子育てと教育の寄り添いびと
佐藤みふゆ(グランマみーこ)です。
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友人の渡辺多美子さん(たみちゃん)の
Facebookの投稿に
共感したのでご紹介させていただきます。
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たみちゃんが
川原茂雄さんの投稿をシェアしていました。
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忌野清志郎さんが高校生のときに
母親が新聞の人生相談に投稿していました。
そのときの内容がネットで話題となっています。
2009年に惜しまれながらこの世を去った
伝説のロックミュージシャン・忌野清志郎さん。
清志郎さんが3歳のときに
実母は33歳の若さで亡くなられています。
その後、清志郎さんは
伯母夫婦に養子として引き取られました。
育ての母親の名前は久子さん。
久子さんは、高校生になった清志郎さんの将来を案じて、1969年11月4日の朝日新聞の人生相談に投稿しています。
そして、こちらが当時掲載された内容です。
身上相談のコーナーでは、
映画監督の羽仁進さんが回答しています。
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十八になる私の子供は
小さいころから寝起きのいい方ではありませんでしたが、
高三になってからは登校時間になっても起きず、
遅刻はしょっちゅう、月に一日は休んでしまいます。
私どもも口がすっぱくなるほどいい、
先生から注意を受けましたが、
相変わらず直そうとしません。
性質は内向的でハキハキしませんが、
お友だちには好かれているようです。
高校を卒業したら美術大学へ入る予定でしたが、
最近は進学したくないと申します。
それと申しますのが、お友だちと三人で組んで
ギターをひき、自分で作詞、作曲したのを
レコードに吹き込んだり、
あちらのホール、こちらの放送局と時々出演して
多少は受けているようです。
学校を休んだ日は一日中寝ております。
こんな状態をくり返していては、
心身ともにダメになってしまうのではないかと心配です。
どうしても大学へ行かないのなら
高校を出てお勤めをしてほしいと申しますと、
お勤めなどいやだ、ギターのプロになるのだと申します。
私どもには何が何だかわからなくなりました。
プロには簡単になれるものでしょうか。
学校へまじめに行かせるには
どうしたらよろしいでしょうか。(東京都・H子)
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こちらが羽仁進さんの回答です。
お母さんの心配するお気持はもっとものようですが、
よく考えてみると、十八歳というお子さんのことを、
こうまでいちいち立ちいって心配されるのは、
かえって甘やかしていることにならないでしょうか。
十八になれば、だれでも自分の将来のことを
考えるでしょうし、ギターなど才能を要し、
しかも職業としては人気を要するものを
一生の仕事としてえらぶには、
お子さん自身不安があるにちがいありません。
それをお母さんが、先に立って口うるさく言いすぎては、
お子さんが自分を見失ってしまうおそれがあります。
ズルズルとこれで終始するよりは、
思いきってある期間をお子さんに与え、
好きな道で努力してみて、それがだめなら、
先生や親の指示に従うとか、あるいは自立するとか、
決断させてみるのも、ひとつの方法ではないかと思います。
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これに対して、たみちゃんはこう書いています。
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「過干渉」と「愛情」をすり替えてない?
多くの大人は"心配"から物事を見る。
親の言う通りにして、心や体を病んでしまう子どもが
どれだけたくさんいることか。
病まなかったとしても、
その子は(自分はダメだ)と
自分への信頼を持てなくなったり
社会に出ても、人や世間と自分を比べ、
個性を生かせずに苦しんでしまう可能性が
あると思うのです。
本当に愛していたら、
その子を信頼することじゃないかしら。
親自身の中にある心配や、生きてきた年数分の経験が
それを拒むかもしれないけど、
親と子どもは違う存在。そして生きてる時代も全く違う。
その子を見守り、
その子の可能性を応援し、
もし上手くいかずに戻ってきても、
「だから言ったでしょ!」
「世の中そんな甘いもんじゃないのよ!」
なんて傷に塩を塗るようなことは言わずに、
ただホッとできる場所・安心できるスペースを
そっと用意してあげる。。。
それが出来たら
親子はもっと良い関係になると思うなぁ。
そして上手くいかなかったその時に、
心も体も安心して 充分に休めた子どもは、
また力を取り戻し、自分で新しい方法を考えて、
また外へ歩き出すと思うんだよね。
(親子だけでなく、上司と部下など、歳の差がある関係に起きやすい出来事な気がする。)
<転載ここまで>
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私の考えは、たみちゃんと全く同じです。
1.子どもは親の所有物ではなく親とは違う人間。
2.「心配」より「信じる」
3.親(家庭)は子どもの港。
外で疲れたり傷ついたりして帰って来ても
家庭でエネルギーチャージして
また外に出て行く。
家庭は、そんな安心安全の場。
4.親は子どもの一番のファンであり
応援団長であり続ける。
5.「親」という字は「木の上に立って見る」と書く。
コントロールするより見守るスタンスで。
私の考えをザッとまとめると、こんな感じかな。
それが「親ヂカラ」だと私は思うのです。
もし、親が思うレールに乗せていたら
忌野清志郎さんの才能は開花しなかったことと思います。
無限大の愛と感謝と祝福と調和をあなたへ
みーこより
みーこからのしつもん
「信じて見守っていますか?」