ドント・ウォーリー ★★★☆☆☆

ガス・ヴァン・サント監督が、以前ロビン・ウィリアムズが映画化を狙っていた企画を遺志を継ぐ形で実現させた作品で、十代の頃から飲み始めて、すっかりアル中になっていた青年が、自動車事故で半身不随になり、車椅子でアル中の更正プログラムに参加して、自分の過去を語り始める、というところから、自分を産んだ母親に捨てられた、という思いから里親ともうまくいかずに、酒に溺れて事故で身体の自由が効かなくなって、自分を見つめ直して始めて、他人と自分に優しくなっていき、そこから風刺漫画家の道に進んでいく、という彼の半生を主人公の心の旅路として描いているのがとても良かったですね。