10月30日に新潟日報社より発刊いたします。

モデルの関根萬司は父方の三代前の親族で、評伝では萬司の足跡をベースにしながらも、彼の人間的側面を浮き彫りにすべく一部創作を交えて記述した小説仕立てとなっています。

またこの本は、主人公を夏目漱石の小説「坊っちゃん」のモデルであることを彷彿させるタイトルとしていますが、モデル論に関しては早稲田大学出身の勝山一義氏の仮説は掲載していますが、その是非について言及していません。親族であるがゆえに内容が主観的にならないように留意した結果です。その意味では読者の興味に応える内容から少し離れたものになっているかもしれません(笑)

一方で、拙著を三つの視点でお読みいただけたらありがたいと思っています。

一点目は、主人公の生き方や人格形成に影響を与えた時代の出来事をポイントポイントで挿入しています。それらの出来事が起きた原因や時代背景に思いを馳せて読み解いていただけますと、より楽しくお読みいただけるのではないかと思います。

二点目は、拙著には多くの著名人が登場します。それらの偉人が成し遂げたことは皆さんよく御存知の事と思います。拙著では彼らの偉業よりも、彼らが困難な障害と闘いながら自身の道を切り開き、その過程で珠玉の名作を生んだり偉業を成している点に心をとめてお読みいただけますとありがたいと思います。

三点目は、関根萬司の事跡よりも一人の教育者としての教育理念や生きざまに関心をお持ちいただき、僅かでも共感いただける点があればこれに勝る喜びはありません。

教員をされている方や指導的立場にある方にも是非お読みいただければとありがたいと思います。

新潟日報社URL https://www.nnj-book.jp/view/item/000000000892

amazonURL https://www.amazon.co.jp/%E5.../dp/4861328411/ref=sr_1_1...