エイジア「30th Anniversary Japanese Tour」 2012/09/24 | マジカル・ミステリー・ミュージック・ツアー

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1960年代から1980年代の洋楽・邦楽の雑記帳です。

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エイジア30周年記念ジャパン・ツアー初日の渋谷公会堂に行ってきました。

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9/22にメンバーが来日、2日後の初日ということで、若干不安になりつつ会場へ。。

仕事終わりが17:00、開演が19:00ということで、どう考えても職場からは約2時間!
間に合うか不安になりつつ、なんとか10分前に会場へ。。

会場では、ブロ友の「ぽんぽこさん」に初めてお会い知ることが出来、開演前からテンションはマックスに(笑)
「ぽんぽこさん」。。物静かで、想像通りの方でした!
お会いできてよかったです

定刻の19時にアナウンスが入り、その約5分後、メンバーが登場すると、館内は、割れんばかりの拍手!
鳴りやまない拍手にびっくりしました!

で、びっくりしたのが、ジョン・ウェットンのおなかの出具合
UKで来日した時より太ったのでは。。

意外にも1曲目は「Only Time Will Tell」でスタート!
ジェフのキーボードのイントロがなると観客からは「おーっ」という声が。。
続いて、ハウの伸びやかなギター、そしてジョンのボーカルが始まる。。
ジョンは、UKの時と同様に声が良く出ていました。

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赤のシャツで物静かなスティーヴ・ハウと深い青のシャツでにこやかに動くジョン・ウェットンがとても対照的でした。

1曲目が終了すると、2曲目もファーストから「Wildest Dreams」
早くも序盤のピークといった感じで、「They Fight For King」のフレーズでは、こぶしを振り上げて声援を送る観客もチラホラ。。
そして、何といってもこの曲の後半、アップテンポになり始めると、カール・パーマーの独壇場!
とにかく力強いパワフルなドラミングがメンバーをぐいぐいと引っ張って、なんともいえないバンド・グル―ヴが生まれていました。(正直、この曲が一番インパクト強かったかも。。)
観客も途中のカール・パーマーのドラミングのあと、曲中にもかかわらず熱烈な拍手を送っていました。

そして曲が終わると早くもジョンの「キミタチサイコダヨ」が!!
とにかく、ジョン・ウェットン、楽しそうでした。

ここから少しずつ近年の曲が登場。
まずはニューアルバム「XXX」よりアップテンポな「Face On The Bridge」が登場。
この曲のスティーヴ・ハウのソロがアグレッシヴでよかったです♪

この曲が終わると、オリジナル復活作「Phoenix」より「Never Again」と近年の曲が続きました。

そして、「Never Again」 終わると、ジョンがスティーヴに近づき、一言二言話すと、そのままふたりでカールに話しかけに。。会場が静まり返ると、カールが「oh!」とひとこと。。何が起きていたのでしょうか??

そして、ジョン、ハウともに定位置に戻り、「Time Again」がスタート。

「Time Again」終了後、ジョンがにこやかに「Thank You !」「ありがとっ!」「How You Doing?」と続けざまに観客に声をかけ、絶好調ぶりをアピール。
そしてこのあと、「XXX」の1曲目「Tomorrow The World」を披露。
「」
終了とともにジョン・ウェットンの横に椅子が出され、ジョンが「マエストロギター(こう聞こえました。。)、Mr.スティーヴ・ハウ!」と紹介とともに、スティーヴが椅子に座り、アコースティック・ギター・ソロを2曲披露。
伸びやかで艶のあるアコースティック・サウンドに癒されました。。。

やっぱり、スティーヴ・ハウのアコギ・ソロはいいなぁ。。♪

終了後、「Thank You !」「Thank You !」とご機嫌で挨拶。
そして、ジョンとジェフを紹介すると、ジェフ・ダウンズのキーボードに合わせて、ジョンがベースを持たずに「XXX」からの「I Know How You Feel」を歌いあげ、メンバーが出てくるのかと思いきや、ふたりでバラード・バージョンの「Don't Cry」へ。。
サビでは手拍子も。。

ここは、4人での演奏を聴きたかっただけに、ちょっと残念でした。。

更にジェフ&ジョンのコーナーが続き、「エイジアは?」とちょっと心配に。。
そして始まったのが、「Smile Has Left Your Eyes」

この曲の中盤で、カール・パーマーとスティーヴ・ハウがひっそりと登場、曲が終わったと思いきや、ドラムとギターソロが始まり、いきなり激しい間奏部が披露。
そして、タイトなリズムに代わり、ジョンが後半のサビを歌い始め。。。ちょっと強引なアレンジかなぁ。。

