壮大な自然の時間と空間 | ラウレア グリーンズ

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ラウレアグリーンズは、衣食住を通じて
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心地よい暮らしを実践し、提案していきます!

バリ

皆さま、こんにちは
Yukoです。

先日から青森の皮ごと食べられるりんご、田吾作さんのお米、とご紹介が続きましたが、この2つがくるとどうしてももう1つ、ご紹介せずにはいられないところがあります。
いつもお世話になっている梅本農場さんの”うめちゃんのつくったやさい”です。
(ご興味を持っていただけたら梅本農場さんへ直接お問い合わせください。)

青森のリンゴ農家さん、田吾作さん、そして梅本農場さんとやりとりしていると(直接的なメールのやり取りだけでなく、作ってくださったものを頂いていたり、今頃頑張っていらっしゃるだろうな、と思うだけで)私はどこかほっとするのです。
子どもたちの未来を見据えて、自然とともに暮らしていらっしゃるこの3人(3団体)の方々には本当に安心感があります。
私にとって、大切な大切なつながりです。

人が生きていくということは、人のつながりの中で生かされているのだと最近つくづく感じさせられています。
今の世の中、嫌なことも多いです。
私はまだまだ自分をコントロールできませんから、どうしてそうなるんだろうと、つい憤ってしまうことも多々あります。
悲しくなってしまうこともしょっちゅうです。
でもそんな中でいろんな気付きをくださる大切な方々もたくさんいます。

ラウレアのブログ、こんなに更新もせず、書きたいときにちょろっと書いてはお休みし・・・、ってことを繰り返しているのに、読んでくださる方がいるということがウソみたいでありがたすぎます。
読んでくださっている方すべてがこれからも繋がっていけたらと心から願っている大切な方々です。
りんごやお米の受付が始まりましたが、ご注文くださった皆さん、全てが大切な方々です。
注文くださったからという意味ではなく!!、
ラウレアに関わってくださっていることそれがほんとうに有難いのです。
注文メールに一言書いてくださる方が多いです。
そのメッセージを読むと何気ない一言に泣けてきてしまいます。
そしてそのありがたいなと思った気持ちを上手く返信できなくていつも歯がゆい思いを抱いています。
農家さんと皆さまの間に入らせていただいて、商品のやり取りだけでない関係、それを日々感じさせていただいてこんなに有難いことはないと思っています。
大げさでもなんでもなくて・・・(笑)。
生きていくってほんと、その優しさのやりとりだと思うのです。
それが日常生活ではうまくできなくて日々格闘しているのが私の現状ですが、このラウレアでは生産者さんからの優しさも、皆さまからの優しさも、双方向からいただけてなんて美味しいとこ取りなのでしょうか(笑)。
いつも感謝しています。
もう少し双方向の間に入っている私がうまく両方を繋げられるといいのですが・・・。

とにかく、ありがたくも大切な方々に支えられてラウレアは存在しています。

大企業がバンバンうち出しているコマーシャルに比べたら、こんなブログの発信なんて”風の前の塵に同じ・・・”状態で悔しいですが、でも、同じような思いを持つ人達が繋がれればいいと思っているだけですから、数が多けりゃいい、ってもんじゃない! ですよね。

なかなか本題に入れなくて(笑)。
そろそろ読み疲れてくる頃でしょうから、先へ進めます・・・。

私はこんな(どんな??? 直接ホームページで感じてください)梅本農場さんから隔週で野菜セットを送っていただいています。
その時にいつも”てんとうむし畑たより”を入れてくださるのですが、先日のそのおたよりはいつもに増して秀逸で、ぜひとも皆さまとシェアさせていただきたいと思い転載します。


ー壮大な自然の時間と空間ー

用事があって都会へ出かけるとき、私はいつも妻がにぎってくれたおにぎりと、家でわかしたお茶を持って出かけます。なぜかというと、それが一番おいしいからなんですけどね。でも先日、長時間でかけたときは帰りにおなかがすいてくる。そこでなにかおやつを買おうと思ってコンビニエンスストアに入ったのですが、う~~ん、食べたいものが見あたらない・・・。おいしそうなパンを手にとって裏を見たら、イーストフードとか入っているし・・・。やっぱりがまんして早く家へ帰って食べようと店を出ました。

