晴れた日の夕方。
私はいつも太陽を追ってる。
サンセットを
ベランダで眺めているのが好き。
太陽そのものも好きだけど
もっと好きなのは光。
雲の隙間から筋状に放たれる光や
カーテン越しに部屋の壁を照らす
光が大好き。
ぼーっと眺めていると
あっという間に日が暮れます
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お部屋を選ぶとき、
昔から日当たりには
こだわっていて。
南向きと東向きが
絶対だと思ってきた。
一軒家に住めば
南東の部屋を
当てがってもらい、
マンションでも角部屋なら
私が東側の部屋。
いつも良い部屋を
貰うのは私。
弟に選択権は
ありませんでした
で、今。
一人暮らしに選んだ部屋は
南西の角部屋。
「西」ってありえない。
ってずっと思ってた。
絶対東でしょ。
って。
何でそこまで
「無いわー」って思うのか
自分でも疑問になって
ある日考えてみたんだよね。
そしたら思いつくのは、、
「西陽は家具が焼けるから」
だった。
思いっきり親…っていうか
おばあちゃんの発想
西陽は強い
畳が焼ける
ふすまが焼ける
みたいな。
これを頑なに今の今まで
信じて西を避けてきたのか
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転勤族で引っ越しは多かった。
西側に部屋がある家は
何度かあって、親が
「西は家具が焼けるから・・」とか
言ってたんだと思う。
記憶は700%ウソ
きっと親も何の気なしに
言ったんだろうね。
それを子供の私がネガティブに
捉えたのかも。
全く覚えてないけど。
あと日が昇る側が栄える方で
沈む側はその逆だとも
聞いたことがあって。
古代エジプトは
ナイル川の西岸が
死者の街だし？笑
私が南東信仰wになった理由。
思い当たるのは
この程度。
少なっ
私自身が西側の部屋で
嫌な思いをした記憶はない。
親（祖母？）のなんの気なしの
発言を「そういうものなんだ」と
インプットし、
後生大事にその価値観を拝む。
子供ってすんなり
入っちゃうんだろうね。
ずっと気づかないでいた
自分にウケるわ。
仮に世間一般に
そういう価値観があっても
私がそれで困った事はないし、
もちろん親の発言が
悪いわけでもない。
いや、親の発言かもあやしいけどね。
私がテレビから仕入れた
情報かもしれないしw
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私が東が良くて西は✖️と
思っていたのは憧れも
乗っていたから。
朝は日の光で目覚める。
カーテンを開けて
身体中に朝陽を浴びる姿。
とっても憧れる
そんな暮らしをしてみたかった。
でも現実は・・・
私は朝が超絶苦手
低血圧で子供の頃から
全く起きれないのです
いつでも一番日当たりがいい
部屋を貰ってきたけど、
私の必須アイテムは
遮光カーテン
それも1級の
真っ暗になるやつね。
寝起きは貞子のごとく。
這うように食卓へ行き
おはようも言わなければ
母に「何か飲む？」と聞かれても
首振りで返事。
ちゃんと口で答えなさい！と
何度言われたかわからない。
目もろくに開かないまま
ただ「だるい」「まだ寝たい」と
思いながら朝食を取り
「いやだいやだ」と思いながら
身支度をしていました。
毎日。
全くひどいもんです。
理想と現実のギャップあり過ぎて
こんな毎朝が嫌だった。
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南西の部屋に暮らして8ヵ月。
西陽が強くて困る事は
何もおきていません
それどころか風が抜けて
気持ちいいし、
西に窓があるからこそ
氏神様の朱い鳥居と
緑の木々が見える。
むしろこの季節、
東側じゃ起きてすぐに
暗くなるので寝過ぎ
西側で正解でした。
夕方、部屋の中にできる
光のコントラストが好きだし、
大好きなサンセットも見えやすい。
朝型で目覚めが良い人って
明るく聡明で健康的な
イメージが私の中であって、
爽やかに起きられない
自分が残念なんだけど
ま、風邪は何年も引いてないし？
夜型で超絶寝起きが悪くても
私は概ね健康です
本当に欲しいのは
時間や心のゆとりなんだよね。
その象徴が私の場合、
「日の光で目覚める朝」
だった。
残念ながら光ではなく
アラームで起床する日々ですが、
未だに貞子も出てきますが笑、
こんな私のまま、この家で
心地よさを追求していこうと思います
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