デスパレート・ラン     ★★★☆☆(WOWOWで録画したものをBDで鑑賞)

 

フィリップ・ノイス監督作品で、一年前に交通事故で夫を亡くして、それが原因でふさぎ込んでいる息子に手を焼いている母親が、小学生の娘を学校に送って、森にジョギングをしている時に、スマホに緊急警戒警報が流れて、いろいろ調べていくと、息子が通う高校で銃乱射事件が起こったことを知り、息子が学校に行っているのか、行っていたら無事なのかをスマホで情報を取りながら、何とかして現場に向かおうとする、というサスペンスで、制作も兼ねた母親を演じるナオミ・ワッツがほとんど一人で森の中をジョギングしながら一喜一憂している場面が続きますけど、警察から電話が来て、息子について質問をされて、もしかしたら息子が犯人なのではないか、と絶望したり、犯人じゃなかったとしても無事なのか、と刻一刻と変わる状況を描いていて緊迫感があり、何よりも今は場所が離れていてもスマホでかなりの情報収集が可能な時代なのだな、と知らされましたけど、あんな森の中でも普通に電波が通じている、というのがなんとなくスゴい、と思いましたね。