クワイエット・プレイス:DAY 1     ★★★☆☆

 

今回は前二作とは違った、謎の生命体が地球に襲来したその日を描いた前日談で、郊外のホスピスで暮らす癌の末期患者の女性が、職員に誘われて久しぶりにマンハッタンに出向いたその日に“それ”は来て、すぐに“それ”は視覚ではなく音に反応すると気付いて、難を逃れた人たちが建物の中で静かにしていたけど、水に弱い“それ”のために、政府は船での脱出を知らせて、人々が動いていた中で、彼女は最期にマンハッタンでピザを食べる、という望みを叶えるために別行動をしていたら、みんなからはぐれたイギリス人の青年と行動を共にすることになる、という展開で、最初の騒ぎが収まったら、後は前二作と同じような展開になりますけど、登場人物の多さや舞台となるニューヨークの様子など、スケールは格段に大きくなって、とにかく都会でのサバイバルを描きたかったのだろうな、と感じて、ガラス張りのビルで“それ”に囲まれたり、地下鉄の構内での逃避行など、いろいろと工夫していて、何よりも余命わずかな癌の末期患者を主人公にしているのがユニークだと思いましたね。