いつも私たちが育たたお野菜を食べてくれるあなた。今日は何を食べましたか?今日も笑って過ごしていますか。それが毎日気がかりです。コンビニエンスストアやスーパーでお菓子や飲料の裏を見る度に、あなたが化学物質やGM(遺伝子組み換え)飲料を食べていないか気がかりです。子どもたちには買い物するとき必ず裏を見なさい、と言っています。自分の身体は自分が食べたもので出来ているのだから・・・。子どもたちだけではありません。私たちが育てたお野菜を食べてくれるあなたも家族同然。家族同然のあなたの体のことが気になるのは当たり前。私たちは家族同然のあなた方がみんな健康であるようお野菜を育てています。そのためには元気に野菜が育たねばなりません。元気な野菜は元気な土が育てる。元気な土が育つには素晴らしい自然環境が必要なのです。

いつも私たちが育てたお野菜を食べてくれる家族同然のあなた。こんなこと考えたことありますか?美味しそうな夕食が並んだテーブル。家族団らんのひとときですよね。みんなそろって「いただきます」そして、ああおいしかった「ごちそうさまでした」。この「いただきます」から「ごちそうさまでした」までどれくらいの時間でしょうか?30分くらいですか。では30分で食べてしまう美味しい料理ができるのにどれくらい時間がかかるのでしょうか。1時間、いや2時間・・・。買物の時間を含めたらもっとかかるかもしれませんね。そして1~2時間かかる料理の食材であるお米やお野菜、肉ができるまでにはどれくらいの時間がかかるのでしょうか? 小松菜などの葉野菜なら1~2ヶ月。お米なら半年、太ネギは1年以上かかるのです。では畑や田んぼの土ができるまでの時間を考えてみましょう。10年? いや50年? 100年以上かもしれません。森林など自然界で1㎝の土ができるのに10年とも100年とも言われています。私たちは畑の土を作るため、森に入って落ち葉を集め、河川敷の苅草をたっぷり畑に敷いて、自然界の何倍ものスピードで土をつくっています。さらに森や河川敷に草が育つ環境ができるには何百年も何千年もの壮大な時間が必要なのです。

そしてこんなことも考えたことあるでしょうか?美味しい夕食の料理、あなたが食べるスペースは多分40㎝四方もあれば十分ですよね。その料理を調理するには台所のスペースが必要です。そしてお米や野菜が育つ田んぼや畑は広い面積がいります。牛1頭が育つには100メートル四方の牧草地が必要と言われています。私たちは畑の土をつくるため森に入って落ち葉を集め、河川敷の苅草をたっぷり敷いて自然からたくさんの恵みを頂いています。私たちの畑200メートル四方に敷いている落ち葉や刈草は2000メートル四方の森や河川敷に相当します。
つまり、何百年、何千年もかかってつくられてきた広大な自然のおかげで、私たちみんな40㎝四方に並べられた料理を30分で美味しく平らげることができるのです。あっ、そうそう、もちろん調理してくれる人がいるからこそですよね。

私たち農家は、この素晴らしく壮大な大自然の恵みを頂いて皆さんに届けているだけのことです。森に入って落ち葉をもらって帰るときは森に向かってかならず「ありがとうございます」と声に出します。ゴミが落ちていたら拾って帰ります。

いつも私たちが育てたお野菜を食べてくれる家族同然のあなた。今日の食事の時には壮大な自然の恵みを食べていることを少し考えてみませんか?そして毎日元気で笑って過ごしてくださいね。私たちは明日も大自然の恵みを頂いて元気な野菜たちの世話に行ってきます。


梅本さ~ん、明子さ~ん、そして梅本農場の皆さま、いつもありがとうございます。
いつも美味しく、大切に、そしてありがたく食べさせていただいています。
それに加えて今回は丹後半島の森や海に思いを馳せ、壮大な時の流れに身を任せながら頂きました。
そしたら、
ますます美味しくってビックリ

五感をフル活用して頂くって、こんなに幸せなことだったんですね。
これからもよろしくお願い致します。




今日も楽しい一日でありますようにー!!



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