さいたまスーパーアリーナに四月の風が吹く | ラフラフ日記

ラフラフ日記

主に音楽について書いてます。

先週の土曜日から一月のライブのことを書いてますが、いま四月です(笑)。

この後、

エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” FINAL
2018年3月17日(土) さいたまスーパーアリーナ

エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR “THE FIGHTING MAN” SPECIAL
ド・ド・ドーンと集結!!~夢の競演~
エレファントカシマシ/Spitz/Mr.Children
2018年3月18日(日) さいたまスーパーアリーナ


に行ってきて、

そして今日から、

浜崎あゆみ ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018 ~POWER of MUSIC 20th Anniversary~
2018年4月7日(土)8日(日) さいたまスーパーアリーナ


に行ってきます。

昨夜は、エレカシの新曲「Easy Go」が主題歌のドラマ『宮本から君へ』がスタートし、

今日は、『CDTV祝25周年SP』にあゆが出て「SURREAL」「SEASONS」を歌います。

エレカシのさいたまスーパーアリーナに行って、書きたいことがふつふつと溜まって来ているんですよね。

あゆの POWER of MUSIC に行ったらどうなっちゃうのか。

今日はその前に書いておきたいと思って。

あゆの Just the beginning ツアーの第二章には「sacrifice」という副題がついていました。「生け贄」「犠牲」という意味です。

あゆは「浜崎あゆみ」でいるためにどれほどの「犠牲」を払っているのか。ファンの間でも語られることです。

しかしそれは、エレファントカシマシだって同じなのです。

先日放送された、エレファントカシマシの宮本浩次を追ったドキュメンタリー『ノンフィクションW』を見て思いました。

宮本さんはエレファントカシマシのために生きているんですか?という問いに、宮本浩次は、

「それはお互いにね。エレファントカシマシのためにすべてを・・・」

と答えていました。お互いにというのはメンバーのことです。

宮本浩次の口からそんなことを聞くのは意外だったかも知れない。
エレファントカシマシという名前じゃなくてもいいとか、ソロでもいいとか、音楽に対しても、もはやそれ以外ないみたいな(消極的にも聞こえるような)言い方をして来たこともあったから。

でも、考えてみれば考えてみるほど、エレファントカシマシだったじゃないか!

あゆが、浜崎あゆみをやっていなかったらどんな人生だっただろう。

宮本浩次が、石森敏行が、冨永義之が、高緑成治が、エレファントカシマシをやっていなかったらどんな人生だっただろう。

「エレファントカシマシのためにすべてを・・・」

この「・・・」の沈黙がすべてを表していると思った。

そして私は気がついた。

スケールがいきなり小さくなってしまうかも知れないが、こんな私だって、たとえば、自分を「犠牲」にして会社に行ってたりするじゃないかと。

そして、私は知っているし、きっとみんなも知っている。

どれだけ葬っても葬ろうとしても、「自分」というのは何度でも何度でも蘇ってきてしまうことを。

エレファントカシマシの音楽も、浜崎あゆみの音楽も、

「自分を犠牲にして生きています」

ということを教えてくれるものではなく、

犠牲にした自分を甦らせてくれるものであり、自分を犠牲にする勇気をくれるものである。

さいたまスーパーアリーナで四月の風に吹かれてきます!吹かせてきます!