TwitterやInstagram、LINEなど、SNSを活用している方は世代を問わず多くいます。
連絡手段やコミュニケーションを取るためには欠かせないアイテムですが、近年SNSを活用した詐欺被害が増えているので注意が必要です。
SNS詐欺の被害に遭わないためにも、手口やだまされないための方法をあらかじめ把握しておきましょう。
そこで今回は、SNS詐欺の手口やだまされない方法に加えて、被害に遭った際にすべきことや相談先について解説していきます。
SNSを安全に使用し続けるためにも参考にしてください。
SNS詐欺の手口とは?
SNSを利用した詐欺事件は年々増加しています。
国民生活センターによれば、2016年に相談があった件数は13,569件ですが、2020年には45,046件と大きく増えていることが分かります。
「詐欺とは無縁」「自分は平気」だと考えていても、被害に遭う可能性はゼロではありません。
そこで、まずは詐欺の被害に遭わないためにもSNSを活用した詐欺の手口をご紹介していきます。
・なりすまし詐欺
有名人やインフルエンサー、企業など、人材している人物や施設になりすまして個人情報や現金をだまし取る詐欺がなりすまし詐欺です。
◎友人からの「急な出費でお金がすぐに必要」というメッセージがくる
◎企業によるプレゼント当選と偽って個人情報を盗む
といった事例があります。
また、自分の写真が悪用されるケースもあります。
SNSに投稿した写真を勝手に使用し、偽のアカウントを作成して友人や知人に向けてダイレクトメッセージを送信して金銭を要求する手口です。
自分になりすました詐欺師が知人をだます可能性があることを理解し、SNSにアップする写真の取り扱いには注意してください。
・チケット詐欺
若者を中心に被害が拡大している詐欺がチケット詐欺です。
「コンサートチケットを定価で譲ります」といった内容をSNSで書き込み、購入したいと返信がきたターゲットからお金をだまし取る手口です。
金銭を支払ってもチケットは実際には送られてこないので、そこで詐欺に気付きます。
チケットの転売行為は違法な行為です。
利益を得る目的での転売行為を繰り返せば逮捕や罰金が科せられるので、信頼できない人とのやり取りは避けてください。
また、中には金銭を受け取るだけではなく個人情報までも盗み出す詐欺師も存在します。
詐欺師の方から偽の身分証を提示し、「あなたの身分証も確認させてください」「信用になるので見せてください」などと言って身分証を見せるよう促してきます。
個人情報をだまし取る手口でもあるので、無暗に応じないよう注意してください。
・フィッシング詐欺
偽のサイトに誘導して個人情報をだまし取る詐欺がフィッシング詐欺です。
元々メールを活用して行われている詐欺行為でしたが、SNSが多く普及したことでSNS内でも横行されるようになりました。
サイトに誘導する方法は様々です。
◎キャンペーンに当選した
◎不正利用が疑われる
◎アカウントがロックされた
上記のような理由を用いて、パスワードやIDの変更を促してきます。
その他にも、氏名や住所、電話番号やメールアドレスなど、大切な個人情報が盗まれる可能性があるので注意してください。
また、クレジットカード番号の入力を促されるケースもあります。
万が一入力してしまえば、不正利用される危険性があるので気を付けましょう。
・副業詐欺
お金を稼ぐための副業ですが、反対にお金を盗まれる危険性も潜んでいるので注意してください。
副業詐欺では、収入を約束するような魅力ある投稿をSNS上にアップします。
興味を抱いたターゲットには、利益が得られるからと教材の販売や商品の購入を促していく手口です。
費用を支払ったとしても、投稿されていたような利益は得られません。
その他にも、セミナーへの参加やコンサルティングサービスの活用を促されるケースもあります。
・出会い系詐欺
SNSを通じてメッセージを送り、詐欺行為を働く手口です。
甘い言葉で誘惑し、相手が恋愛感情や興味を抱いてから「困った事態になっている」「緊急でお金が必要になった」などと相談して金銭をだまし取る事例があります。
また、「スマホを無くした」「スマホを壊した」などといった理由で出会い系サイトに誘導して、ポイントの購入代金と称してお金を徐々に取られるケースもあります。
・投資詐欺
「何もしないで資金が増える」「確実に儲かる投資法を教える」などとSNSを通じて呼びかけ、金銭をだまし取る手口です。
魅力的な言葉を並べられるため、興味を持ってしまう方も多いです。
また、詐欺師はプロフィールや投稿でセレブをアピールしてきます。
ブランドのアイテムを持った写真や高級車、豪華な豪邸の写真など、信用を持たせるために投稿を繰り返し、信憑性を与えているのです。
絶対に儲かる投資方法はないので、だまされないよう注意してください。
・国際ロマンス詐欺
外国人や外国人を装った日本人が恋愛感情を利用してお金をだまし取る行為が国産ロマンス詐欺です。
SNSで交流をして信頼関係を築き上げてから「家族が病気になったけど治療費を賄えない」「あなたに会うために日本に行きたいけど渡航費を捻出できない」などと言って、金銭を要求します。
金銭を受け取ったら連絡が取れなくなるので、詐欺だと分かるまでに時間がかかります。
SNS詐欺にだまされないようにする方法
SNSを活用した詐欺にだまされないための方法を解説していきます。
楽しく利用していくためにも参考にしてください。
・知らない人からの友達申請に注意
SNSでは知らない人ともコミュニケーションが取れます。
様々な人と出会える点が魅力でもありますが、デメリットもあるので注意してください。
