懐かしさのあまり、長くなってしまいました(^_^;)
刑事のトランティニアン役の若央 りささん。
めっちゃ好きです。
若央さんが演じて来られたお役の中でもナンバーワンなのではと思います。
トランティニアンの何が好きって、セリフまわしが好き。
ジャンヌとのやり取りも面白いですが、秀逸なのは波音 みちるさん演じる署長とのやり取りのリズミカルな『間』!!
波『休暇届を出せ』
若『ありがとうございます!!』
波『休暇だからな金は出んぞ』
若『ホントですか』
波『嫌ならやめろ!!』
この短いやり取りが見事過ぎる。
結構早口なのに、セリフも明瞭!!
さすが長年、月組で切磋琢磨された生徒なだけある!!!!
若央さんの
『ありがとうございます!!』⤴️
『ホントですか』⤵️
という、一瞬の声の調子の変化も面白い( *´艸`)
(波音署長の存在も秀逸。この辺のポジション·この辺の学年の男役さん大好きです( *´艸`))
その後のジャンヌとのやり取りの『間』も、勿論秀逸でした✧*。
ただ。
我々はね。
トランティニアンとジャンヌがずっと銀の狼を追っているのを知ってるからね。
レイが絶命した後トランティニアンが、然るべき方法で彼を葬ってくれるのは良く分かるのですが。
確か、シルバとトランティニアンってこの時初対面なんだよね(^_^;)
そんな人にレイの遺体を託して良いわけねーし。
って思うんですが。
若央さんが全演技力を注いで
『任せろ』
の一言で全てを表現してます。
もう力技です(^_^;)
お陰様で当時、中学生だった私には何の違和感もありませんでした(^_^;)
でもやっぱ、今みるとおかしい笑
あと、この場面でおかしい点がもう1つ。(ごめんなさい)
シルバとレイが決闘する場面。
なんでレイ、銃を放り投げた？(^_^;)
私の定かでは無い記憶では、勝手にミレイユは護身用か何かの銃でレイを撃ったんだとばかり思ってました(^_^;)
自分が放り投げた銃で撃たれるとは:( '-' ):
ナイフに持ち替えるのは結構だから、銃は胸元に仕舞えば良かったんだなぁ‥。
なんて思いました(^_^;)
でも、撃たれて倒れるレイの
『あぁー!!いってぇーーーーーーーー!!!!!!』
という言葉がなんか、凄くリアルに感じました。
そんなトランティニアンと行動を共にしていたジャンヌを演じられたのは、紫 ともさん。
改めて言いますが、やはり彼女は上手いですね。
何をとっても上手い。
その上、あの可憐なビジュアル。
杜 けあきさんと組んだってもう。
とんでもねぇゴールデンコンビ爆誕するとこだったんじゃねぇかと思うんですが。
組んだのはたった2作。
そのうち1作は、ほぼ無理やり絡む場面設けました程度。
勿体ないオバケ出んぞ。
いや。
『銀の狼』に話を戻しますが。
このお役は、本来なら爪痕を残せるような役柄ではありませんでした。
しかし。
彼女はこの作品で、ミレイユ役の次に『イイ役』はジャンヌ役であると、自力でのし上げたと言っていい。
彼女は役作りの時に参考にしたキャラとして、当時大ヒットしていた『東京ラブストーリー』のヒロインを挙げていました。
これもね。
ジャンヌという役作りが成功した一因だと思います。
上手いところを突いたと思います。
でも。
紫さんは単なる真似ではなく。
ジャンヌという女性をとても魅力的に、可愛く、観ているものを惹き付けられるまでに昇華させています。
これが凄い。
上手く説明出来ませんが!!!!( ；∀；)
なんか、まだ続いてしまいそうなので(^_^;)
すみません。
次に行く前に、おひとりだけ触れさせて下さい。
大統領であるバロー役と農夫であるピエール役の2役を演じた、汝鳥 伶さん。
私が子供の頃から、既にお爺さんを演じているんだから、そう思うと凄いよね!!!!
『バロー役』となっているところを見ると、シルバの回想シーンか何かで、バローとして姿を見せているのかも知れませんが(見返せよ(^_^;))。
演じたのはほぼ、農夫のピエール。
これ。
きっとだいぶ難しかったと思うんです。
バロー役をもっと演じる場面があったら、『大統領』と『農夫』の差を見せる事も出来たと思うんですが。
上等なスーツを着て。
立派なお髭を蓄えて。
出さなくても出てしまう、組長の威厳。
演じてる役が、違う人物を演じているんです。
見た目は立派だけど、なんか危なっかしい。
なんかバローさんと違うような？違わないような？というのを。
バローが出てくる場面がほぼ無い中で演じるという。
汝鳥さんにしか出来ないお役だなと思いました。
そんなピエール。
シルバとジャンルイが戦う場面で、彼なりにファインプレーをしていたのがもう何か健気でした( ；∀；)
中学生だった私は、カッコイイシルバしか見てなかった笑