皆さん、こんにちは。
森Tです。
ここんところ
"番宣"
が続いていましたので(汗)
そろそろいつもの
「森T問」
に戻しましょう!
では、今回も張り切っていってみましょう!
【問題】(憲法_人権)
憲法第14条第1項は国民に対し法の下の平等を保障した規定であり、平等の要請は、事柄の性質に即応した合理的な根拠に基づくものでない限り、差別的な取扱いをすることを禁止する趣旨と解され、特に同項後段の事項は、合憲性の推定が排除される事項を限定列挙したものである。
さあ、「〇」か「×」かどっち?
チクタク…
チクタク…
チクタク…
では【正解】の発表です。
【正解】は
「✕」
となります。
どこが誤りか?
皆さん気付きましたでしょうか。
誤りの箇所は
「限定列挙」
です。
判例は
「憲法14条1項は、国民に対し、法の下の平等を保障したものであり、右各法条に列挙された事由は例示的なものであつて、必ずしもそれに限るものではない」
としています。
憲法14条1項では
「すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。」
と規定しています。
これらの項目は、過去において特に差別がひどかったものを"例え"として挙げていると考えられています。
つまり"例示的"です。
これを"限定列挙"としてしまうと
差別してはいけないものは、人種・信条・性別・社会的身分・門地に限定し、これら以外の項目(例:年齢)による差別は許される。
なんてことになってしまいます。
今回の問題は、
ここの理解を問うものでした。
(〇) 例示列挙
(✕) 限定列挙
で押さえておきましょう!
では、また次回。
押忍!