いる!!
お寿司を売って疲れて帰ったある日の深夜、ぼーっと煙草を吸いながらTVを眺めていると
いた!
こびとが画面に映っとる。
あたふた。
何故か動揺。
そして
可愛い。
何故だ。可愛い。
カクレモモジリが桃に寄生していた。
その後ネットで調べた。
“普段はこびとは見えないかもしれないがコツさえ掴めば沢山のこびとに出会える。”
…嘘だと思うだろ。
翌日から箸箱の裏側やTVの裏、排水口…物陰が気になって、気になって、捲ったり、ずらしたり、覗いてみたり。
その日は朝4時まで寝れなかった。
ときめき過ぎた。
一気に人生が輝かしい、楽しいものに思えた。
最近少し鬱っぽかった。
帰り道が解らなくなったり、普段泣けるトコで泣けなかったり。
もしかしたら“こびと”は鬱の治療にもいいんじゃないかと思う。
いるかいないか解らないものはいると思った方が楽しめる。
いや、いる!
“昨日何してたの?”
“明日なにするの?”
と聞いて、もし私が口ごもったらそっとしておいて下さい。
いるかいないか解らないものを探しに行っていたと思って下さい。
いた!
こびとが画面に映っとる。
あたふた。
何故か動揺。
そして
可愛い。
何故だ。可愛い。
カクレモモジリが桃に寄生していた。
その後ネットで調べた。
“普段はこびとは見えないかもしれないがコツさえ掴めば沢山のこびとに出会える。”
…嘘だと思うだろ。
翌日から箸箱の裏側やTVの裏、排水口…物陰が気になって、気になって、捲ったり、ずらしたり、覗いてみたり。
その日は朝4時まで寝れなかった。
ときめき過ぎた。
一気に人生が輝かしい、楽しいものに思えた。
最近少し鬱っぽかった。
帰り道が解らなくなったり、普段泣けるトコで泣けなかったり。
もしかしたら“こびと”は鬱の治療にもいいんじゃないかと思う。
いるかいないか解らないものはいると思った方が楽しめる。
いや、いる!
“昨日何してたの?”
“明日なにするの?”
と聞いて、もし私が口ごもったらそっとしておいて下さい。
いるかいないか解らないものを探しに行っていたと思って下さい。
いる!
あぁ、楽しくてしかたないぜ。
この前、お母さんとまだ幼稚園生だと思われるリトルボーイが来店。覚束ない日本語で
「こびとづかんって本ありますかー?」
と聞いてきた。
“なんだそれ、あるわけないだろ”
と思いつつ、久々の可愛いリトルボーイににやけながらパソコンで検索すると、あった。表紙絵が画面に出てくる。
あったのだ。
しかし、私はその画面を見て瞳孔が開き、次の瞬間笑いがこらえられなかった。
何故あるんだ。
おかしいだろ。
その表紙が完全に常識を覆すものだった。
私の中で沢山の“私”が笑い、のたうち回り、喘息の発作を起こした。
ママがこっちをじっと見ている。
見るな。
私を見るな。
お願いだから見ないで下さい。
震える声で
「アリマシタ…」
「良かったねー、○○くん。あるって!」
いやー、良くはないだろ。クラスで苛められるぞ。
その後同僚達に聞くと知っている人もいて、どうやら粘土細工のこびとの実写版もある事を知った。
しかし私はキャラモノが好きではない。可愛い位で喜びたくはないのだ。
小さい頃からキティちゃんやケロッピが嫌いだった。親がよく買ってきて、勿論私も「かわいー」と言いながら目は完全に死んでいた。
少し軽蔑さえしていた。それは謝る。ごめん。
まー嫌な子供である。
それから数日経って私はこびとを忘れかけていた。
この前、お母さんとまだ幼稚園生だと思われるリトルボーイが来店。覚束ない日本語で
「こびとづかんって本ありますかー?」
と聞いてきた。
“なんだそれ、あるわけないだろ”
と思いつつ、久々の可愛いリトルボーイににやけながらパソコンで検索すると、あった。表紙絵が画面に出てくる。
あったのだ。
