塾講師って、毎年同じ内容を教えてますが、
飽きないのですか?
とのご質問をいただくことがございます。(特に他業種の方から)
おそらく指導内容が確立されていたら、
それを毎年焼き直しすればOK!とのご見解だと推察いたします。
少なくとも、多感なお年頃の生徒を対面授業で指導する塾講師にとっては、
指導内容はいわゆるツールであって、
子どもたちの態度変容(心理変容&行動変容)を促す力が大切です。
そのためには、生徒が共感できる距離感を掴みます。
ここでの距離感は、年齢の距離感ではありません。
若い講師の方がベテラン講師より支持されるケースは、
生徒の年齢の距離の短さが理由ではなく、
目的はさておき、生徒たちと同様に
何かに向かって日々努力を続ける現役プレイヤーであことが距離を掴んでいます。
シンプルに申しますと、
『先生は、今、○○を目標に頑張っている。君たちの大変さも良くわかるが、共に頑張ろう!』
〇〇の内容によりますが、
これ、本当に刺さります。
(学習系は、生徒にとって身近な内容なので刺さりやすい。若手は有利)
(ベテランの方は、学習系はある程度極めているので、別の領域での頑張りが必要)
個人的な経験で申しますと
論文執筆中の時期が一番、リアルに刺さった気がします。
大切なのは、
過去の話ではなく、今、頑張っている話でないと刺さりません。
ちなみに、今私が頑張っていること1つ紹介。
ハッピーライフな日々を過ごされている同世代のオジサンの共通項としまして
『体力あるオジサンが最後に成功している』
との考察が、非常に腹落ち感がよかったので、
ルーチンワークの1つに、『毎日平均、一万歩歩く』をノルマに課しています。
マッチョな方には『なんてショボいノルマやねん!』と思われるかもしれませんが、
インドア系の私にとっては大冒険であり、それゆえに、実際始めると、時間のやりくりや1週間スパンでの戦略や継続のコツなど、新たな気づきが盛りだくさんでした。
日々意識することで、経験した内容を学習面に変換することで、鮮度の高いアドバスができていると実感しています。
3か月で5kg痩せたというゆるぎない結果をもとに(笑)
ご家庭で、親子一緒に勉強しているお子さんの成績が高いことも同様の事象だと思われます。
(特にお父さんと一緒に勉強する習慣のある生徒の成績は高い傾向にあります。
また、保護者さまとの関係も良く、リスペクト発言が多かった。(ラトル調べ))
週に1日でも、親子で一緒に勉強をされるますと(お子さんの勉強を教えるのではなく、親はご自身の勉強をされる)、
お子さんが、
『大人になっても勉強することは大事(当たり前)なんだ』
『一生懸命勉強する(自分のためにもしてくれている)親にリスペクト』
の意識がうまれます。
勉強する価値を大人が行動で示すと、刺さります。
(子は親と同じ行動をすることが合理的だと感じるそうです。)
(言葉ではなく、行動が示すことが肝)
逆に、子供が勉強している横で、テレビや動画を見て楽しむと・・・
勉強に対する価値は・・・(勉強って罰なの?)
大人に対する子供の洞察力はハンパない!
塾講師って、子供たちが接する数少ない大人代表でもあります。
毎年何かの現役プレイヤーで居続けるプレッシャー満載ですので、
全く飽きがきません。