ジョン・ウェットン。。
キング・クリムゾン、U.K、Asia。。そしてファミリー、ロキシー・ミュージック、ユーライア・ヒープ等、その活躍は英国を代表するミュージシャンであり、2012年も来日3回(ソロ・U.K・Asia)と精力的な活動を続けている素晴らしきミュージシャンです。
「教会音楽を聴きながら育ってきた」というだけあり、その深みのある歌声は、常に私たちの心に沁みます。。
そんなジョン・ウェットンですが、彼もまた素晴らしいクリスマス・ソング・カヴァーをいくつかのオムニバスアルバムで聴かせてくれています。
2012年のクリスマス・ソング特集の最後は、ジョン・ウェットンのクリスマス・ソング2曲で飾りたいと思います。
1.【The First Noel/ファースト・ノエル(牧人羊を)】by John Wetton/ジョン・ウェットン
2001年にGTR等でも活躍したRobert Berry(vo/g/b/key)が中心となったクリスマス・プロジェクト・ユニット”December People”。
John Wetton(vo)やKANSASのSteve Walsh(vo)をゲストに迎え制作されたアルバム「Sounds like Christmas」は、プログレ系のアーティスト作品を中心に、QUEEN, YES, GENESIS, KING CRIMSON, PETER GABRIEL, EMERSON LAKE & PALMER, KANSAS, STING,THE BEATLES, PINK FLOYD ,LED ZEPPLINを彷彿させるアレンジによるクリスマス・ソングが堪能出来る、トンデモナイ企画アルバムとなっています。
ジョン・ウェットンは、ゲスト・ボーカルとして、初期クリムゾン風にアレンジされたトラディショナル・クリスマス・ソング「The First Noel/ファースト・ノエル(牧人羊を)」を披露してくれています。
思わず笑ってしまう(失礼!)、そのアレンジが注目の作品です。イントロから耳を離せません♪
【John Wetton / The First Noel】
「クリムゾン・キングの宮殿」風イントロから牧歌的な歌へ。。そして間奏は「21世紀のスキッゾイド・マン」風。。
2001年頃といえば、ジョン・ウェットンの低迷時期。。
太っちょジョン・ウェットンのリハビリ企画でしょうか。。(今は一時期よりも痩せました。。)
それにしても凄いアレンジです♪
【これは2006年頃のジョン・ウェットン】
2.【Happy Christmas (War Is Over)/ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)】by John Wetton/ジョン・ウェットン
続いては、2009年にリリースされたクリスマス企画アルバム「An All-Star Salute To Christmas」より、ジョン・ウェットンが歌うジョン・レノンの名曲「Happy Christmas (War Is Over)/ハッピー・クリスマス(戦争は終わった)」をご紹介します。
このアルバムは、数々のアーティストが発表したクリスマス・ソングを2枚組に収録したアルバムで、Iggy Popの「White Christmas」、Glen Hughesの「O Holy Night」、The Motelsの「All I Want for Christmas Is You」、Bay City Rollersの「Cuz It's Christmas」、Bobby Kimballの「Please Come Home for Christmas」、そしてジョン・ウェットンの盟友Geoffrey Downesの「Linus & Lucy (Charlie Brown Christmas Theme)」など、30曲のクリスマス・ソングを楽しむ事が出来ます。
ジョン・ウェットンが歌う「ハッピー・クリスマス」は、ジョン・レノンのオリジナルに忠実に、実にシンプルに素晴らしい歌声を披露してくれています。ヨーコの歌っていたパートも女性コーラスにより再現、実にジョン・レノンへのリスペクトが感じられる素晴らしいクリスマス・ソングに仕上がっています。
【John Wetton / Happy Christmas (War Is Over)】
2009年と言えば、オリジナル・エイジアも復活し、25年ぶりのオリジナル・スタジオ・アルバム「Phoenix/フェニックス」を2008年に発表、まさにアーティストとして充実していた時期。
歌声も素晴らしいです。
聖なる夜にジョン・ウェットン。。
素敵なクリスマスです
みなさまも素敵なクリスマスをお過ごしください。。