しかし、私はその画面を見て瞳孔が開き、次の瞬間笑いがこらえられなかった。
何故あるんだ。
おかしいだろ。
その表紙が完全に常識を覆すものだった。
私の中で沢山の“私”が笑い、のたうち回り、喘息の発作を起こした。
ママがこっちをじっと見ている。
見るな。
私を見るな。
お願いだから見ないで下さい。
震える声で
「アリマシタ…」
「良かったねー、○○くん。あるって!」
いやー、良くはないだろ。クラスで苛められるぞ。
その後同僚達に聞くと知っている人もいて、どうやら粘土細工のこびとの実写版もある事を知った。
しかし私はキャラモノが好きではない。可愛い位で喜びたくはないのだ。
小さい頃からキティちゃんやケロッピが嫌いだった。親がよく買ってきて、勿論私も「かわいー」と言いながら目は完全に死んでいた。
少し軽蔑さえしていた。それは謝る。ごめん。
まー嫌な子供である。
それから数日経って私はこびとを忘れかけていた。
心が動く。
簡単に“感動”なんかでは片付けられない。
涙流して次の瞬間ケロッとする感動にはもう飽きた。
それに現実は甘くないのだ。例えば余命があんまりなくて結婚したけど亡くなりました…みたいな、話が一時期流行った。不謹慎だよね、“流行った”って言い方。夜中に好きなドキュメンタリー番組でまさにその“現実”を観た。何とも言えない、涙なんか出ない、壮絶すぎて。あれを第三者がドラマや書籍化してるとしたら鬼だ。エンターテイメントじゃないんだよ。
今日テレビで妙なモノマネ番組を観た。
GAOってミュージシャンがいて、当時小学生だった私は“女なのに素敵だな”と思ってた。
ヒット曲を唄っていた。
“流れる季節に君だけ足りない
はぐれた心の足跡を探す”
何故だろう。心がふるしちょふ。
もう20年近く前の歌である。ここにいる筈の恋人が居ない空虚、忘れなければいけない気持ち。それが出来ないもどかしさ。皆が当たり前に抱く感情を普通の言葉で歌っているように聴こえるけど、普通じゃない。なんなんだろう、これは。
きっと日本の歌謡曲にはこういう隠されたふるしちょふワールドが沢山あるのだろう。
あと 、友達から勧められた“夜長姫と耳男”。坂口安吾。ラストの綺麗さに胸が詰まった。
“好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ。”
泣かない、泣けない。
どーんときた。
どーん。
今年も心動く出来事が沢山ありますように。
涙流して次の瞬間ケロッとする感動にはもう飽きた。
それに現実は甘くないのだ。例えば余命があんまりなくて結婚したけど亡くなりました…みたいな、話が一時期流行った。不謹慎だよね、“流行った”って言い方。夜中に好きなドキュメンタリー番組でまさにその“現実”を観た。何とも言えない、涙なんか出ない、壮絶すぎて。あれを第三者がドラマや書籍化してるとしたら鬼だ。エンターテイメントじゃないんだよ。
今日テレビで妙なモノマネ番組を観た。
GAOってミュージシャンがいて、当時小学生だった私は“女なのに素敵だな”と思ってた。
ヒット曲を唄っていた。
“流れる季節に君だけ足りない
はぐれた心の足跡を探す”
何故だろう。心がふるしちょふ。
もう20年近く前の歌である。ここにいる筈の恋人が居ない空虚、忘れなければいけない気持ち。それが出来ないもどかしさ。皆が当たり前に抱く感情を普通の言葉で歌っているように聴こえるけど、普通じゃない。なんなんだろう、これは。
きっと日本の歌謡曲にはこういう隠されたふるしちょふワールドが沢山あるのだろう。
あと 、友達から勧められた“夜長姫と耳男”。坂口安吾。ラストの綺麗さに胸が詰まった。
“好きなものは呪うか殺すか争うかしなければならないのよ。”
泣かない、泣けない。
どーんときた。
どーん。
今年も心動く出来事が沢山ありますように。