ジャッコ・ジャクスジク(Jakko M.Jakszyk)。
![イメージ 2](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/7e/cc/j/o0560045014622621838.jpg?caw=800)
1958年6月8日生まれ。
新生キング・クリムゾンのフロントマンとして注目を集めているジャッコ。
1970年代よりデイヴ・スチュワート他、カンタベリー・シーン周辺のバンド加入やアーティストとの共演、そしてトム・ロビンソンとのコンビによる楽曲リリース等を経て、2002年、元キング・クリムゾンのドラマー、マイケル・ジャイルズの娘婿ということから、クリムゾン元メンバーによるバンド"21st Century Shizoid Band"のフロントマンとして抜擢されました。
【21st Century Shizoid Band】
![イメージ 1](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/07/b1/j/o0800054814622621840.jpg?caw=800)
ジャッコは唯一のクリムゾン・メンバー以外のアーティストとして日本でも注目を集めました。
1970年代からアーティストとして活動していたジャッコですが、1994年には、元ジャパンのメンバーであったリチャード・バルビエリ、ミック・カーン、スティーヴ・ジャンセンと組み、Jakko名義でのソロ・ミニ・アルバム「Kingdom Of Dust」をリリースしています。
【Kingdom Of Dust / Jakko】
![イメージ 3](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/e0/29/j/o0500048214622621843.jpg?caw=800)
![イメージ 4](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/cf/a5/j/o0258031314622621846.jpg?caw=800)
1,The Hands Of Che Guevara 4:23
Rhythm Guitar – Steve Jansen
Written-By – Jakko M Jakszyk, Richard Barbieri
2.Drowning In My Sleep 4:09
Written-By – Jakko M Jakszyk, Steve Jansen
3.It's Only The Moon 4:19
Written-By – Jakko M Jakszyk, Richard Barbieri
4.The Judas Kiss 4:25
Written-By – Jakko M Jakszyk, Steve Jansen
【Musicans】
Jakko M Jakszyk
Guitar, Vocals, Other
Mick Karn
Bass
Steve Jansen
Drums, Percussion, Programmed By Computer
Richard Barbieri
Keyboards, Synthesizer
全4曲でジャッコがリチャード・バルビエリ、スティーヴ・ジャンセンそれぞれと2曲ずつ共作。
ベーシック・トラックをリチャード・バルビエリ、スティーヴ・ジャンセン、ミック・カーンの3人が制作、そこにジャッコがボーカル、ギター等をオーバーダブした作品となっています。
サウンド的には1曲目こそポップで80年代イギリスのニュー・ロマンティック・サウンド的な楽曲ですが、2曲目以降は、ジャパンにも通じる耽美なサウンドとジャッコの持つプログレ的要素がミックスされた楽曲が並んでいます。
ドラムのスティーヴ・ジャンセン、ベースのミック・カーンはここでもいい仕事をしています。
全体の印象としては派手さはなくジャッコの個性が強烈に出ているような作品ではありませんが、聞き込むほど味のある作品で、4曲だけではもったいない作品だと思います。
アルバム3曲目に収録された「It's Only The Moon」をご紹介します。
【It's Only The Moon / Jakko】
リチャード・バルビエリとミック・カーンは、この年リリースされたジャッコのアルバム「Mustard Gas And Roses」にも参加しています。
また、ジャッコも1995年にリリースされたミック・カーンのアルバム「トゥース・マザー / The Tooth Mother」に参加しています。
この後、ジャッコが表舞台に現れたのは2002年、44歳の時に参加した21st Century Schizoid Bandでした。
そして2006年には、ロバート・フリップ、メル・コリンズ、ヒュー・ホッパー、イアン・ウォーレス、イアン・マクドナルド、デイヴ・スチュワート、ギャビン・ハリソン等が参加し、オリジナル作品と、キング・クリムゾン、ソフト・マシーン、ヘンリー・カウ等のカヴァー作品を収録した彼のキャリアの総括ともいえる2枚組アルバム「ロマンティック・グリー・クラブ / the Bruiised Romntic Glee Club」をリリース。(これはなかなかの名盤だと思います。)
この作品は日本でも2010年に国内プレス盤としてリリースされています。
![イメージ 5](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/6a/8f/j/o0455045514622621850.jpg?caw=800)
ディスクユニオンでは、リリース時の特典として紙ジャケがついていました。
![イメージ 6](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/0d/28/j/o0600049114622621852.jpg?caw=800)
そして2013年には、なんと55歳でキング・クリムゾンのフロントマンとして抜擢されることが発表されました。
一番右がジャッコです。
![イメージ 7](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/4f/20/j/o0600033814622621855.jpg?caw=800)
こちらはフリップ先生とデザート・タイムでしょうか。。
フリップ先生、デザート・タイムも気を抜かないようです(笑)。
![イメージ 8](https://stat.ameba.jp/user_images/20191024/13/layhishead/f4/d8/j/o0415029614622621861.jpg?caw=800)
こちらは最新クリムゾンのリハーサルの一部です。
フリップ先生のメッセージ後、ジャコが登場します。
過去のクリムゾンのフロントマンであったグレッグ・レイク、ジョン・ウェットン、エイドリアン・ブリューのように強烈な個性の持ち主ではありませんが、ジャッコが今後、どんな活躍をしてくれるか楽しみです。。