回数が多すぎて追いきれないからと
諦めていたラプンツェルザシリーズを
録画して見せてくれました……！
思いがけない嬉しさに
感動で爆発しそうです
その、ラプンツェルザシリーズの
ひとつのお話のなかで、
ラプンツェルが初めて
人から嫌われる、という体験をする
エピソードがありました。
とあるイベントの挨拶に
ラプンツェルが民衆の前に出ると、
大歓声のなかから
たったひとつ、「ブゥー！」という
悪意の声をかけられるのです。
ラプンツェルは
長い間、塔の中で魔女のゴーテル以外と
付き合いがありませんでしたから、
ブゥー！ が批判だと知らず
頑張れ！ みたいな
応援の一種だと思ったのですね。
でもそれは、大嫌い！ の意味だと
知ってしまいます。
しかもその声を上げた人は
この国で誰からも好かれ、
優しいことで有名な人でした。
彼から嫌われるなんてことがあれば
その人はよっぽど悪いやつだと。
それで大きなショックを受けるのですが
ユージーンも、お付きの侍女も、
ラプンツェルに言いました。
誰からも好かれるなんて無理だよと。
けれどラプンツェルは、
どうして嫌われているのかを知りたいし
自分を見直して欲しいと奮闘します。
彼は、ラプンツェルが姫になってから
城も伝統も変わってしまったこと、
裸足で出歩いたり、荒くれ者が
自由に出入りするようになったことが
許せないから、ラプンツェルが嫌いだ、
と言いました。
ラプンツェルは結局、
無理に好きになることはないと納得して
私もあなたが嫌いよ！
お互いそれで行きましょうね、
あっかんべー♡みたいな
着地点を見つけるのだけど、
お互いに嫌いでいいわよねって言われた彼は
なんとなく表情が曇っていました。
ラプンツェルにしてみれば
靴を履くことも
荒くれ者の友達をお城に入れないことも
自分にとってありえないこと。
自由ではないこと。
彼にとっては、
自由に振る舞うラプンツェルが
自分のことしか考えていないように見えて
不愉快。
どちらの気持ちも悪いわけではなく
それぞれの都合なのだけど
複雑ですよね
千の愛より、一の刃が響く
これは、人である限り
付いて回ることかもしれません。
私もどちらかと言えばそうだな（笑）
以前にも書きましたが、
大勢の人のありがとうがあっても
ただ一人から悲しみが生まれたら
それを引きずってしまいがちでした。
自分を好きになる
自分を信じる
自分をありのまま受け入れる
言葉に出すのは容易いけれど
難しいですよね。
ただ、生理的にお前が嫌いだ！
ならしょうがないけど
お前のせいで〇〇だ、は突き刺さります。
でも、
やっぱり自分は自分でしかあれないし
他の人だってそう。
私にとってこれは
自己価値が云々の問題ではなく
向き合って向き合って
もうさんざん向き合った（笑）課題でした。
表現することは、
私にはハードルが高いことです。
表現すれば、批判が伴う
そんな経験ばかり重ねてきたからです。
でも、それでも逃げたくなかったこと。
他の何を手放しても
表現することは手放せない。
やめたら、私が私でなくなってしまうから。
これは、批判されたとしても
人から嫌われたとしてもやめたくない
やめることができない
生涯のテーマなんですね
生涯のテーマは
離したくても離せないのです。
たぶん、それこそが
使命、なんて言われ方をするのだろうな。
それを貫いたから
今は、これで良かったと思える道にあるし
自分であることに胸を張れる。
方向性を間違えなかったのだと。
単純に、
ワクワクだけしていれば
もう何も嫌なことはないわ！
というほど、私も
まだまだ思考をコントロールしきれないし
線引きしきれずに
痛い目にあったりすることもある。
人と摩擦なんて起こしたくないけど
摩擦こそが醍醐味であったりもする。
それでもその度に、
私は私の覚悟や信念や
人生を問いながら立ち上がります。
私は、まあ黙って塔の中にはいられない
王子が来るのも待てない
じゃじゃ馬ですから（笑）
自分に優しくとは、
甘やかす、ではなくて
鞭を打つ前に耳を傾けること。
ダメだ
いけない
の否定をする前に
立ち止まって見つめてあげること……
私は、そう思うのです
ラプンツェルはこれから
人のあらゆる側面を学ぶのでしょうね
愛も、厳しさも。
そのなかから
自分がどう生きたいのかを
また選択することになる。
ユージーンがんばれよー
ペラペラじゃ情けないぞー（笑）
あなたにとって素晴らしい出来事が起こりますように。
あなたの大切な人が幸せでありますように。