ここからは後半と言わんばかりに、アルバム「Omega」よりダイナミックな「Holy War」を披露。
この「Holy War」の演奏、とても素晴らしかったです。
アップテンポな楽曲ほど、カール・パーマーのバンドを牽引する力が、いい影響をバンドに与えている感じがします。

そして「Holy War」のエンディングからカールパーマーのドラムソロへ!
5分以上に亘るドラムソロでは、トリッキーなスティックさばきを挟みながら、素晴らしいソロを披露。

ドラムソロが終わると、観客も立ちあがって拍手。
カールも前に出てきて「Thank You !」と挨拶。
さすがEL&Pで鍛えただけあって、パフォーマンスも一級品です。

ライヴもいよいよ終盤。
曲は、近年の楽曲の中でも人気の高い名曲「An Extraordinary Life」へ。
ジョンが心臓病の手術を経て、その体験をもとにしたともいえる歌詞を含め、何回聴いても素晴らしいです。

更に終盤を盛り上がるべく用意されたのがセカンドアルバム「アルファ」の名曲「My Own Time」
アルバムでは、スティーヴ・ハウのアコースティックが印象的でしたが、今回のライヴでは、イントロからエイジアとしてはちょっと珍しい感じのハウのカントリータッチのギターが印象的でした。

「My Own Time」が終わると、これもセカンドアルバム「アルファ」の楽曲「Open Your Eyes」へ。。

「Open Your Eyes」が終了すると。。あれっ?。。
メンバーが楽器をはずして手を振りながら舞台袖に。。。
終わり。。?なの。。??
あまりにもあっけない終わりで一瞬呆然と。。

観客が総立ちでアンコールの拍手が鳴りやまない中、再びメンバーが登場。

そして披露されたアンコールは「Sole Survivor」
やっぱりイイ曲です♪

「Sole Survivor」が終了すると間髪いれずに「Heat Of The Moment」へ。

いよいよラスト!
観客も手拍子で曲を盛り上げます。
サビではお馴染みジョンが「カモン!」と一言声をかけ「Heat Of The Moment♪」のフレーズを合唱。

リアルタイムでこの曲を聴いたとき、「かっこいいなぁ。。」と思いましたが、その思いは今も変わらず。。
観客もノリノリ?で身体でリズムをとる人、手を振り上げる人、みんな楽しんでいました。

最後は大合唱で終了。
4人が並び挨拶、そして手を振りながら退場。。

まさに円熟。
ベテランらしいライヴでした。

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ジョン・ウェットンも終始リラックスし、笑顔も絶えませんでした。
逆にスティーヴ・ハウがおとなしめで、ちょっと気になりました。。

事前情報では、1日目が日本初披露の新曲とヒット曲ということでしたが、新曲は確認されませんでした。
逆に事前情報では、2日目は、ファーストアルバム全曲披露とか。。
2日目のほうがよかったかな。。

それでも、こうしてオリジナルメンバーが揃って活動を継続的に続けてくれていることはファンにとってもとてもうれしいことです。

このあと、25日の渋谷公会堂、26日の大阪・サンケイホールブリーゼ、27日の名古屋・Zepp Nagoyaと続きます。
各公演のセットリストも気になるところ。。

きっと大阪とか名古屋はエンジン全開で、初日以上の素晴らしいパフォーマンスなのでは。。など考えてしまいます。

自分の席がPAの前だったので、音のバランスが悪く、聴きづらかったのが難点でしたが、4人の元気な姿が見られただけでもよかったです。。。

また来日したらみたいなぁ。。

【Asia - Face On The Bridge (Official)】

【2012年9月24日(火) 渋谷公会堂 セットリスト】
1.Only Time Will Tell
2.Wildest Dreams
3.Face On The Bridge
4.Never Again
5.Time Again
6.Tomorrow The World
7.Steve Howe guitar solo
8.I Know How You Feel
9.Don't Cry
10.Smile Has Left Your Eyes
11.Holy War
12.Carl Palmer drum solo
13.An Extraordinary Life
14.My Own Time
15.Open Your Eyes
- encore -
16.Sole Survivor
17.Heat Of The Moment