菜食や断食と霊感の関係 | 神さまのひとりごと

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菜食や断食と霊感の関係

皆様、こんばんは。こちらは加筆修正記事ですが、ほぼ丸ごと書き下ろしの内容となりました。

 

今回は、神社仏閣のことから少し離れて、素朴な疑問について考察をして参ります。その疑問とは、菜食や断食で霊感が高まるのか?ということ。

 

これについて、私の思うところを綴ってまいりますよ。よろしくお付き合いくださいませ。

 

▼目次

 
※この記事は抜粋を掲載しています。全文をご覧になりたい方は、本館にて無料でご覧いただけます。

菜食をよしとする日本的な理由

【仏教的な価値観と精進】

日本の伝統をみますと、修行や潔斎のときに菜食や断食を、行うしきたりがあります。とくに仏教の修行をする人の間では、肉・魚などのいわゆる「生臭もの」を控える伝統がすっかり定着していますよね。

 

これには肉食を避けることで、無用の殺生を避け、徳を積む意味もあるようです。徳を積み、精進することで、仏としての位をあげて行くことが重要だからでしょう。

 

仏教的には、霊的に特別な力を持つこと、それ自体を修行の目的とすることはないそうですが、非常に徳の高いお坊さんになると、通力・法力などといって、神仏の加護に後押しされた特別な力を発揮できた、という伝説は残っていますよね。

 

言い換えるならば、霊性を磨くことが仏教的な精進の目的なのかもしれません。

 

【神道的な価値観と潔斎】

なお、神道の場においても、いわゆる復古神道に所属する行者さんなどは、肉を初めとした動物性のものを食べない修行をすることもあるそうです。

 

この理由のひとつは、神道で忌み嫌う血の穢れを避けることもあるのではないでしょうか。ただし神道の場合、本来は仏教ほど厳密に動物性食品をさけていた訳ではないようです。

 

例えば、平安時代の伊勢神宮の巫女さんのうち、リーダー的な存在とされていた「斎宮」という役職について、当時の食事の記録などをみると、メニューの中に魚が入っていたりするんですね。

 

また、歴史的には伊勢より古いという諏訪地域の祭祀では、鹿の頭部をお供えにしていたともいいますから、動物性のものが全面禁止になっていた訳ではないのでしょう。

 

むしろ、神事のために特別に用意したものを使うことの方が大切だったらしく、魚でも米でも神事のために特別に取り置いたものを、忌み火という神事用の清らかな火で調理することが重要だったといわれておりますよ。

 

神道的には、殺生の禁止はないけれど、神様とつながるために穢れを避けることがより大切と考えられていた、ということですね。

 

食事と霊感に関する個人的な経験談

ここから私の個人的な考えになりますが、実は私としては、菜食をすることと霊的能の開発には、直接の関係はないと思っています。

 

というのは、私が今までお会いして来た見える人のほとんどは、生まれつき見えるケースが多く、修行で能力を開いたとの話は聞きません。

 

本格的に神仏を祀る人であれば、神仏の力を借りた結果として、必用な時に必要なことだけ分かるようになった、というケースも稀にあるようですが、これは一般的なイメージとは異なるのではないでしょうか。

 

何でも手に取るように分かり、除霊もできる霊能者のような存在は、そもそも目指すべきではないのでしょう。

 

私自身は、霊能開発とは別の理由(次で説明しますよ)から、参拝前に肉や魚を控えることはありますが、個人的には分かる・分からないを左右するのは体調の方が大きい気がしています。

 

病み上がりなどで肉体が弱り気っている時は、神仏・霊・他人の想念など色々なものの存在を、なぜだか拾いやすくなります。

 

おまけ

なお菜食主義といっても、国によって色々なスタイルが存在します。単に肉や魚を食べない食事というだけではなく、その土地の歴史と信仰が強く出てくるのが、こうした民間療法的な食習慣なのかもしれませんね。

 

①ベジタリアンの定番、インド料理。

 

 

欧米のベジタリアンの方は、レストランの選択に迷ったら、インド料理屋に行くとか。なぜかというと、インド料理には豆のカレーなど(バターは使いますが)肉や魚を使用しないメニューが必ずあるからなのだそうです。

 

 

②ヨーロッパの食養生は、やはりハーブを中心に。

 

 

 

③日本にも、もちろん精進料理の伝統と文化がありますね。

 

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