オデュッセイア ★★★★


クリストファー・ノーラン監督が、ホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を映画化した話題作で、いわゆるトロイア戦争で「トロイの木馬」作戦で堅牢なトロイアの城壁内に潜入したギリシャ軍の知将で、イタケの王、オデュッセウスが、戦争に勝利後に十年かけて故郷に戻るお話しで、途中ある島で一つ目の巨人に遭遇したり、海の神ポセイドンの怒りを買い、帰還の船が難破して共に闘った部下を全て失ったり、魔女の誘惑で長い時間過ごしてしまったりと、様々な試練を乗り越えている間に、故郷では帰還を待つ妃に多くの男が群がり、連日宴会を繰り広げて、成長した息子テレマコスを亡き者にしようという計略が持ち上がったり、試練の時を過ごす中で、とうとう王が帰還するまで、叙事詩に描かれた神話的な世界を壮大に描いているのがスゴく、そのような物語を通じて、どんなに壮絶な戦闘があったとしても、時が経てば人は忘れてしまう、という現代に通ずるメッセージがあるような気がして、なかなか鋭いな、と思いましたね。