ロバート・クラフト「イン・ラヴ・アゲイン」。。ラリー・カールトンプロデュースによる隠れた名盤「ラ | マジカル・ミステリー・ミュージック・ツアー

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1983年に、スティーリー・ダンのプロデューサーであった、ゲイリー・カッツの紹介で、ラリー・カールトンのプロデュースにより制作されたロバート・クラフトのアルバム「ラヴァ―ズ・メロディ / Retro Active」

【ラヴァーズ・メロディ 日本盤ジャケット】
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ペイジズのリチャード・ペイジ&スティーヴ・ジョージ、TOTOのジェフ・ポーカロをはじめ、ラリー・カールトン絡みのミュージシャンが顔を揃え、ロバート・クラフトの都会的センスとラリー・カールトンのLA的アプローチが上手く絡み合った名盤となっています。

ラリー自身もアルバムでギターを始め、ベース、パーカッション等、さまざまな楽器でサポートしています。

【こちらがオリジナル・ジャケット】
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ロバート・クラフトは、1970年代、CMソングの制作やラジオ曲のジャズ番組の構成等を行っていましたが、自らもバンド"アイヴォリー・コースト"を結成、マンハッタン・トランスファーやカーラー・ボノフの前座を務める等活躍、それがRSOレコードの目にとまり1979年に「Moodswing」でレコードデビューを果たしています。

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しかしその後、RSOレコードが倒産、再び、ニューヨークのボトムラインでギグを行っている際に、今度はRCAレコードから声がかかり、今作を制作しています。

今回は、このアルバムから、ジェリー・ヘイによるフリューゲル・ホーンが心地よい「イン・ラヴ・アゲイン / Can We Be In Love Again?」をご紹介します。

【Robert Kraft - Can We Be In Love Again? (1982)】

とても心地よいサウンドで、夏の夕暮れがとてもよく似合う感じがします。

この後、ロバート・クラフトは、この作品がきっかけとなりニューヨークからLAに移住。
レコード会社を設立し、プロデューサーとして、俳優のブルース・ウィリスを歌手としてデビューさせたり、ソングライターとしても、マンハッタン・トランスファーやロバータ・フラッグ等に楽曲を提供。
また、ディズニー映画「リトル・マーメイド」やその他の映画音楽も手がけ、グラミー賞、アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされるなど、成功をおさめています。

シンガーとしても魅力的なだけにシンガーとしても、再度アルバムを制作してほしいアーティストのひとりです。。


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