シエナの中心部に鉄道駅は無く、車かバスで町の中心まで来るのが一般的。
フィレンツェからのバスに乗れば1時間15分で市内中心部まで連れて行ってくれる。
30年ほど前に訪れた時は、まだバス便の案内は周知されておらず
かなりの距離を歩いて鉄道駅を利用した。
この街の外部を拒むような ¨頑なさ¨ みたいなものが心に残ったものだ。
しかし今回は、シエナの宿敵フィレンツェ(大昔のお話) 発のバス便利用。
到着するや 観光地独特の明るく活力に満ちた空気を感じ 変化を見た。
どうせ何処に入るのも長時間待機・・ならば 一番心待ちにしていたものから!
大聖堂付属美術館で ドウッチョのマエスタを拝観
マエスタ (1310年ごろ)
聖母子
この華麗なステンドグラスもドウッチョの作
ドウッチョに限らず、テンペラ画の人物の肌部分の色は時に うす〜く緑がかって神秘的だ。
下地に使用したピグモンの色が透けて浮き出ているようだが、
たまに うす黒く見えたりもする。
そのニュアンスが 観る者に隔てた年月を思い起こさせるのかも知れない。
定期的な修復が必須なのも理解できる。
このマエスタが完成した時は 街を挙げてのパレードでお祝いしたという🎊
以来 『シエナの宝』と言っても良いくらい 大切に保管されてきた。
棟梁ドウッチョも 700年先に 彼のマエスタ信望者が
世界各国からシエナにやってくるとは 思いもしなかっただろう。




