それでも、何度でも世界と仲直りする | ✧︎*。いよいよ快い佳い✧︎*。

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主人公から見ても、悪人から見ても、脇役から見ても全方位よい回文世界を目指すお話


『日曜の夜ぐらいは…』が
ついに最終回を迎えてしまって
あまりのロスっぷりに
日曜丸ごとロスです←日本語が迷子

本当に本当に素晴らしくて、
録画を繰り返し観てしまっていて。
でも、最初のほうが
親があまりにえげつなく、
ハッピーエンドになるかわからないのを
ドキドキしながら観ていたから
削除してしまっていて、
お決まりの8話からしかない状態です爆笑

観ていない方には
是非浸って欲しい傑作でした。

まとめますと、

しんどい想いを抱えながら生きて、
人付き合いも下手で、
世間を斜に構えて見てしまって、
自分とは違う人がキラキラしているようで
惨めさが増して、
でもその器の狭さを自覚していて、
そんな自分も嫌だ、という
若い女の子3人が、
宝くじ3千万当選したことにより
人生を変えたように見せかけて、

ただこれはきっかけにすぎず、
勇気を出して
自分や友達、世界を信じようと
心を開くというお話。

学生時代に
お母さんが下半身付随になって、
学校を辞めて働き詰めで、
親友に辛くあたってしまってから
誰とも関わらないで
ひたすら頑張っているのに
自分を見捨てたダメ父が度々やってきて
お金の無心をされてしまう
サチ@清野菜々ちゃん。

由緒あるお家に生まれたけれど、
人との距離感が掴めず
気づいたらみんなにハブにされ
彼氏のタトゥーを入れたことで勘当され、
実の兄からも厳しく糾弾されてしまう
翔子@岸井ゆきのちゃん。

ちゃんとした家庭だったのに
遊び人の母のせいで
家を手放すことになり
近所でもあることないことを吹聴され
学生時代独りぼっちで過ごし、
おばあちゃんと
ちくわ工場に勤めるも
そこでも差別される若葉@めるる。

たまたまラジオのパーソナリティが
主催したツアーに参加して
意気投合した三人が、
人生を立て直すというより…
自分に誇りを持って生きようとする。

私は学生時代が無いに等しいし、
めっちゃ嫌われていたので笑い泣き
彼女たちみたいに
同世代の友達との付き合い方が
今もおっかなびっくりで、
『こんな私と友達になってくれる稀有な人』
という、拝みたくなる気持ちになってしまうのですが、

だからもう、
三人が感じる嬉しさの一つ一つが
たまらなくよくわかって
泣きながら観ていました爆笑


書記係頼むね、と言われて、
学生時代にやったことがないから嬉しいと喜ぶ、とか。

サプライズで誕生日を祝いたいけど、
コソコソやり取りしたら
その変化を敏感に感じ取って
悪い方に考えるに違いないから、
本人の前では計画しないで
完全に隠して実行したよ、とか。

みんなでゴロゴロしながら喋って、
気づいたら朝だった、みたいな
幸せはいかがですか?とか。

いつまでも一緒にいなくていいから、
今は離れないで一緒にいなきゃだめ。
私は放っておかないよ、とか。


学生時代が暗黒だったらきっとわかる、
絶妙なセリフや言い回し、
思いやりに溢れていました。


わかる。

一緒に遊びに行くとかお泊まりとか、
当たり前にみんなが経験する時間が
まるで奇跡みたいに感じるんです。

仲間はずれにされない、
陰で実は嫌がられていない、
大好きだよ、楽しいねって
笑ってもらえることなんて
夢の国のファンタジーだから。


きっと怖いはずなんですよね。

慣れていないし、
失敗しているし、
傷つけてしまうかもしれないし、
傷つくかもしれないから…

楽しくて嬉しいぶん、
今の関係性が無くなった時に
どうやって立ち直ればいいのか。

『無い』寂しさから立ち直るのは
ずっとしてきたからわかるけど、
『有る』幸せが消えたら、
『有る』を知らなかった自分には
もう戻れないから。

だから恐々と、
距離感を間違えないように
嫌がられないように
出来るだけ痛くないように
予防線を引きながら、

ゆっくり幸せに手を伸ばし、
誰かに手を伸ばして、
関わり合おうとする。


頑張っても砂をかけてくる世界コンチクショウ!!

信じたのに裏切ってくる世界ドチクショウ!!


だから私は悪くない。
だから私は期待しない。


なんて悪態吐くのは、
吐いていても自分が苦しいだけって
ちゃんとわかっているから、


勇気を出して、

自分と、世界とケンカをして仲直りして
わかり合ってさよならして、を
死ぬまで続けるのが人生なんだな、と
良い意味で諦めがつき、ホッとしましたクローバー


今、
私は驚くくらい自分が好きです乙女のトキメキ

だから、
世界のことも好き♡かと言うと
そうでもない(笑)

怖いものは怖いし、
怖い人はやっぱり怖い。

が、

みんなまとめて幸せに、の魔王は、
下手くそな人生を自覚して

友達になってくれた人たち、
かつて友達でいてくれた人たち、

友達になってくれずに
友達の有り難みを教えてくれた人たちに

ありがとう、と思います飛び出すハート


『日曜の夜ぐらいは…』

箱庭感、
傷の舐め合い感があるにはあるけれど、
それも当人たちはわかっていて
今は敢えてそうしよう、と決めて
みんなで支え合って行こうとしている。

出てくる人が
人間味のある暖かい人ばかりです。


三人と仲間が作るカフェのコンセプトが、
『誰も寂しくさせない』。
誰より寂しかったから思いつけた、
配慮出来る優しい心ピンク薔薇

言葉がめちゃくちゃ沁みるのは
私の暗黒のせいかもわからないけど、
多かれ少なかれ
みんな生きづらさを感じていると思うから、
是非是非是非是非観ていただきたいです!←推しまくるなw