パピヨン ★★★☆☆

1973年のスティーブ・マックイーン、ダスティン・ホフマン共演の作品のリメイクで、監督がデンマークのマイケル・ノアー、パピヨンをチャーリー・ハナム、ドガをラミ・マレック、という顔ぶれですが、同じ原作を基にした映画化、という感じなのか、と思ったら、1973年版のダルトン・トランボの脚本に驚くほど依拠していて、それだけ前作は良作だった、と言えるのかな、と思いましたね。上映時間が短くなっている分、パピヨンの苦難の描写は前作ほどではないですけど、演じるハナムやマレックにとっては演じ甲斐があったでしょうね。ただ音楽が地味になっているのは残念で、帰り道は当然ジェリー・ゴールドスミスの前作のサントラを聴きながら帰りましたね。