SEVEN YEARS AFTER ~再会~ 2012 | ラフラフ日記

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主に音楽について書いてます。

2012年に聴いた新譜CD から、10枚。


MASTERPIECE/エレファントカシマシ


エレカシ、ライブ活動休止中なんだよね。
そうはいっても、しょっちゅうライブに行ってるわけじゃないから、いつもと同じといえば同じなのかなぁ。昨年 10月に休止が発表されて、まだ三ヶ月だし。あ、もう四ヶ月くらいか。
でも、昨年 7月の LIVE FACTORY 以降観ていないわけだから(10月の野音は別として)、新春ライブもなかったし、今の時点で次のライブの予定もないわけだから、やっぱり、ライブ活動休止中なんだよね。

でも、もともとあんまりライブをやらない人だったら、休止じゃなくてもこんな間隔なのかも知れない。てか、みんな大体どれくらいのペースでライブってやるものなの?

『MASTERPIECE』についてはこちら→ 「バンド幻想を超えた先に」


INNER KINGDOM(内なる王国)/FoZZtone


ライブ良かったなぁ。
キネマ倶楽部は行かなかったんだけど、REC OK! ツアーの下北沢ガレージ、INNER KINGDOM ツアーの赤坂ブリッツ、どちらも良かった。こっちを DVD にして欲しいくらい。

というのも、このアルバムは二枚組で「DISC physical」と「DISC mental」にわかれていて、「DISC mental」は『Pageant : Keller Water』というタイトルで組曲みたいになってて、その完成披露会ライブがキネマ倶楽部で行われたのね。それは 1000枚限定で DVD化されたんだけど、「DISC physical」の曲たちのライブ映像も観たいなぁって。「half myself」とか良かったよ~。

今回のキネマ倶楽部は観てないし、DVD も結局買ってないのだけど、通常のライブだってすごく良いのになって。


死ぬまで一生愛されてると思ってたよ/クリープハイプ


2012年最大の発見は「クリープハイプ」かな。でも実は「再会」だったんだ。2005年、新宿紅布で観てたの! 今のメンバーではなかったんだと思う。ただ、なんとなく気になって、本人からチラシをもらったのをなんとなく覚えている。あれは尾崎世界観さんだったのかな。

なんか、なんか、嬉しいな。

でも、なんでこんなクリープハイプはしっくりくるんだろうって考えてみたんだけど。たくさんのロックバンドと何が違うんだろうって考えてみたんだけど。

「童謡」や「民謡」っぽいっていうか、『みんなのうた』っぽいところがあると思うのよ。『みんなのうた』では「○ックスしよう」なんて出てこないと思うけどね(笑)。でも、なんかあると思うんだよね、“山口さんちのツトム君” みたいな感じが。

長谷川カオナシさんが作る歌にそういう感じがあるかも。「火まつり」とか『みんなのうた』に出てきそうじゃん? 特に昔の、怖い感じがあったころの『みんなのうた』。このアルバムじゃないけど、「グレーマン」ってのも出てきそうだしね。

ちなみに、再会のキッカケは、アルカラというバンドが気になって、そのアルカラが出てるイベントをスペースシャワーTV で見たら、クリープハイプが出ていたという。「オレンジ」の PV がたくさん流れてるときはそんなにわからなかったんだけど、ライブ映像観たら良さそうだなって。他に OverTheDogs と The SALOVERS が出てて、4バンドでツアーしたみたい。

ライブが観たいな。


ENTERTAINMENT (通常盤)/SEKAI NO OWARI


「チープ」になったとか「軽薄」になったとか、色々言われているようですね。

でも、こういうバンドがいることは良いことだと思うんだよなぁ。期待したいです。

ライブが面白かった。ライブハウスしか行ってないんだけど、ホールだとどうだったんだろうなぁ。明らかにライブハウスでやるような内容じゃなくて、そういうところ、ライブハウスで風船飛ばしてた「ミューズ」と近いものがあるかも知れない。


The 2nd Law/MUSE


そう、ミューズです。ライブ行ってきました。これが良くて、まだ余韻が残ってます。ピラミッド凄かったなぁ。

ミューズは、2001年の Zepp Tokyo と 2004年の NKホールを観ていて、『アブソリューション』(2003年)までしかライブ観てないんだった。次の『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』(2006年)は好きだったけど、ライブは行ってなかったんだ。で、『ザ・レジスタンス』(2009年)はほとんど聴いてなかったし。

でも、今回のライブ良かった! マママママッドネ~ス♪ 「マッドネス」クセになるよ~。確かに、エレクトロを取り入れたりして今までと違う感じあるけど、ライブに行ってからこのアルバムが好きになりました。ここでも「ダブステップ」を取り入れてるらしくて、あゆを思い出しました。そうそう、あゆのカウントダウンライブで開演前にミューズかかってたんだよね(多分このアルバム)。

