悲しみ、落ち込み、むなしさ、やるせなさ・・・・
こんな状態になったとき、わたしは、「もっともっと、悲しみに浸ろう」と考えることにしています。
なぜなら、すべてをさらけ出した時、悲しみ等のもっと、深いところにあって、それらの感情の源泉となっている、別の感情に気づくからです。
 そのおおもとにある感情は、「自分でコントロールできない悔しさ」であることが少なくありません。
例えば、「なんで自分だけ、こんなにお金がないんだ。こんなに努力しているのに。」「なんで、自分だけが難病になってしまったんだ。なにも悪いことをしていないのに。」・・・・・
お金や健康をコントロールできない、もどかしさ、悔しさ、これらが、悲しみとなったり、絶望や怒りにつながったりすると感じています。

こころの深いところにある根源的感情あるいは欲求に気づいたとき、そして、それがそもそもコントロールできないことを悟ったとき、もしくは、コントロールする知恵に気づいたとき、悲しみ、絶望などの気持ちが薄らいでゆくと思っています。
 心理学弁護士