ダンボ ★★★☆☆☆

1941年のディズニーアニメをティム・バートンが実写映画化した作品で、元々オリジナルが64分しかない作品なので、前半はアニメに即した空を飛ぶまでのお話しで、後半はオリジナルですが、ダンボの世話をする親子の話と絡めて描いていて、母親を亡くした子供たちの悲しみと、母親ゾウと離ればなれのダンボの悲しみが心を繋げたり、フランク・チャーチルの名曲、“baby mine”や“casey junior”を使ったり、アニメ版で有名なピンクの象をユニークな方法で登場させたりなど、オリジナルへの目配せも嬉しく、終盤の展開とラストも現代風の描き方で、なるほどと感じましたね。またティム・バートン作品で、マイケル・キートンとダニー・デビートが「バットマン・リターンズ」以来の共演となるのも嬉しかったですね。