高級ホテルで朝ごはん食べてみよう! とお出かけ。最も格式高い、最上位のホテルはパラス。

パリにパラスはいくつもある。Le Meurice (ムーリス)に行くことに。あの Cédric Grolet のヴィエノワズリ(まだ食べたことない)が出てくるらしいから!

思いつきで行動するので、直前で予約できる時間枠があまり残っていなかった。朝9時って! かなりの苦行。寝ぼけたぼんやり状態で到着。

ホテルの顧客はヴェルサイユのサロン、お外から来る人はダリのサロン、という振り分けらしい。ヴェルサイユのお部屋のほうが華やかゴージャスでステキだなと思った。



夫はいちばんシンプルな飲みものとヴィエノワズリのセット、私はよくばってそれにパンとコンフィチュールとフルーツサラダが付いたセットに。フレッシュジュースは後から出てきた。

優雅〜にゆっくりゆっくり食べる。量が多いので!( 途中から、私もシンプルなセットにすれば良かった〜と後悔するはめに...)

私は調子にのって飲みものにショコラショーを選んだら、ひとり分とは思えない大きなポットになみなみと、ものすごい量が運ばれてきた。カプチーノ1杯を飲み終わった夫にもすすめ、たぶんカップに5,6杯ぶんあったんじゃないかしら。

これはアランデュカスのショコラショーですって。お味は先日の Carette よりかーなーり濃厚(そもそも比べるものではないわね)。

おいしいけれど、ふつうかなー。いえ、おいしいですよとっても。ただ、うっとり感激するほどではないかな、というだけで。私がアランデュカスのチョコにあまり心惹かれないせいもあるかもしれない。

アランデュカスのチョコ屋はパリにたくさんあり、以前、お友だちのギフト選びに付き合って入ったとき気前よく試食させてくれたものの、私にはどうもパッとせず...

コンフィチュールはフェルべールですって。先日、ボンマルシェで1瓶11〜12ユーロの値がついているのを見て仰天した(いつのまにそんなことに)。アプリコットが絶品だったわ♡

そして、初めての Cédric Grolet のヴィエノワズリ(ブティックより小さめサイズらしい)、とってもおいしかった♡  長らく気になっていたので大満足。

とはいえ、オペラ通りで1時間(以上?)並んでまでこれを食べたいかというと、んんん... それはちょっと...

ゆったり優雅な朝のひとときを過ごせたので、パラスの朝ごはん最高。すごく良かった。 今度はティータイムに行ってみたい。

早起きすると1日が長い。せっかくなのでバスにのり、パリ市近代美術館へ行った。なんと、夫がここも行ったことないと言うから。無料なのに! 

 



デュフィの電気の妖精がすばらしい。この美術館には、私はこれだけを見に行くと言っていい。色あいがなんともすてき。ずーっと見ていられる。

理系の夫は描かれた科学者たちを見て、これナントカの定理の人だ知ってる?とか、この人ナントカの方程式だよ知ってる?などといちいち気になる様子。そういえば理科や数学で習ったような気がするわね。 あ、エジソンは知ってますよ。

構図もよく考えられていて、牧歌的な時代から科学が発達していく壮大なスペクタクル。

 



展示室からの眺め。冬の夕方に来たら、エッフェル塔のライトアップが綺麗でしょうね。