そして、過去のアルバムも聴き直して、ミューズってこんなに良かったのね~って(笑)。

ライブに行って思ったんですが、ミューズって、レディオヘッドとかクイーンとかとよく比較されるけど、「ファンキー」なんだなぁって思いました。昔、ファンク・バンドをやってたとか。

ライブ中、ミューズって多彩だなぁって思いながらも、ぜ~んぶ同じにも聴こえるのよ。で、そういう人が強いのかなって思いました。


Little Broken Hearts/Norah Jones


こちらもライブ良かった! 今回のアルバムがそうだからか、結構ダークだと思った。深い森の中という感じで。声量あるんだなぁってビックリしました。いや、別にないと思ってたわけじゃないけど、パワフルと思ってたわけでもないので、驚いたっていうか。


Oceania/Smashing Pumpkins


あんまり聴けてないけど、好きな感じです。エレカシ『MASTERPIECE』 1曲目、「我が祈り」に通じるものを感じる。


対音楽/中村一義


こちらもあんまり聴いてない。良い音楽だと思うのだけど。


坩堝の電圧(るつぼのぼるつ)(通常盤)/くるり


これもあんまり聴けてない。今年は特に後半から、時間的(または精神的)余裕がなくなったからかねぇ。でも、「沈丁花」「のぞみ1号」、じわんとくる。
「everybody feels the same」って、サビで “OASIS BLUR SUPERGRASS” って歌ってんのかって歌詞カード見てビックリした。


Party Queen/浜崎あゆみ


誰かを忘れていませんか? あゆですよあゆ!
このアルバムは浜崎あゆみの中でどういう位置付けのアルバムになるのか。それがわかるのはまだ先か。

でも、なにげに「挑戦」してるアルバムだと思う。「挑戦するぞ!」ってんじゃなく、結果的に「挑戦になってる」っていうか。「挑戦を楽しめてる」感じかな。おもしろいアルバムだと思う。

前に、

『NEXT LEVEL』 → ポップ
『Rock'n'Roll Circus』 → ロック
『Love songs』 → クラシック

と書いたのですが、『Party Queen』は「ミュージカル」かも。

でも、全部が全部そうじゃないんですよね。「call」とか「Letter」とかシンプルなロックで(特に「Letter」はブリグリとかを思わせる 90年代ロックって感じで)、すごく好きです。「reminds me」「Return Road」はエモーショナルですよねぇ。で、謎のカバーの R&B調の曲があり、ダブステップがあり、ジャズがあり、っていう。そして、最後を締めるのがドラマ『最後から二番目の恋』の主題歌になった「how beautiful you are」。うう~ん、やっぱりおもしろい。音楽的なジャンルじゃなくて、雰囲気がミュージカルなのかな?


他には、andymori『光』や THE BACK HORN『リヴスコール』も 2012年か。あと、久々に PUSHIM 良いなぁと思ったら、カバーアルバム出してた。あ、ハイヴス『レックス・ハイヴス』も買ったんだけど…。

あとは、「ベストアルバム」が目立った印象です。私がお世話になったのは、GRAPEVINE『Best of (1997-2012)』関ジャニ∞『8EST(エイテスト)』松任谷由実『日本の恋と、ユーミンと。』。あゆも夏うたベスト『A SUMMER BEST』出したし(中にはこれ夏うたか?ってのがあってウケた)、そして、エレカシもユニバーサル時代のベスト『THE BEST 2007-2012 俺たちの明日』を出しましたね(初回限定盤A には、ライブ活動休止発表後に行われた野音の DVD が)。

そして、ベストといえばいいのか、プリンセス・プリンセスが再結成して、『THE REBIRTH BEST ~再会~』が出ました。復活ライブ、素晴らしかったなぁ。ほんと、改めて、曲が良い!! まっすぐなんだよなぁ。まっすぐっていいなって思いました!

こうして見ると、新しいアーティストにほとんど出会っていない気がする。「再会」の年だったのかな。

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【番外編】

Swing Lo Magellan/Dirty Projectors


といいつつ、これ。
これも 2012年の作品なんですが、買ったのはつい最近で今年になってからなので【番外編】。試聴したら良かったんです。いやぁ、これは良いかも!

ダーティー・プロジェクターズというアメリカのバンドで、最近ビョークとコラボした CD も出してるはず。ラタタットといい、私はビョークが気に入る人が好きなのかな。いや、ビョークも好きだけど。とにかく、せっかくなのでここらへんを掘り下げたいと思います!

あ、それとそれと、ビョークといえばアイスランドということで(それは関係ないのだけど)、オブ・モンスターズ・アンド・メンというアイスランドのバンドが気になってます!

■過去記事
2011年 → http://ameblo.jp/laugh-rough-blog/entry-11135589334.html
2010年 → http://ameblo.jp/laugh-rough-blog/entry-10766635622.html
2009年 → http://ameblo.jp/laugh-rough-blog/entry-10443586930.html

(皆勤賞は「あゆ」だけでした。それだけ作品を出してるってことは凄いなぁと思います)