第29回佐渡国際トライアスロン大会 | L'AVENIR AzuminO ブログ

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9月3日(日)天気晴れ
新潟県佐渡市 スイム4K, バイク190K、ラン42.2K
成績 カテゴリー1位(女子総合7位) 12時間35分

参加者&レポート:川上雅子

 

 

今シーズンの最終レース。今日のために5月から段階的にレースの距離を伸ばして調整してきた。と言ったらかっこいいけど、やっと8月になってレースと体と練習が一体化してきたというのが実は正直なところ。体脂肪率もレース前やっと11%でいつもレースの体になり、なこれならランも走れると思って佐渡島入りした。

 

昨年の猛暑の中の悪夢のレースは忘れられないが今年はどちらかというと秋らしいさわやかな天気の予想となった。好記録が期待できそうだ。

 

スイムは今年は浜からのスタートで約50Mを水中ランとイルカ飛びしてから泳ぎだす形式に変更され、トータル距離も200M増えた。コースは細長い逆三角形の1周2Kを2周回し、周回ごとに上陸する。私は集団の左端からのスタートを選択。

 

右呼吸で集団の状況を把握しながらコースロープから離れないように泳ぐ作戦。スタートはオリンピアンの西内さんのすぐ後ろから、選択は間違っていないようだ。


スタートとともに一斉に走り出し、あとはイルカ飛び。プールでの練習の成果もあってスムーズに泳ぎに入れた。進行方向右に大集団、私の左に数人という感じでバトルもほとんどなくいい感じでいつもの泳ぎのリズムに乗れた。昨年冬からの体幹を使った泳ぎの特訓と、流れるように泳ぐための細かい注意点を考えながら進む。

 

私はスタートダッシュはできないがペースも落ちないので、泳いでいてどんどん順位を上げていくのがよくわかり、周囲の人の数も少なくなっていき小さな集団で泳ぎ進むという感じでとても良かった。

 

1回目の上陸の時も一列になっていたのでそのまま2周目に突入。途中で集中が途切れてペースダウンしないことだけ気を付けようと思ってきれいに(自称)泳ぎきった。

 

タイムは1:19:43.女子では7番目くらいで上陸したと思うが、バイクコースに出たのはおそらく4番手くらいだったと思う。

 

バイクは佐渡ヶ島1周の190キロ。このコースもう7回目、島半分後半は12回目。トンネルができて少しずつコースの雰囲気は変わるが、海岸にぐっと下っていくコースや小山を登っていくコースが単調でなく美しいコースだ。

 

 

前半は男子選手にバンバン抜かれるが自分のペースを信じて淡々と走行。まずスイムをほとんど一緒に上がった外国人女子に抜かれたが、たぶん垂れるなと思ったので追わなかった。20キロくらいのところで新潟の川口さんにパスされた。彼女に抜かされることはほとんどないが、いつもよりバイクが調子よい印象だった。これも追わず。

 

中盤で私より気持ち速いペースの女子が抜きにかかったので、しばらくこの人と一緒に行こうと決めた。なぜかというと走り方がきれいだったからだ。抜きつ抜かれつを何回か繰り返していたら、どこかの登りで先行されてしまった。

 

半分を折り返し後半戦にかかったとことで、先ほどの外国人女子がたれているのを発見し、パス。そうこうしているうちに先ほどの一緒に走っていた選手(30代)もパス。

 

残り20キロで最後の上り坂をからの岡越えをクリアーしてゴール。先行は2人で3位でバイクフィニッシュ。6:55:53(トランジション込み)。ここまでは上出来だった。

 

トランジションでゆっくり靴下をはいてさてランへ。おや、なんかからだがシャキッとしないなと思ったが、じきになじんでくると思ってスタート。

 

コースは20キロの2周回。予定では1キロ5分30秒で刻んで4時間以内に帰ってくるという作戦。マラソン単体では1キロ4分30秒で走るので、楽勝のペース配分だ。ところが、今日はこのペースで刻めたのが最初の5キロくらいで、そのあと6分になってしまった。

 

6分になると結構パスされる。今までトラレースのランでパスされるのは、いかにもランナーという男性だけだったが、今日はあれれという感じ。

 

結局バイクフィニッシュで20分以上も差があった、ランだけ速いといわれた昨年優勝者にも、先ほどバイク後半で抜き返した女子2人にも、どこから来たの?という選手も含めて、4人にパスされて3位から一気に7位に転落し、終了となった。4:19:25かなり遅かった。

 

 

成績はエイジ優勝で連覇。でも心の中では総合に入ろうとどこかで思っていたのでちょっとがっかり。総合は6位までで、優勝者は昨年Bタイプ優勝の20代の選手。断トツの11時間4分で男女総合でも24位だから次元が違う速さだった。

 

2位はバイクでパスした30代、3位は川口さんと今までだったら負けない選手だ。これが年齢なのかなと思うところもあるが、納得してしまうのも悔しいので、それ以外のところを帰宅後に考察した。来年もまた若い選手にトライしていきたい。

 

 

今年の成績ミドル、ロングは、アイアンマン70.3常滑で優勝、全日本皆生大会で優勝、佐渡で優勝。終わってみれば全部優勝。ショートは横浜の3位。上出来のシーズンでした。