友達申請のあるSNSであれば、知らない人を安易に承認しないようにしましょう。
◎プロフィール写真や情報が少ない
◎共通の知人がいない
といったアカウントからの申請は特に注意が必要です。
相手のプロフィールをよく確認し、少しでも怪しい部分が不信感があれば承認せずに拒否をしてください。
・個人情報の取り扱いに注意
SNSでは個人情報の公開は避けた方が安心です。
◎電話番号
◎住所
◎メールアドレス
といった情報は悪用されるリスクがあります。
直接的に載せることがなくても、何気なく投稿した写真に個人情報が含まれて可能性があります。
カレンダーや手帳に記している情報、コルクボードやホワイトボードに貼ってある情報など、写真を撮る際には周囲の状況をよく確認してから撮影して投稿してください。
また、公開範囲を設定することも予防法につながります。
友人にしか見せないように設定していれば、友人が写真を拡散しない限り情報が流出する危険性はありません。
・記載されているURLにアクセスに注意
SNSで送られてきたURLは安全だとは限りません。
興味を引くような内容であっても、偽のサイトに誘導して個人情報を盗むケースやウィルスの感染といったリスクがあります。
気になる場合は、送られてきたURLをチェックしてみてください。
企業やサービスの公式サイトとは違うURLであれば詐欺の可能性が高まります。
・メリットの多い話に注意
詐欺師は魅力的な言葉でだましてきます。
◎無料
◎期間限定
◎簡単
◎絶対
感情が高ぶれば冷静な判断ができません。
メリットのある話でも、すぐには信じず、落ち着いて情報の真意を確認してください。
確認する癖を付けることが詐欺に遭わないためにも大切なポイントです。
・金銭の要求には応じない
信用している相手でも金銭の要求があれば応じないようにしてください。
特に詐欺師は急を要する内容でお金を要求してきます。
◎早くしないと間に合わない
◎すぐに必要
◎被害が広がる
など、不安を煽り、落ち着いて行動できないような揺さぶりをかけてきます。
時には友人や家族といったアカウントから届くケースもあります。
その場合は、直接電話をかけてからメッセージの詳細を確認してください。
アカウントが乗っ取られて詐欺行為をされている可能性もあるので、すぐに信じる行為は危険です。
SNS詐欺の被害に遭った時にすべきこと
詐欺被害に遭った場合、迅速な行動が肝心です。
被害を抑えるためにも、下記の行動をスピーディに実施してください。
・クレジットカード会社に連絡
クレジットカード情報を入力してしまった場合は、カード会社にすぐに連絡してください。
カード番号や有効期限、セキュリティコードなどが知られると不正利用される危険性があります。
カード会社に連絡し、理由を説明すれば利用を停止してくれます。
カード会社の多くでは、24時間対応でサポートしてくれるので、時間帯関係なく連絡をして対処してもらってください。
また、その際には新規カードの発行手続きについても相談しましょう。
・ログインIDやパスワードの変更
SNS詐欺でログインIDやパスワードと言った情報を入力した場合は、第三者からのアクセスを防ぐためにも変更手続きが必要です。
同じパスワードで登録しているサイトがあれば、そのサイトのパスワードも変更した方が被害の拡大を防げます。
パスワードは、数字や記号を組み合わせて複雑なものを設定すると安心です。
サイトごとに登録するIDやパスワードは全て違うものにし、定期的にログイン情報の変更を実施すると、より安全性が高まります。
手間のかかる作業ですが、詐欺に遭わないためにも実行しましょう。
SNS詐欺の被害に遭った時に相談先
SNS詐欺の被害に遭った際には、以下の相談先があります。
・国民生活センターに相談
消費者が受けた様々なトラブルの相談窓口となる機関です。
被害の拡大を防ぐための対策を教えてくれるので参考になります。
また、トラブルを解決するための機関を教えてくれるので、法的な手続きが必要な時に相談をすれば問い合わせ先を助言してくれます。
・警察に相談
詐欺に遭った際には警察に相談をして被害届を提出することも検討してみましょう。
被害届を出す際には、詐欺師の情報や取引をした経緯、盗み取られた金額などの情報を提供する必要があります。
被害届が受理されれば捜査が行われ、詐欺師が逮捕されるケースもあります。
しかし、必ずしも逮捕されるとは限りません。
詐欺師の情報が少なければ捜査は難航してしまいます。
また、被害が少ない場合や証拠がない場合は警察が動いてくれない可能性もあります。
民事事件であれば捜査機関は介入できないため、当事者同士での解決が求められます。
・法律事務所に相談
警察への相談で刑事事件として扱われなかった場合は法律事務所に相談してみましょう。
弁護士が代行して被害状況の説明を行ってくれます。
また、返金請求も実施してくれます。
被害額の回収が可能かを判断し、可能であれば詐欺師との交渉代行も可能です。
また、刑事告訴に関するサポートも受けられるので、詐欺師に処罰を求める場合は警察よりも先に法律事務所に相談するとスムーズに手続きを行えます。
詐欺被害はスピードが大切なので、早い段階での相談が大切です。
まとめ
SNSの利用者が多くなり、同時に詐欺被害も多く発生しています。
様々な手口があるので、正しい知識と対策法を理解することで自分や大切なお金を守れます。
今回ご紹介しただまされないための方法を参考に、安全にSNSを活用していきましょう。
万が一被害に遭った際には法律事務所に相談してサポートしてもらうと被害回収ができるかもしれません。
早めに相談して対処してもらいましょう。

