公立高校と須磨学園、どこが同じでどこが違う?両校を制する「力」の話。
おはようございます。講習中はマッハで1日が過ぎ去り、さらに今年がすでに4分の1過ぎてしまったことに驚く暇もなくまた1日が過ぎる——そんな感覚が嫌いじゃないアラフィフ塾講師です。新入塾生受付中!春期講習 受付開始! | 学習塾LATOLラトルでは、2月26日(木)より、新年度の授業がスタートします!新しい目標を掲げ、前向きに学習へ取り組む生徒たちの姿が多く見られるようになりました。この流れをさらに加速させるべく、学習塾ラトルでは春期講習を開講いたします。春は、学年が切り替わる大切な節目。ここでの取り組みが、1学期、そして1年間の学習を大きく左右します。新学年に向けて、ラトルで確かなスタート…ltl-edu.co.jpお待ちしております。★残席は変動します。最新情報はHPよりお問い合わせください。春からのご入塾が超オススメな理由①学習サイクルを身につけるには時間が必要②新学年スタート前に「学習フェーズアップ」が最適③仲間と一緒に「よーいドン」でモチベーション爆上がり★2026年度高校入試結果 《公 立》🌸神 戸 6名(全員合格)🌸長 田 1名(全員合格)🌸兵 庫 3名(全員合格)🌸御 影 7名(全員合格)🌸葺 合 3名(全員合格)🌸県 芦 3名(全員合格)🌸六アイ 2名(全員合格)🌸国 際 1名(全員合格)🌸市 西 1名(全員合格)🌸西宮東 1名(全員合格)《国私立&高専》🌸灘 1名(全員合格)🌸附属池田 1名(全員合格)🌸西大和学園 1名(全員合格)🌸須磨学園 17名(全員合格)🌸関西学院 4名(全員合格)🌸啓明学院 4名(全員合格)🌸雲雀丘学園 3名(全員合格)🌸仁川学院 8名(全員合格)🌸滝川 3名(全員合格)🌸神戸学院 3名(全員合格)🌸愛光 1名(全員合格)🌸神戸高専 1名(全員合格)さて、今回のテーマは、ラトルで一番多い受験パターンについてです。それはズバリ、「公立高校を第一志望にして、須磨学園を併願校として受験する」ラトルで私立を受験する生徒の中で、須磨学園はダントツの1位。そのほとんどが公立との併願です。(最近は須磨専願上昇中)つまり「公立の勉強をしながら、須磨学園も合格する」という戦略をとっているわけです。では、この2つの試験には何が共通していて、どこで差がつくのか?実際の問題を分析しながら、お伝えします。━━━━━━━━━━━━━━━━まず、大前提を確認する━━━━━━━━━━━━━━━━「公立の勉強をやっていれば、須磨学園も受かるんですか?」これ、よくいただく質問です。答えは、「土台は公立で作れる。でも上乗せが必要」です。まず大前提として、教科数が違います。◆ 兵庫県公立高校:5教科(国・数・英・理・社)◆ 須磨学園:3教科(国・数・英)のみ理社の対策を須磨学園のために行う必要はありませんが、主要3科目の「質」の違いが合否を分けます。問題の中身も見ていきましょう。━━━━━━━━━━━━━━━━両校に共通する出題のキモ━━━━━━━━━━━━━━━━令和8年度の問題を全部並べてみて、感じたことがあります。「あ、これ、同じ力を問うてるな」という問題が、けっこうあります。■ 【英語】情報の整理・統合チラシや表、スケジュール帳などの複数資料から必要な情報を抜き出し、整理する形式は両校共通のトレンドです。公立はスポーツ大会のエリア案内表、須磨学園はイベントのスケジュール表。「複数の情報をまとめて答える力」は両校ともに必須です。■ 【数学】初見の設定への対応公立:「おみくじのマス目移動」と「偶数・奇数の法則」を組み合わせた思考力問題須磨学園:経済学的な「ゲーム理論」など、未知の設定をその場で理解し数式化する能力が問われます。どちらも「今まで見たことのない状況設定を読んで処理する力」が鍵です。■ 【数学】複合問題の処理公立:「さいころの確率」に「鉛筆の本数操作」と「中央値(統計)」を掛け合わせた問題単一の単元知識ではなく、分野を跨いだ論理的処理が両校の鉄板となっています。■ 【国語】古典・漢文の基礎力公立でも漢文の返り点や書き下し文が必須であり、須磨学園でも正確な文法知識と読解力が求められます。古典は早めに固めるほど、両方に効いてきます。▼ ラトルのまとめ「読む・考える・整理する」という本質的な力は両校共通です。公立対策の土台がしっかりできていれば、須磨学園も戦えます。