たぶんこれが最後＠ロス・アルカサレス

8月1日から4日まで、もうすぐ離婚する夫と一緒にスペインのアパートへ行って来ました。
ムルシア県にあるロス・アルカサレスという町にアパートを買ったのが約9年前。
韓国から愛犬を連れて来たのが2004年で、イギリスのペットパスポートを取る為に1年半ほど１人と１匹で暮らして、取得後はイギリスとスペインに半年ずつ住むという生活を３年くらいしてました。

愛犬が居なくなってからは、夫が夏季休暇で帰って来る時だけ１週間ほど滞在。
他人に貸すのは夫も私も嫌だったので、殆ど空き家状態のアパートを訪れる際には、まずは掃除から。
そういう生活も、離婚してアパートを売却することになったので今回が最後となりました。

スペインに不動産を購入するのは圧倒的にイギリス人とドイツ人が多くて
アチコチにコミュニティがあるんですよ。
でも不動産屋さんの話だと、最近はロシアや中国の買い手が増えて来ているらしいです。


やしの木が聳え立っている所が私達のアパート。
最初は庭ごとに１本植えてあったんだけど、
皆さん切り倒しちゃって、やしの木があるのは家だけになっちゃいました。

道路に面しているので荷物を運ぶのも楽♪

アパートの中から庭を見ると、こんな感じ。

外は暑くても中に入ると涼しいので、エアコンよりも天井扇風機を使うことが多いんです。

お気に入りだったロッキングチェアに座るのも最後・・・

この夕焼け（と言っても夜の１０時近くだけど）を見るのも最後・・・

この浜辺沿いを歩くのも最後・・・
（ちなみにこの海は地中海ではなく”小さな海”Mar Menorと呼ばれる内海なんですよ。）
今回、浜辺のカフェで美味しいサングリアを飲みました。


良く通ってたインド料理のレストランのすぐそばには可愛い花屋さんがオープンしてました。


カルタヘナという車で３０分くらいの所にある港湾都市に行った時のこと。
夫と私が車を停めようとした時に近くを通りかかっていたおじいさんと息子さん、
それに３人の小さなお孫さん達が立ち止まって、こっちをジッと見てたんですね。
私達が車から降りた途端に、おじいさんが道案内を申し出て下さって、
見所や行き方を教えて下さったんですよ。
お陰様で、道に迷うことも無くスムースに観光できました。

見知らぬ土地で親切にしてもらうのは本当に有り難いですね。

おそらくスペインを訪れるのも夫と一緒に行動するのも、これが最後でしょう。

でも、今までに色んなことを経験できたのは、夫のお陰。
良い思い出だけを胸に別れたいなあと思っています。
甘いかしらん？