先日、NHKでYMOのスタジオライブが放送されており、私もたまたまこの番組を観たのですが、細野晴臣氏の更に進化したベースプレイとYMOの凄さをマジマジと見せつけられた番組でした。。
そんな細野氏がYMO結成以前に、演奏の楽しさを追求し、「はっぴいえんど」解散後、鈴木茂、松任谷正隆、林立夫と組んだセッショングループが、キャラメル・ママ~ティン・パン・アレイでした。
このグループが参加したレコーディングには駄作なしと言われるほどですが、そんな中でも1975年に制作された小坂忠のアルバム「ほうろう」は日本のシティ・ポップス史上に燦然と輝く名作として、未だ輝き続けています。
このアルバムでは、小坂忠のソウルフルな歌声とティン・パン・アレイの素晴らしい演奏、そして全9曲のうち、実に5曲を作曲した細野晴臣の楽曲の素晴らしさ(うち1曲ははっぴいえんど時代のカバー)が見事にマッチした、奇跡の名盤となっています。
今日のご紹介は、このアルバムから、細野晴臣作詞・作曲・編曲(編曲は矢野誠も担当)のメロウな楽曲「ボンボヤージ波止場」をご紹介です。
細野氏のベースがいい音出してます♪
小坂忠の歌声もいいですね♪
小坂忠は2009年にこのアルバムのマルチトラックを発見、その演奏の素晴らしさに、「60代になった自分が同じキーで、この35年前の素晴らしい演奏をバックに歌うことが出来るのか?」と自分に問いかけ、それを実現したのが、2010年に発表された「ほうろう2010」でした。
このアルバムは、1975年のマルチトラックをそのまま使用し、ボーカルだけを取り直したという企画盤ですが、小坂忠の円熟したボーカルが、新たな「ほうろう」の魅力を再発見させてくれます。。。
ぜひ、機会があれば聴いてみてくださいね♪