第3話「失ったもの」 

 

 

~前回のあらすじ~

新たな仲間、ホープと出会った明莉テトラ

お父さんのセンリとも再会し次の街“カナズミシティ“へ向かう。

そしてトウカの森で近づいてきた音の正体とは…?

 

 

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ガサガサガサッ

「うおっ…何だ…!?」

ドンッ!!

「いたっ!」

テトラ、大丈夫?…って、

ラルトス!?トウカの森の中じゃ生息しないはずの…!」

「どうしてここにいるんだろう?」

「一旦、様子を見てみましょう。ここまで来たのには理由があるはずよ」

 

 

✩野生のラルトスが飛び出してきた!

「Let‘s Go!テトラ!

「なんで私は森に…?」

「お、俺に聞かれてもわかんないんですけど!?」

「やっぱり迷子みたいね…よし、Let‘s Go!ホープ

二匹とも、ラルトスの後ろに回って!」

「まかせろ!」

グルッ

「ラルトスが二匹に気を取られた間に…!スーパーボール!

ヒュンッ

……カチッ

 

 

「ふう、捕まえれたわね…

ねえラルトス、ひとつ聞いてもいい?

このトウカの森にはラルトスは住んでいないはずなんだけど、

あなたは一体どこから来たの?」

「私…私は…

どこから来たんだっけ…?」

「えっと…何か覚えてることはあるのか?生まれたのはどこかとか…」

「…わからない」

「ええっ?」

「お前、記憶喪失ってやつなのか?自分の名前は?」

「私は加賀美。それだけしか覚えていなくて…」

「親とかもこの近くにはいないな」

「…家族がいないのは、辛いはずだ。

にしても、本当に何も覚えてないんだね」

「うーん、加賀美のトレーナーを探すか、家族を探すか…」

「俺はとりあえず、カナズミシティまで行って、みんなに話を聞くのがいいと思うぜ」

「そうだね、テトラの言うとおりにしよう。

加賀美、これからあなたの記憶を取り戻すまで一緒に旅を続けよう!

もしあなたを知っている人や家族と会えたら、私からは離れること。わかった?」

「…うん!ありがとう!私、失った記憶を知りたい…!」

 ✬加賀美が手持ちに加わった!

 

森を探索しながら加賀美の情報も聞いていく。

『ラルトスかぁ、はじめて見たよー』

『カガミなんて名前聞いたことないぜ』

 

「ダメだ、いい情報はなさそう…」

研究員「うーん、いないなあ…」

「どうかしましたか?」

研究員「ねえ君、このあたりでキノココってポケモン見なかった?

おじさん、あのポケモンが好きなのよね」

「キノココか…見てないです、すみません。

あの、私も一つ伺いたいことがあるんですが…」

研究員「はいはい、どうしたの?」

「このラルトスについて、何か知りませんか?」

研究員「ラルトスかぁ…森には基本いないポケモンだよねぇ

…いや…もしかしたら…」

「何か知ってるんですか?」

 

昔、野生にものすごく強いサーナイトがいるという噂が流行ってね。

僕を含めた、研究員の人々はそのサーナイトをルナと呼んでいた。

そして研究の結果──ルナは普段生息しないはずのトウカの森に住んでいたらしいんだよ。

森の中のポケモンとも仲良く暮らしていたのが観察できていたんだけど、ある日突然

ルナがどこかに姿を消してしまったんだ。

 

そのラルトスは、もしかしたらルナと関係があるのかもしれないけど、

おじさんは他のポケモンの研究しかしていなかったからそこまで知らなくて…ごめんよ」

「いえ、ありがとうございます」

(強いサーナイト…森の中にいる…失踪した理由…まだ完全にわからないけれど、

加賀美の記憶を思い出させるためには、大きな手掛かりにはなりそう!)

「加賀美、何か思い出せる?」

「う、うーん…」

「おぉっ…?」

「私、カゴのみが好きだった気がする!」

&&「そういうことじゃないんだよ」

「…とにかく、ありがとうございました!」

研究員「何か力になれたのなら、嬉しいよ」

「おいおい、話が長いぜ研究員さんよぉ」

「誰だ!?」

 

「待ち伏せしていたのにいつまでもトウカの森でうろうろと…

待ちくたびれたから、来てやったぞ!」

「…!!」

(あれは…博士が言っていた、悪の組織、アクア団…!)

「やい!デボンの研究員!

