(メンバーが同じかどうか?そこは分からず。でもサマソニより演奏が安定していたので、人が違うのか、ツアーで鍛えられたのか?)

今回の公演でのポイントはリック・ルービンプロデュースの2ndアルバムがどう再現されるのか?
そこでした。
個人的な好みで言うと1stなんです。
曲によってプロデューサーもまちまち、荒削りで、とにかく見つけたこの才能を早く世に出さなければ!って、そんな瞬間のキラキラが詰まっていて(それは本人の勢いだけではなく)シンプルに心惹かれる一枚。
2ndではもちろん、それを世の中に広く知ってもらわなければいけない。
そこでプロデューサーに起用されたのがリック・ルービン。
前作よりパワフルな、バンドベースの現代的な音に整えられたこのアルバムは、確かに彼の魅力の幅を広げた。
なんだかレトロで良い雰囲気・・だけじゃなくて、彼のソングライターとしての才能にもより目が向けられるようになったと思う。
日本では来日とリリースのタイミングも相まって、「ジェイク・バグの2枚目って良いよね?」という声も聞くようになった。

2ndは1stと比べてしまうとあまり好みの音ではない、なんて言いつつちゃんと惹かれる曲もあるので、そこは私もまんまと製作者の手招きに導かれているんだなーと思う。
(今まさにこれを書きながら聴いていて、これはこれで良いじゃない!と再発見があり、実は訂正と謝罪を入れようかとさえ思っているところ・・ははは)


さて、ライブについて話を戻すと、今回彼はエレキギターを持って演奏する事の方が多かったんですね。
2ndアルバムリリース後のステージなのだから、当然バンドで音を出すというのが主体になる。
なので、エレキとアコギと持ち替えるタイミングで自然とパートに区切られたようになっていたような。
詳しいセットリストは書き残せなかったんだけど、必ずしも1stの曲はアコギで、2ndはエレキという分け方ではなかったですが。

短いアコースティックパートの中で、彼が一人で”Broken”を演奏した時間は特に極上だった。
思わず涙がポロンと落ちそうな、思いが胸にすーっと届く良い演奏。会場がセピアに染まっていく。
声の表現力にうっとりさせられました。20歳のジェイクの大人びた空気。
いい意味でのおじさん臭い渋さ。

反対にエレキでギターソロを弾く姿も今回は多く観られたんですが、そこはまだ微笑ましいというか・・少年がギターを持って喜んで披露しているようなあどけなさ。
板に付いてない姿に、こちらが少しソワソワしてしまう感じっていうんでしょうか。
そんなに頑張ってソロ弾かなくてもー!って、個人的には思ってしまったんですが、でも年相応のジェイクくんも観られて、そこは良かったのかもしれませんね。


世界中でたくさんのステージに立つに当たって、表現の幅を広げなくちゃファンを満足させ続けることは出来ない。もちろんファンの為だけにやっている事ではないでしょう。

ボブ・ディランがかつてアコースティックギターからエレキギターに持ち替えたように、若い彼が新しい表現の方法にチャレンジしたという自然な流れ。
わたしを含めたたくさんのファンが受け入れる事が出来た、今回のジャパンツアーだったのではないでしょうか?
現在のジェイクくんの立ち位置を確認できて良かった。
これからどんな音楽家になるのか、ますます楽しみになりました。彼はフェイクじゃないって、今更ですがしっかり確信したステージ。


ライブの後、番組スタッフとバーミヤンでラーメンを食べながら音楽話に花を咲かせたのも良い時間でした。
そうやって世代を超えて音楽の架け橋になってくれていることも、彼の魅力のひとつだと思うんですよね。


さ、次はJohn Mayer@武道館レポを書いてます、ちょっとお待ちをー!