アトムス! | 奥浜レイラオフィシャルブログ「L→R」powered by Ameba

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こんにちは12月。また会いましたね。
年々お会いするのが早くなってる気がするんですが、気のせいですよね?



さてさて、先月の素晴らしい来日公演のフィナーレはトム・ヨーク等のプロジェクト Atoms For Peaceでした。
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ここに来るとお決まりの写真





こちらもソールドアウトのライブ。
同じ週にはポールマッカートニー等ライブが集中していたのに、どれもこれもチケットが売り切れるというのは凄いことですよね。
しかも終わってみると、どのライブも今年のベスト!と言えるくらいの内容で。

このAFPは2010年のフジロックで一度来日していたのですが、私は初体験。
そもそもはトム・ヨークのソロアルバムの為に集まったメンバーですから、その時はバンドとしてアルバムを出すなんてことは、ファンはもちろん望んではいましたけど夢のような話だったと思います。メンバーは音楽界のスーパースターを集めたような錚々たる顔ぶれですから!


そんな夢のようなアルバムが今年の2月に発売されて、こんなにも忙しそうなメンバーを集めたバンドはそこからツアーに出て、やっと日本にも来てくれたわけですから、そりゃもう待望のライブでした。チケットはあっという間に売り切れた記憶。


この日のライブはAFPのアルバム「Amok」の一曲目、Before Your Very Eyesからスタート。
一緒に歌えるタイプの音楽でないにも関わらず、一曲目から早速お客さんも身体を揺らしたり歓声をあげたりと、一体になって参加している空気に。
お客さんの期待値の高さがうかがえました。

言うまでもなく演奏も完璧!まるで元々その空間に置かれていたものみたいに、作られる時の油断のようなものが一切ない。
でもビートがお腹に響く度に、「生演奏」の醍醐味を感じてハッとする。


もう一つハッとしたのは、トムとフリーの踊りっぷり!
お客さん以上に激しく身体を動かすトムを見たのは、初めてでした。


これはラジオでも話したことですが、
ステージ上にいる誰もが若い音楽少年のようでした。
そうか、これは音楽好きの少年たちの、壮大な夏休みの自由研究的プロジェクトなんだ!
ある一定以上に達したミュージシャンだけが許される、大人の自由研究。

でも初期衝動というにはあまりにも各々が音楽的に完成されているし、もちろん真剣に取り組んでいるという上で、ですが。

それぞれが普段のバンドで背負う、こうでなければ!というものを一旦置いて、心からこのバンドAFPで作るサウンド楽しんでいるように私は見えたのです。
だからこそ、あれだけ興奮しているメンバーを見られたのかもしれない!


それこそ、音源だけでは分からないものでした。
スタジオコーストのような距離がわりと近い会場だったのも、ステージ上の熱が伝わってきて良かった!
だって、トムやフリーって普段だと、表情もなかなか肉眼で確認出来ないビッグサイズの会場が多いですから!
ナイジェル・ゴドリッチは普段裏方が多いですしね。
でも以前、HCWで来日した時に取材をしたので、その時にお顔は拝ませて頂きました(笑)


さてライブに話を戻しますと、9曲演奏したところで、まだ一時間経たないくらいかな?本編が終了したんですよね。
でもそのあと、また出てきてくれてアンコールで5曲程やってくれて時間も長めだったので「あれ?これ、第二部かな?」と思いました。
前半とはチョイスした曲のタイプも、ステージの雰囲気も少し違ったんです。(あとは単純に時間が長かったから)


メンバーの前半の弾けっぷりに比べると、後半はゆっくりとそれぞれの身体に音楽をしっとり染み込ませるように動いていました。
私たち観客もまた、そうだったのかも。


アンコールラストのBlack Swanが沁みましたねー。最後にまたグッときてしまいました。
ラストにトムのソロの曲を持ってきたことで、「ああ…これはトム・ヨークの始めた、その頭の中を再現するためのバンドだったんだもの!」と、しっくり来て納得。

ライブが終わってから数時間は、身体が魔法に包まれているような嬉しい気だるさに浸り、この数日の幸せな公演のいくつかをフラッシュバックさせていました。

ああ!今年のハイライトだわ!



この辺りの公演で、今年のライブはおしまい!という方もいるでしょうか?

私のライブ納めはまだハッキリしていないんですが、(もしかしたらカウントダウンジャパンに行くかも?まだ決まっていないのです)そろそろ今年のライブを振り返りたいと思います。
2013ベストアクト!ベストアルバム!というやつですね、毎年恒例の!

まずは手帳を見るところから始めましょうか!
皆さんのも良かったら教えてくださいな☻