墓泥棒と失われた女神 ★★★☆☆

 

「幸福なラザロ」のアリーチェ・ロルヴァケル監督作品で、80年代のトスカーナ地方に住む男は、古代遺跡の在りかを感じ取る特殊能力があり、墓堀人の仲間と共に遺跡を掘り当ててはその中の副葬品を持ち出して金に換えていたけど、ずっと忘れられない恋人の面影を求めて、地元の優しい女性と仲良くなったりするけど、恋人のことはやはり忘れられないままでいたところ、突然閃いた遺跡からけっこうな大きさの女神像を見つけて、頭だけ切り離して持ち出そうとしたところ、いつも買い取ってくれる闇ブローカーに首から下を奪われて、その闇ブローカーの闇オークション会場に乗り込むことになる、というお話しで、主人公の恋人への思いや遺跡を感じ取ってしまう特殊能力とか、どこかロマンを感じる不思議な感覚で、取り留めも無いような、掴みどころが無いような感じもしますけど、魅力はありましたね。