さよならパーティー | ラフラフ日記

ラフラフ日記

主に音楽について書いてます。

ファイティングマン道の継続だぁ!

と書いたのを最後に、三ヶ月以上も経ってしまいました。

どこが継続だぁ!

なんて皮肉な…。

すみません。
その間もここを訪れてくれていた方がいたならば、本当にありがとうございます。

「継続は力なり」っていうのは本当ですね。

やっぱり、書かないでいると書けなくなりますね。
復活しようと思うけれども、何をどうやって書いたら良いのやら…。

けれども、この度、復活しようと思います!!!

まずは、書かないでいた間にあったことを書きたいと思います。

渋谷HMVで宮本さんを見た(J-WAVE のラジオ)。カッコ良い! ライヴやテレビでの宮本さんもカッコ良いけれど、こういうカメラも音楽もない場での宮本さんもカッコ良いというか、そういう状況の方が普段のカッコ良さが出ると思う。うちらは真髄を見てたのかぁ(笑)。ラジオの公開放送って好きかも。誰かと話をしてる姿を見るのが好きなのかな。

『サンキュー!サンジュー!ディスクガレージ ~MUSIC PARTY~』でのエレカシがどえらい格好良かった! 男らしかったというか、ヤバかった。夏フェスにたくさん出たけど、一つの頂点じゃないかな。夏フェス全部観てないからわからないけど。
「珍奇男」、あれはもう芸術です。国宝級の伝統芸能だと思います。ZAZEN BOYS も十分凄かったのに、ひよこに思えてしまった。いやしかし、向井さんがエレカシを好きだっていうのがよくわかった。いやはや、エレファントカシマシは最高に格好良いロックバンドだったんだっていうことを思い知らされました。

そして、この辺の時期からてんてこまいになったんだった。で、ブログ更新停止…。

そんな中、あゆの NEXT LEVEL ツアー最終日。ああなんか、自分を取り戻せるー! しかしね、さいたまでの二日目のときは、まるで逆で、我を忘れるように興奮していたんだよ。進化する浜崎あゆみを感じた!って大騒ぎで(ライヴ後の食事楽しかったなぁ)。でもそれが、最終日では、我に返っていく自分を感じた。

今回のツアーは、(miss)understood ツアー以来の前進を感じたんだよね。前回と前々回は、停滞ってわけじゃないけど、同じ場所で足元を確かめてる感じだった。でも今回は、(miss)understood ツアー以来か、それ以上の進化を感じたな。進化するポップ・ミュージックとか言いながら、一体何が進化なのかよくわかっていなかった。でも、今回のは感じたね、進化、未来。

それなのに、最終日では心のふるさと的なものを感じてしまった。それは私の個人的な状況のせいもあるかも知れないけど、我を忘れさせるほどの進化から、ちゃーんと我に返ってこられるっていうのがすごい。だからこそ、NEXT LEVEL ツアーは今までで一番の長さを必要としたのだと思う。自分を解放させた進化から、自分に回帰するまでの時間というか。そこがあゆのすごいところだと思うのだけどねぇ。

「常にアンテナを張りめぐらせて、新しいものを取り入れるのは素晴らしいこと。でもね、それだけじゃ、何も残らない気がするから……」と言っていたあゆを思い出した。

そして、エレカシ野音!!!!!!
寒かったです! 以上!

いやいやいや、それはもうここで語ることなんて不可能なくらい、素晴らしかったです。うっとりするようなライヴでした。夢のような時間。なのに、確かに現実で。

やっぱり野音は特別だ。ただでさえ、野音は特別な会場だと思うけど、エレカシの野音はその中でも特別中の特別。20年続けてるなんてすごい。継続は力なり。

ビルがあって、木々があって、東京の空があって、月や星や飛行機の光や、虫の音が聞こえてくるときもあれば、風があって空気があって。すごく幻想的で非現実的なんだけど、都会の中で、ビルがあって木々があってというロケーションは、私達の暮らしにとても近くて、逆に現実的。だから、現実と非現実を行き交うような不思議な感覚になる。歌の中の世界や私達がそれぞれに抱いた感情が、現実の世界に浮かび上がってくるような。神秘的で神聖なものさえ感じてしまうのに、現実的で。どうしようもなく現実的なのに、神聖で。

うっとりと、恍惚としてしまいました。

エレカシの音楽から感じるものって、小説を読んだときに得られる快感に近いかも。
それがすごく、野音に映えるんだと思う。
自部屋が、東京のど真ん中の野外にさらされているような。

あとは、映画で、『THIS IS IT』と『ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない』を観た。

『THIS IS IT』は、ライヴを観ているみたいで楽しかったけど、皆がイイ!イイ!言うのに少しだけ違和感がある。それは映画に違和感があるんじゃなくて、マイケル・ジャクソンに違和感があるんでもない。なんつーの、ほんの少し前まで、マイケル・ジャクソンのことバカにしてなかった?みたいな。個人に対してってより、メディアに対してかね。バカにしてた人が、今回の映画を観て思い直したとか、そういうのはすごく良いことだと思うけど、バカにしてたことをなかったことにしてしまってはいけない気がする。それをなかったことにして、手のひらを返したように誉められても、なんか信用できない。

『THIS IS IT』の何が感動的だったのか。バカにしていたのなら、何を見落としていたのか。
いたずらに誉めないで、いたずらに貶さないで。

あと、エレカシ主催のイベントに出ていたということで、Base Ball Bear とチャットモンチーの最新作を聴いてみたら、良かった(チャットモンチーは宮本さんと対談してたし)。特にチャットモンチーは、最初はよくわからなくて、むしろ変な曲だなぁと思っていたんだけど、その変な曲ってところに引っかかってしまった。いや、やっぱ、変な曲だよ、チャットモンチー。すごい気になる。

……というわけで、復活しました。
記事のタイトルは、エレカシの曲名で、今の気分に近いのです。
復活なのに、さよならかい!って感じだけど。