祝日が多い5月は、平日とつなげて休暇をとる人が多い。7月8月と同じくヴァカンスの月というイメージで、フワフワ浮かれた雰囲気が漂うのは気のせいかしらん。

私たちはずっとパリにいる。お出かけするなら、世の混雑時期を避けたい派。

今日はあの辺りに行きましょう、とフワッと決めて、パリをぶらぶらして過ごしている。気持ちの良い晴天なので。

 



植物園のバラは咲き始め。

 



同じ5区なのにこちらはもう萎れかけ。早い !?

 



シテ島の花屋。こういう、お花いっぱいあふれるようにして吊るすの、憧れ。屋根のプラスチック製もみの木(ノエルの飾り)は外さないのかしら。

 



パレロワイヤルのバラはちょうど見ごろ。

パレロワイヤルを通りぬけた先に国立図書館がある。去年、改装が終わり一般公開されるようになって以来、ずーーーっと行きたいと思っていた。ようやく、今頃になって実現。 ふだん訪れる用事が無い地区なので...

 



ここは誰でも入れる。いいな〜この雰囲気、好きだな〜♡ その場で閲覧するだけならソファに座ってゆったり過ごせるので、また来たい。

同じ敷地内にある、美術史専門書のお部屋は、研究者でないと入れない(見学はできる)。

 



何年か前、文化遺産の日にみた。建築家 Labrouste の設計で、とても美しい建物。

この人は、5区にある図書館 Bibliothèque Sainte-Geneviève も設計している。

 



こちらは学生のとき気がむけばふらりと行っていた。構造が似ている。

マレ地区の端っこ、セーヌ寄りにあるお城みたいな建物も、実は美術史専門の図書館。

 



こちらはカードをつくれば研究者でなくとも中に入れる。大学で美術史を専攻していた頃、よく来た。

運よくこの窓枠の席に座れると、貴族のお屋敷でお勉強している気分になれて好きだった。そういえば長らく訪れていない。カード更新しなくては。

美術は大好きだけれど、学業を終えた先に、ここパリで(職業として)何の展望も見いだせなかったことで、専攻を変えたのだった。

変えた、というか、3年生に進級するタイミングで、他大学の他学部に願書を出して受かったので、1年生からの再スタート。その分野で無事に学位をとって今の仕事ができている。

美術史に戻りたければ3年生に編入できると思うけれど、今のところその気はないな...

この日この道を通ったのは、サンルイ島のベルティヨンに行ったから。この時期限定、fraise des bois  のソルベを買うために! 

フレーズデボワは小粒ながらとても香りが良いいちご。傷みやすいからめったに売っていないし、売っていてもおそろしく高い。まぼろしのいちご。

食べ歩きする用のテイクアウトとティールーム待ちは、びっくりする長さの列ができていた。パックごとお持ち帰りする人用には別の入口があるので、並ばずスルッとお買いものできる。

 



左下がフレーズデボワ。んんん〜おいしい♡