その書類をこっちによこしやがれ!」

「そんなことさせるかっ!!」

「ホープ!?」

ボールからホープが飛び出した。

「ん?なんだお前?そいつを庇おうってのか?

ははーん…ポチエナもトレーナーのお前も、まだガキじゃねえか。

アクア団の邪魔をする奴は、子供でも容赦しねえ!勝負しやがれ!」

「…望むところだ!」

「ホープ、いくわよ!」

 

 

明莉VSアクア団したっぱ

「ポチエナ、行けー!」

「Let‘s Go!ホープ!」

「ポチエナ、砂かけ!」

サササッ

「ホープ!落ち着いて、相手に噛みついて!」

「はあっ!」

ガブッ

「ポチエナ、体当たりだ!」

ダンッ!

「ホープ、こっちも体当たり!」

「くらえっ!」

しかし、ホープの攻撃は当たらなかった!

「へへっ、当たらねえぜ?

ポチエナ、噛み付く!」

ガブッ!

「ホープ…!噛みつき返して!」

「アクア団め…!」

ガブゥッ!!

「急所だと!?」

ポチエナは倒れた!

アクア団のしたっぱとの勝負に勝った!

「…つ、強いじゃねーか!」

 

 

「むむむ…アクア団の邪魔をするとはなんて奴!

もう一回勝負しろ!…と言いたいところだが、手持ちのポケモンがいない。

それに、カナズミシティにもアクア団が狙っているものがあるからな!」

「この野郎…!」

「今日はこれぐらいにしといてやらぁ!」

「待て!アクア団!!」

「…行っちゃった」

「…ちくしょう…」

(おとなしいホープがアクア団にすごく怒ってる…)

研究員「…ふう、危ないところだった!

君のおかげで大事な書類を奪われないで済んだよ!

…そうだ!恩人トレーナーさんの君には、これをあげちゃいましょう」

明莉はがくしゅうそうちを手に入れた!

「なんですかこれ?」

研究員「これはね、手持ちにいるポケモン全員に…

(がくしゅうそうちの説明中…)

でもってもう一つ科学の力!こいつでポケモンさんも回復っと!」

ポケモンを回復してもらった!

「ありがとうございます!」

研究員「…はっ!…そういえばさっき、アクア団は

『カナズミにも狙っているものがある』とか言ってたよね…?

大変だ!こうしちゃいられない!」

「本当だ…!俺たちも行こう、明莉!」

タッタッタッ…

 

したっぱ「…こちらトウカ方面調査隊。

申し訳ありません、ウシオ隊長…残念な報告です。

ミッションフェイラー…ちょっと邪魔がはいっちゃったみたいで。

…はい、承知しました。

引き続き、あのエネルギーについて調査にあたります」

 

ーカナズミシティー

「ケムッソはもう出てこないよね…?」

「むしタイプ、苦手なのね」

「加賀美はトウカの森にいたから、虫は平気なんだな」

「着いた!ここはカナズミシティ…“自然と科学の融合を 追及する街“

ウィーン

「あれ、明莉!」

侑希じゃん!」

フレンドリィショップから侑希が出てきた。

「明莉もカナズミシティまで来たんだな」

「うん!」

「でっかい街だよなあ…ミシロタウンよりずっと広いや」

「そうだね…なんか都会って感じ!」

「知ってるか?ここにはさ、ポケモンジムがあるんだよ」

「確かツツジさんがいるジムだよね」

「もうちょっとポケモン集めたら俺も挑戦するんだ!」

「私もこれから挑みに行くから応援しててねっ」

「ファイト!じゃな!」

「バイバイ!」

「…ねえ明莉」

「どしたの加賀美?」

「侑希とはどういう関係なの?」

「ただの友達です」

「男女の友情って存在するんだなぁ」

「侑希は大切な友達でお隣さんでライバルだよ!

それに、私が好きなのは…、やっぱなんでもない!聞かなかったことにして!」

「なんだそれ…?まあいっか。さぁジムに行こう!」

 

第3話 おしまい

 

 

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次回予告

 

明莉達の仲間に新しく、記憶喪失の加賀美が加わった。

初めてのジムリーダー ツツジ明莉は勝てるのか。

そして倒したはずのアクア団がまた現れて…?

 

 

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あとがき

どうも!あるいです

ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

明莉と侑希は本当に普通の親友です。恋愛感情はどちらにもありません。

兄弟みたいな感じ?

 

「侑希は好きな人とかいるのか?」

「俺は恋愛とか興味ないかなぁ」

「ポケモン一筋だもんね…」