瀬戸内国際芸術祭(以下、瀬戸芸)2022秋会期の閉会が1週間後に迫った10月31日。
会期が迫っているので週末は大混雑になるかも?と思い、家人が大阪から帰ってきた翌日になりますが、月曜日なので少しは空いているだろうと、これまで訪れたことがない伊吹島へ行くことにしました。
伊吹島は、香川県西部の観音寺市沖合10kmに浮かぶ香川県最西端の有人島。
昔から良質なイリコが獲れることで有名な島で、
伊吹のイリコがあったからこその讃岐うどん
じゃないかなと思っています。
近年、讃岐うどんはイリコ出汁以外に鰹や昆布出汁などをブレンドしたお出汁も多くなっていますが、私は昔ながらのイリコ出汁のうどん以外の出汁を使用したうどん店は讃岐うどんの看板を掲げてはいけないと思ってます。
話しが逸れましたが、伊吹島へは船で渡りますが観音寺港には一般車の駐車場はありません。
瀬戸芸の開催期間中は、観音寺市民会館(ハイスタッフホール)前にあるまちなか交流駐車場に車を停めることができます。
まちなか交流駐車場とハイスタッフホール
ここから港まで10分の無料シャトルバスで送迎していただけました。
観音寺港では検温と瀬戸芸来場者であることを示すリストバンドを装着してこの船に乗船。
出港します。
瀬戸芸スタッフによるお見送り
天空の鳥居で有名な高屋神社がある稲積山
山頂付近の縦の白い切れ込みのようなのは天空の鳥居へ続く石段。
一番上に天空の鳥居があります。
これから向かう伊吹島
乗船時間は25分。
伊吹島真浦港に入港します。
普段は1日5便、瀬戸芸期間中は8便に増便されていますが、私たちが乗ってきた便だと帰りの便までの滞在時間1時間45分または3時間15分。
3時間も時間をかけられないので、1時間半以内で主要な展示物のみ巡ることにしました。
なので港周辺の雰囲気などの写真は撮っていません。
まず向かったのが
ib06 パサンダ
地元漁師が漁船に持ち込んだ木製の家形お守り『ふなだまさん』から発想を得た作品だそうです。
ib01 トイレの家
伊吹島のお祭りの時期に天井や壁のスリットから光が射し込むよう設計されているそう。
このトイレは実際に公衆トイレとして使用されてます。
ib08 ものがみる夢
旧伊吹小学校の校舎内に展示されている作品。
伊吹島の模型
2段にピンと張った漁網
漁網の網の目(上:水色、下:白)
カラー金網を巻いて
主作品がどれなのかよくわからなかったですが、漁網を2段にピンと張ったのは素敵でした。
他に ib06 もたくさん展示されていました。
ib03 いりこ庵
島の小さな集会所として利用してる東屋です。
ib05 伊吹の樹
一番見たかった作品です。
作品全体
穴は鏡張りです。
メインの穴を覗き込むと空が映り込み
枝分かれしてる穴を横から覗き込むと
伊吹産院
伊吹産院の出部屋があった場所に生命の樹を植えたというコンセプトだそう。
伊吹では出産前後を女性だけで集団生活し家事から解放され養生するという風習があり、その場所を出部屋と呼んでいたそうです。
ib09 つながる海
旧郵便局内にアート作品が展示されてますが時間の関係で内部はパスしました。
それより、この赤い幕が邪魔だと思う私。
作品パンフに写ってる姿が見たかった。
瓦に『〒』マークが入ってるのに驚きました。
展示中止になっている作品を除きあと2作品の展示がありましたが、
ib07 レクイエム
違う路地を進んでしまい通り過ぎてしまいました
ib10 浜辺の歌
この作品だけ港から遠く離れていた
ので時間の関係でパスしました。
帰りも同じ船で伊吹島真浦港から観音寺港へ。
観音寺港からシャトルバスでハイスタッフホールまで。
瀬戸芸、春会期は沙弥島と与島
夏会期は屋島
そして、秋会期は今回の伊吹島と、
芸術的センスがゼロのうえ現代アートはチンプンカンプンな私ですが、
流行りの波に乗ってみました。
なお、瀬戸芸の秋会期は11月6日で終了しました。
次の瀬戸芸は3年後の2025年に開催です。