経過観察ライフを続け、6年あまりが経過しようとしていたある診察で、一進一退を続けていた子宮筋腫の大きさが10cmを超えているという説明を受けた。治療対象であると改めて告げられたのである。
この頃をきっかけに診察に行く度に手術の話をされるようになり、MRIを撮り直したり、血液検査をしたりした。心はすっかり切らない方向に舵を切っていたので、手術の話をされる度、私にとってはすごいストレスであった。そのストレスがきっかけで眠れなくなったり、風邪が長引いて重くなったり、健康に悪いことこの上ない。
「別にどこが悪いわけでもないのに、手術をしなければならないんですか。」なんて先生に口ごたえしてみたりもした。先生は医師として当然の進言をして下さっているわけだが、今や私の心は「切りたくない」の一点張り。たちが悪い患者だ。しかも先生は手術をするにしても大きすぎるので、ホルモンの注射をして生理を止め、少しでも筋腫を小さくしてから手術をしないとリスクがあるし、手術は紹介する大学病院でした方がいいなどと言う。60歳まで生理があることを目指す私の毒素排出チャンスを奪うの?更年期症状をわざわざ引き起こすの?大学病院て何?自然な東洋医学の信望者となった私にそれはあまりにも酷な治療法であった。「10cmになったら」というのは了承していたはずなのに、いざとなると納得できなかったのだ。
あんなに真面目に続けていた3ヶ月ごとの経過観察をサボるようになったのはこの頃である。
漢方と足つぼは続けつつ、「私は大丈夫。」と言い聞かせていた。
婦人科に行かない日々は1年半近く続いた。
実はこの期間、前はなかった動けなくなるほどの生理痛が出現したり、ひどい腰痛に襲われたり、「私は大丈夫。」と言い聞かせる一方、「もしやこれは筋腫の仕業では・・・?」と疑わしい現象がいろいろ起き始めていた。今までは子宮がん検診も経過観察のついでに受けていたが、こうなるともう気まずくて「がん検診に来ました!」なんて主治医の先生のところには行けない。次のがん検診はどこで受けたら良いのだろう・・・といろいろ悩んでいた頃、その病状は現れた。
