新潟県人に限るローカルな自慢をひとつ。とは言え県人の方でも興味が無い人にとっては意味のない自慢話とはなりますが・・・・。

 

自慢話の前に、1.2枚目の書を横浜の古美術店で発見して、家に持ち帰りました。まさか首都圏で、この人の書を発見できると思っていなかったので、見つけたときは飛び上がるほど驚きました。晩年の良寛と親交し、瀬戸内寂聴の小説「手毬」の主人公となった貞心尼の書です。貞心尼には新潟県の柏崎で亡くなっています。

という事で、アップした写真は、私が収集した良寛に関係する人物の書画です。

 

1.2は貞心尼の和歌、「夏山の 峯の梢の 高ければ 空にそ蝉の 聲は聞こゆる 貞心尼」と書かれています。

 

3.貞心尼の肖像

 

4.良寛の木彫

 

5.良寛書「忍は是、功徳の本なり」

6.7良寛賛 絵は谷文晁。賛は良寛で「清夜三更 直ちに硯を牽き 酔顔たけなわにして 禿毫を落とす 梅花と共に香を争わんと欲す すでに吾老いたれども汝に譲るなし 沙門良寛書」森哲四郎鑑定

 

 

8.原田勘平書 良寛書鑑定家 良寛と親交した原田鵲斎の子孫 「今日食を乞い驟雨に逢う 暫時廻避す古祠の中 咲う可し一嚢と一鉢と生涯瀟洒たり破家の風 良寛和尚之詩 田連居山人書(原田勘平の雅号)」

 

9.渡辺秀英書 良寛研究家・作家・書家 書は「光明悉照」

 

10.森哲四郎書 最も権威ある良寛書鑑定家 良寛研究家・作家・書家 「愛和」

 

11.相馬御風 早稲田大学校歌作詩者(都の西北、早稲田の森に・・・) 良寛研究家 良寛書鑑定家 作家 糸魚川相馬御風記念館

 

 

和歌書「朝日かげ うららかなれや 橇歌の 声高らかに 雪の山里」

 

 

12.こしの千涯 良寛専門画家 「五合庵の図」※五合庵は良寛の住まい

 

という事で、良寛の県内の主要関係者の書や絵画は、ほぼコンプリート出来、ミニ展覧会ができるほどにはなりました。良寛の書はこれまでも度々贋作を掴まされ、高い授業料を払ってきたので、コレクションの完成は感慨無量ではあります。