ただし、「同じ力でいい」というわけではありません。ここからが本題です。━━━━━━━━━━━━━━━━須磨学園で「上乗せ」が必要な3つのポイント━━━━━━━━━━━━━━━━令和8年度の問題比較から見えた、須磨学園特有のハードルです。■ 英語:語彙レベルと精読・速読の両立公立英語は生活場面が中心で、難しい単語には注釈がつきます。一方、須磨学園は「エビングハウスの忘却曲線」「デジタルネイティブ」など学術的な専門用語が注釈なしで登場します。また、公立にはない「誤文訂正問題」があり、文法の「なんとなくわかる」が許されません。正確に・速く・難しい英語を処理する力が求められます。■ 数学:計算の「重さ」と抽象化能力公立:丁寧な誘導があり、ステップを踏んで正答へ導かれます。須磨学園:誘導が少なく、自力で解法を組み立てる「発想力」と、膨大な計算をミスなくやり遂げる「処理速度」が求められます。「証明を書く力」ではなく「計算力と発想力」で差がつくのが須磨学園の特徴です。■ 国語:哲学的な抽象度と資料の多層性公立は「詩の鑑賞」など情緒的な読解が特徴ですが、須磨学園は哲学的な評論や、グラフ・メール・発表原稿・会話文・資料の5種類を組み合わせた複合資料問題が大問として登場します。実用的な情報処理力と、抽象的な論旨を掴む力。この両方が必要です。正直、なかなかハードです。━━━━━━━━━━━━━━━━つまり、この4つを鍛えれば両方いける━━━━━━━━━━━━━━━━ラトル的な結論を言います。公立と須磨学園の両方に対応するために、特に強化すべき力はこの4つです。【その1】「初見の設定」を読み解く力(全教科)未知の状況を数式や論理に変換する訓練。様々な素材に日頃から慣れておくことが最大の対策です。【その2】速読+語彙力の底上げ(英語)難単語への耐性と、正確な文法知識の定着。公立英語をしっかり解ける力があれば土台はOK。そこから難度の高い語彙と、長文を速く正確に読む訓練を積みましょう。【その3】計算の正確さとスピード(数学)誘導に頼らず、最短ルートで解き切る計算体力。須磨学園の数学は計算量が多く、時間内に解ききれないケースがあります。関数・空間図形は両校重要なので、基本〜応用まで幅広く鍛えましょう。【その4】多様なジャンルへの対応力(国語)実用文から哲学的文章まで、幅広く読みこなす経験。様々なジャンルの文章を読む習慣が最大の武器になります。古文・漢文の基礎は両校共通で必須。早めに固めましょう。━━━━━━━━━━━━━━━━時期別の動き方(ざっくり版)━━━━━━━━━━━━━━━━「いつから、何をやればいいの?」という超実戦的な質問にお答えします。◆ 〜中2各教科の基礎固め。語彙・計算・古典の暗記事項を地道に積み上げる。◆ 中3前半〜夏5教科の応用問題に取り組む。公立の過去問で傾向を把握。英語の長文量を増やす。◆ 中3夏〜秋公立対策を中心に。数学の証明・図形を強化。国語の評論・古典を安定させる。◆ 中3秋〜冬須磨学園の過去問に取り組む。初見問題・語彙レベル高めの英語・複合資料の国語に慣れる。◆ 1〜2月須磨学園本番。終わったら公立に切り替え、苦手単元の最終確認と仕上げ。━━━━━━まとめ━━━━━━令和8年度の問題が証明したのは、「知識の丸暗記では歯が立たない」という現実です初見の状況を読み解く力、情報を統合する力、英語をスピーディに処理する力これらは一朝一夕では身につきません。だからこそ、早めに・継続的に・質の高い練習を積むことが大切です。ラトルでは「公立第一志望の生徒が須磨学園を自信を持って受験できること」を当然の目標として、日頃の授業から考える力・整理する力・粘る力を育てています。今年も須磨学園は全員合格🌸過去5年間で95名合格(全員合格)ラトルの指導にご期待ください!【芦屋の塾講師】大手学習塾時代は、授業アンケートNo.1講師として活躍。高校受験部門責任者として合格実績・在籍数の拡大に貢献。ラトル設立後はMBA(経営学修士)を取得し、経営と教育の両軸でプロを追求。さらに大学院にて『学び続ける力』をテーマに研究を重ね、日本教育学会にて成果を発表。日本教育学会・日本教育社会学会に所属する、業界でも希少な実践型研究者として活動中。現在は、アカデミックでおもろい塾講師&学習塾コンサルの二刀流に挑戦中!ご興味のある方はこちら芦屋・西宮の学習塾ラトル