いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46 ★★★☆☆☆

前作「悲しみの忘れ方」は四年前の作品で、デビューから三年間のまだまだ発展途上にある彼女たちの姿を描いていましたけど、今や四年連続紅白出場、二年連続レコード大賞受賞、シングルもミリオン連発、というトップアイドルに成長した乃木坂46の2018年から2019年初めの西野七瀬さんの卒業コンサートまでの活動を追っていて、主要メンバーのインタビューで本音が語られたり、監督目線で密着していても、メンバーがとても仲が良い、という印象を持ってしまうくらいの関係性を浮き彫りにしていて、次々と卒業していく一期生を送る悲しさの中に、ずっとこのままでいたい、このままでいれたらいいのに、という思いが感じられて、逆に卒業していく西野さんは、卒業の本当の理由を語っていて、なるほどね。と思ったり、おそらく白石麻衣さんが卒業したら、乃木坂の顔として活躍するであろう齋藤飛鳥さんの個性的な魅力を見せていたりなど、いろいろと興味深かったですね。ライブ映像中心ではないからかもしれないですけど、乃木坂の曲よりもホルストやベートーベンなどの曲が印象的に流れていたのが面白かったですね。