「手術を受けたほうが良い。注射をしたほうが良い。」と言われて嫌気がさし、婦人科から足が遠のき約1年半が経ったある夜、奇妙な腹痛で目を覚ました私は吐き気を感じてトイレに駆け込み吐いた。

 

その後尋常ではない寒気で体中がガクガク震え、まだ9月なのに使い捨てカイロを貼って寝た。

 

眠れたような眠れなかったような一夜が明け、朝体温を測ると40度近い熱だった。お腹も痛いし、気持ちも悪い。その日は3連休の3日目だったので1日寝ていることにした。

 

1日寝ている内には少しは良くなるだろうと思っていたのだが、全く改善する気配はない。何も食べたくない。お腹が痛い。気持ちが悪い。40度の熱が続いている。

 

見かねた親が夕方救急診療を担当していた病院に連れて行ってくれた。

 

診断は「腸閉塞」。CTで「腸閉塞」に特有の症状が確認されたとのこと。そのまま入院し、1週間の食止めと24時間点滴が始まった。先の見えない入院生活は2週間に及び、やがてなかなか炎症の数値が下がらないことから、「ただの腸閉塞ではないかも」となり、造影剤CTを撮り直し、卵巣膿瘍の可能性が指摘された。結果私は気まずくて合わせる顔のない婦人科の主治医を再度受診することになったのである。

 

ただでさえ具合が悪いのに、バツまで悪いというこの状況に私は逃げ出したくなったが、他にすがる人がいないので仕方ない。「大変でしたね。まあ、1年半来てないから初診と一緒ですね。」などと言いながらどこか恐さが漂う(元)主治医に診てもらったが、卵巣膿瘍はなく、子宮筋腫と見間違えたのだろうという所見。消化器外科、泌尿器科などでも診てもらったが、元凶がどこにあるのかが今ひとつわからず、さらに1週間検査入院となった。

 

よくわからないままだいたい症状が治まり、結局「これは1つの仮説だが」ということで、巨大子宮筋腫のせいで逆流した経血が卵管に詰まって炎症が起きた可能性などもあるといった説明があった。それが原因ならまた同様の症状が起こるらしい。今までは「なぜ切らねばならないのか」と反抗的だった私だが、事ここに至り憔悴しきっている。入院中に観念しホルモンの第一回目の注射を開始し、手術してくれる先生を紹介してもらえるようにお願いした。

 

ここから疑似更年期的症状との戦いが始まる。