秋葉原に旅行がてらお土産に家電製品を買いにきた外国人がいました。

彼はデジタルカメラを買ったのですが、その時いろいろと親切に商品の説明をしてくれた日本人女性がいました。


彼はその女性のことが忘れられません。


帰国する日が迫ってきたある日、彼はもう一度その秋葉原の店に行きあの女性店員を探しました。

女性店員「あら、あの時の旅行者さん、今日はどうしたんですか?またカメラをお買い求めですか?」

旅行者「いえ、そうではありません。実はあの時親切にしていただいて、あなたがあまりに美しかったので恋をしてしまったのです。私と結婚してくれませんか?」

店員「え、そんなこと突然言われても。あなたは確かに素敵な方ですが、結婚は突然の話なので、お友達からお付き合いしませんか?」

旅行者「そうですか。わかりました。あなたがそうおっしゃるなら、私は待ちます。帰国するのはやめてこれから日本に住みます」

そう言って旅行者は帰国をやめ、日本で生活していくことを決意しました。







この場合、彼が買ったデジタルカメラに係る消費税はどのように取り扱われるか説明しなさい。






消費税法第8条に輸出物品販売場における免税が規定されています。

そのなかで、非居住者が居住者となった場合には居所地の所轄税務署長がその免税にかかる消費税をただちに徴収するという規定がありますが、お土産を買った居住者が非居住者になる場合ってどんな場合だ?

と具体的な事象が浮かばず、こんな物語でイメージを作ってました。
実際にこんなことがあれば亡命みたいなことになり、ありえないと思うのですが。




おかげさまで輸出物品販売場の理論はこうやって覚えることができました。非居住者が居住者になった場合にはのくだりは理論集ではかっこ書きですが、何年経っても覚えているものです。



理論は暗記と理解が重要ですのでこうやって具体的イメージを持つと暗記も理解も進むと思います。
長いですね。採点に不公平が無いようにしていただいてるんでしょうが、受験生の立場からすると、やはり長いです。



私がブログでいろいろと書かせていただいているのも、「確実に受かるために」という趣旨もありますが、実はもっと重要なことは「本試験の手応えによって今の科目をもう一年やるか、新しい科目に入るか見極める」ということです。

この見極めを誤ってしまうと、受験期間が長期化してしまいます。


普段から誰もがミスしないところや簡単なところをとる練習をしておき、本試験でその通りできれば、まずその年は受かります。
受験生全員が普段の実力を出し、ミスもなく冷静に落ち着いて解答できたなんてことは絶対にありませんから。



科目によって違いますが、簡単な項目を何個も落としていると、「ひょっとすると」はありません。期待せずにもう一年同じ科目を続けます。



その見極めが的確にできるので、「期待して新しい科目やってみたけど、年明けからまた戻ります」みたいなことがなくなります。
試験直後から勉強している人と年明けからやり直しする人では力の差が歴然です。これが税理士試験で長期化していく最悪のパターンです。



「自分の手応えを冷静に客観的に見極めることができるようにする」




税理士試験でいちばん重要なことだと思います。

去年の相続税法


受験仲間で理論の問1について、非上場株式についての贈与税の納税猶予を解答すべきところ、何を思ったのか、相続税の納税猶予を解答してしまった人がいました。


試験終わって
「条文似てるから、部分点はくれるんじゃない?」
となぐさめてみましたが、そんな甘い試験ではありませんでした。

その方は普段の答練では常に上位をキープしていましたからなおさら残念です。



去年の理論1問目は問題文2、3行しかなく、普段であれば絶対間違うことがないと思うのですが、こういうことが起こりうるのが本試験。
気を付けたいものです。



さて、



問題文をよく読みなさいと言われますが、よく読む目的は正確に題意を把握し、正解な解答を書くためです。



税法の理論問題、とくに事例問題など、問題文読んでるうちに


「で、それが何なんですか?」


ということになってしまい、また最初から問題を何回も何回も読み返すことになってしまいます。



問題文は最初に結論、即ち解答要求事項から読み始めましょう。




最初に何について解答すればよいのか、それを頭に入れて、それから問題文を読んでいけばポイントを外さずに読んでいくことができ、事実関係も的確に抑えることができます。何回も読み直す人に比べ速くしかも正確に解答できます。ちんぷんかんぷんな解答を長々と書いてしまうことも無くなります。
最初に解答要求事項を確認しているため、論点がぼやけないからです。



これは複雑な、しかも問題文が非常に多い場合にはすごく効果があります。



例えば推理小説を結論から先に読んだあと最初から読み始めるとどうでしょう?
最初に犯人がわかってしまい、全然おもしろくないですが、所々で「ああ、これがきっかけでこの人を殺してしまったんだな」とか一回見ただけで全部わかってしまいます。
試験では「その一回見ただけでわかる」という能力が必要になります。
小説と違い味わっている暇はありません。



現在簿記論を勉強中ですが、簿記論ではそんなに複雑な文章は出てこないのですが、総合問題ではまず解答要求事項、即ち問題の最後の方にある後TBなんかを見て確認し、あとは関係のある資料だけを拾っていけば資料の渦にのみ込まれることもありません。解答要求事項が難しければパスです。



問題は最後から読む



やったことない方は是非試してみて下さい。