皆さん、こんにちは。
森Tです。
では、本日も
「森T問」
"民法"
気合い入れていってみましょう!
【問題】(民法)
Aは、自己所有の宝石をBに売却して現実の引渡しをした。その後、Bは、宝石をCに売却して現実の引渡しをした。さらに、その後、Aは、AB間の売買契約をBの強迫を理由として取り消した。この場合、Cは、即時取得により宝石の所有権を取得することはない。
さあ、「〇」か「✕」かどっち?
チクタク…
チクタク…
チクタク…
では、
正解の発表です。
【正解】は
「✕」
です。
Bは、Aの取消しにより、宝石について遡及的に無権利者となります。そして、Cは、Bから宝石を買い受け、現実の引渡しを受けているので、Cが善意であり、かつ過失がない場合には、即時取得により宝石の所有権を取得することができます。
今回の問題は
かなり正解率が下がりました。
原因は
「強迫」の文言でしょう。
「おどされたAは保護されるのでは…」
と考えてしまうと
間違えてしまいます。
今回の、「即時取得」の場面においては
上記解説のように判断していきますので
間違えてしまった方は
これを機に
本試験ではクリアできるようにしておきましょう。
では、また次回。
押忍!