自己紹介の際の趣味の欄に、 歴史 と書きたいところなのですが、
私の趣味は、古代エジプトとその時代のシナイ半島および地中海のあれこれ
のみです。
しかも結構うろ覚えのインチキ知識。
古代エジプトは庶民の生活などの資料が少ないので、資料が多く残っているローマについての
本を読んで古代の庶民の生活を想像しています。
ポンペイなんて、まだ発掘しつくしていないし、火山噴火当時のままの色々が
そのまま出てくる宝の山。
今読んでいるのがこの本。
ローマには暴君ネロを始めとして、人を人とも思わない皇帝が何人かいたし、
(残虐、暴虐の限りをつくしてます)
当たり前に奴隷がいました。
人権という観念は無い。
グラディエーター(剣闘士)もまた奴隷の身分。
命がけで闘う事から逃れられない立場でした。
真剣に闘えば負けても命が助かる事もあるけど。
人気はあっても自由ではない。
「テルマエ・ロマエ」は大好きなマンガだったけど、
ローマで生きていくのは簡単じゃないと思う。
奴隷は戦争して負けた国から連れてきた人が多かったようですが、
子供の奴隷などは、捨て子を拾ってきて養育したものだったようです。
古文書に書いてあったことが凄い。
アレクサンドリアにいる夫が郷里の妻にあてた手紙(パピルス)。
どうぞ子供を大事にしてくださるよう、あなたにお願いします。
給金を貰ったら、直ちにあなたのもとに送りましょう。
・・・子供を生むときになったら、男であればそのままにしておき、
女であれば捨ててください。
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
![]()
男子の跡継ぎしかいらない家だったんだろうけども。
引き取り手を探すこともせず、捨てるのかい。
世界中で捨て子ってありますけど。
乳幼児死亡率がとても高かった古代でも、大事にされる子は跡継ぎくらい。
貴族であっても、必要とされる跡継ぎと、政略結婚に使われる女の子以外は、
西洋の場合は僧院に入れられたり、騎士になったり。
使役する人間は沢山欲しいけど、それ以外は我が子でもいらないわ、という。
そこらじゅうで人が死ぬのが日常的な世界と現代とでは、価値観も常識も違いますが、
こんなに一人一人を大事にしてくれる世界は、少なくともここ数千年の間で初めてかも。
古代エジプトも古代ギリシアも、似たようなものだったでしょう。
ギリシアが学問で突出したのは、奴隷が労働も家事も負担していたから。
生活に何の不安もなく、時間があるからこそ哲学や文学が発展したんですから。
日本だって、昔は捨て子が普通にあったし、人身売買も当たり前にあったし。
陰謀論の世界では人身供儀とか悪魔崇拝の儀式とか、おどろおどろしく
語られているけれど、人柱の伝説、日本の各地にありますよね。
捧げる相手は違っていても、やってる事は同じかと。
何度か書いたけど、
野蛮でびっくりするような話が結構あるんです。
「山に怪しい女がいたから、弓で射て殺した」とか。
聞いて書いている柳田国男もさして驚愕してない様子。
東北の人が特別野蛮だったのか、それとも全国でそうだったのかは分かりません。
人間は元々善である
という性善説は孟子が唱えたそうで。
生まれながらに人には善の本性が備わっているそうだけど。
中国って、物凄く残忍な事をした皇帝や愛妾のエピソードに事欠きませんよね。
基本、人って野蛮なんじゃないのか、善悪以前にって思う。