これは覚悟ではない。挑戦だ。 | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

11月16日、第68回NHK紅白歌合戦の出場歌手が発表された。

そこに、

エレファントカシマシ (初)

の名前が!!



嬉しい。自分でも驚くくらいに嬉しい。

私ってこんなに紅白好きだったっけ?というくらいに嬉しい。最近は紅白といっても誰も騒がないというか、冷めてるところがあったりして。出演を辞退する歌手がいたりして。別にそれはいろいろなやり方があって良いと思うんです。

けれど、出たいと公言し、出演が決まったら喜び、その喜びを伝えてくれる 30周年にして初出場のバンドって、良いじゃないですか。最高じゃないですか。でも、エレカシも、今だからなおさら良いというのもあるのかも知れない。

【紅白】エレカシ初出場 宮本独壇場で爆笑連発
https://www.oricon.co.jp/news/2100749/full/?ref_cd=tw_pic
良い写真!!

「本当に夢でした。紅白歌合戦は日本の音楽の祭典の最高峰ですから」

最近エレカシを好きになった人がエレカシのことを「気持ちのよい人たち」と言った、その意味がわかりはじめてる今。って前からだけど!

世界は素晴らしいとエレカシは教えてくれる。けど、エレカシは世界のくだらなさ、残酷さも知ってるんだよ。それを知ったうえで教えてくれるから私はもう・・・。

中継で出る人もいるけど、エレカシには中継は似合わない気がする。
そういえば、あゆも 15回出たけど、一度も中継ないよね? カウントダウンライブもあって、最初の方はレコード大賞もあったけど、いつも NHKホールに来てたよね? そゆとこ好きだなぁ。

とびきりのニュース。
放っておくと、仕事中でも熱い涙があふれてきそうになって困る。


翌 11月17日、あゆの宮城公演が中止になったことを知る。あゆが急性気管支炎と診断されたためだ。







エレカシもあゆも好きな私、

“引き裂かれる 私の心 光と闇”

こういうあゆの発言(ツイート)も、賛否両論あるのかも知れませんね。

エレカシの宮本さんが耳の病気になったすぐ後、野音で歌ったとき、病気になったときのことや手術、入院のときの話を宮本さんがしてくれて、それを見た友達が「あゆもこういう話をできたらいいのにね」「いや、でも、あゆもしてくれてるね」と言ったんです。

私は、あゆとか宮本さんとかの感じ、好きだなぁ。

“泣かないでbaby 仕方ないさ”


エレカシの嬉しいニュースとあゆの辛いニュースが重なって、私は胸が張り裂けそう。その翌 11月18日、こんな言葉が届いた。

「1日でも長く歌手を」エレファントカシマシの宮本浩次さん
http://www.tfm.co.jp/challenge/onair/detail.php?id=147

まるで今のあゆのために(そして今の私のために)語られたような言葉だ。しかも、このタイミングで。(記事中、特に後半の言葉です)

力づけられ、励まされ、勇気づけられる。

私は、

怖いことは怖いといいたい。そのうえで希望を感じたい。

だって私は、怖いよ?

“その場しのぎの快楽の後 訪れる反動を覚悟したふりをした 現実逃避はもう終わり”

あゆの「talkin’ 2 myself」にこういう歌詞があるんだけど、「訪れる反動を覚悟した」じゃなくて「訪れる反動を覚悟したふりをした現実逃避はもう終わり」ってところが好きだし、驚いたんだよね。あゆだったら、「訪れる反動を覚悟した」って言いそうかなって思ってたから。

覚悟なんてできてないよ、今だって。
だからせめて、覚悟したふりをした現実逃避ならやめにしたい。

残酷でリアルな夢。いずれ滅びる命。そんなの百年前から言っている。あゆだけじゃない。エレカシだけじゃない。

だったらそれを覚悟するのではなく、挑戦したい。

『一日でも長く歌うこと』

そう思うということは、それが有限であることを自覚しているからで、希望ばかりではないけれど、でもそこに「希望」を見る。
「太く短く」と思っていた人が「一日でも長く」と思うようになった。それってとても素敵なことだなぁって思う。

これは、覚悟ではなく、挑戦だ。

エレファントカシマシ 30th ANNIVERSARY TOUR 2017 (11/19) へ続く


(これは、11月16日~11月21日の、自分的に “エモすぎる” ときの日記なので、ご容赦ください)